パジェロ アウトランダー徹底比較!三菱が誇る2つのSUVの違いや特徴とは?
更新日:2024.09.09
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三菱を代表するSUVモデルが、パジェロとアウトランダーです。パリダカなどモータースポーツで活躍したパジェロには、その運動性能に定評があり、アウトランダーはスタイリッシュかつ悪路に強いというイメージがあるモデル。実際どのような違いがあるのでしょうか。
三菱伝統の4WDモデル、パジェロ
日本のSUV/クロスカントリーモデルといえば、トヨタ ランドクルーザー、そして三菱のパジェロが挙げられるのではないでしょうか。
かつてRVブームが発生した90年代には、パジェロ人気にあやかり、パジェロ ミニ、パジェロ ジュニアといった派生モデルも発売されるなど、そのネームバリューは絶大なものでした。
さて、このパジェロは現在4代目。2006年のデビュー後、マイナーチェンジを重ねて熟成されています。ボディは7人乗りロングと、5人乗りショートの2タイプ。居住性も優れたモデルとなっています。
搭載エンジンは、3.0L V6ガソリンエンジン(178ps/5,250rpm、26.6kgm/4,000rpm)と、3.2Lディーゼルターボエンジン(190ps/3,500rpm、45.0kgm/2,000rpm)の2つ。
JC08モード燃費は、ディーゼルが10.4km/L(ショート)、ガソリンは8.4km/L(ショート)という数値になっています。
大柄なボディを豪快に加速させる、45.0kgmという強烈なトルクをわずか2000回転で発生するのも、流石パジェロといったところではないでしょうか。
かつてRVブームが発生した90年代には、パジェロ人気にあやかり、パジェロ ミニ、パジェロ ジュニアといった派生モデルも発売されるなど、そのネームバリューは絶大なものでした。
さて、このパジェロは現在4代目。2006年のデビュー後、マイナーチェンジを重ねて熟成されています。ボディは7人乗りロングと、5人乗りショートの2タイプ。居住性も優れたモデルとなっています。
搭載エンジンは、3.0L V6ガソリンエンジン(178ps/5,250rpm、26.6kgm/4,000rpm)と、3.2Lディーゼルターボエンジン(190ps/3,500rpm、45.0kgm/2,000rpm)の2つ。
JC08モード燃費は、ディーゼルが10.4km/L(ショート)、ガソリンは8.4km/L(ショート)という数値になっています。
大柄なボディを豪快に加速させる、45.0kgmという強烈なトルクをわずか2000回転で発生するのも、流石パジェロといったところではないでしょうか。
洗練されたSUV、アウトランダー
もうひとつの三菱SUVモデル、アウトランダーは2005年にデビュー。2017年現在では2代目となり、2015年のマイナーチェンジにて、三菱自動車肝入りの「ダイナミックシールド」をフロントマスクに採用し、スタイリッシュなSUVへと進化しています。
パワーユニットは、2.0L (150ps/6,000rpm、19.4kgm/4,200rpm)と2.4L (169ps/6,000rpm、22.4kgm/4,200rpm)という2種類の4気筒ガソリンエンジンが用意されています。
JC08モード燃費は、2.0Lが16.0km/L、2.4Lが14.6km/Lと、このクラスではまずまずの数値です。
また、プラグインハイブリッド仕様のアウトランダーPHEVも用意されており、こちらは環境性能が非常に高い評価を受けているのはご存じの通りです。
パワーユニットは、2.0L (150ps/6,000rpm、19.4kgm/4,200rpm)と2.4L (169ps/6,000rpm、22.4kgm/4,200rpm)という2種類の4気筒ガソリンエンジンが用意されています。
JC08モード燃費は、2.0Lが16.0km/L、2.4Lが14.6km/Lと、このクラスではまずまずの数値です。
また、プラグインハイブリッド仕様のアウトランダーPHEVも用意されており、こちらは環境性能が非常に高い評価を受けているのはご存じの通りです。
パジェロとアウトランダー、その違いとは!?
まず両車のサイズをチェックしてみましょう。
・パジェロ…全長4,385mm(ロング4,900mm)/全幅1,875mm/全高1,850mm(ロング1,870mm)
・アウトランダー…全長4,695mm/全幅1,810mm/全高1,680mm
パジェロ ショート仕様こそアウトランダーより全長が短くなっていますが、それ以外はパジェロの方がひとまわり大きく、全高が200mmほど高くなっているのも両車の特性を示しているといえます。
・パジェロ…全長4,385mm(ロング4,900mm)/全幅1,875mm/全高1,850mm(ロング1,870mm)
・アウトランダー…全長4,695mm/全幅1,810mm/全高1,680mm
パジェロ ショート仕様こそアウトランダーより全長が短くなっていますが、それ以外はパジェロの方がひとまわり大きく、全高が200mmほど高くなっているのも両車の特性を示しているといえます。
というのも、アウトランダーは、デリカD:5、ギャランフォルティスと共通のCセグメント用プラットフォームを用いており、あくまでも乗用車ベースのSUVモデル。対してパジェロのフレームには、悪路走破に欠かせないラダーフレームが採用されているのです。
さらに「ラダーフレーム ビルドイン モノコックボディ」へと進化させ、ラダーフレームに高剛性のモノコックボディを溶接、既存のラダーフレーム車と比べて、ねじれ剛性・曲げ剛性とも約3倍(メーカー発表)というボディ剛性を達成しています。
ここからわかるように、都市部での運用がメインとなるスタイリッシュSUVであるアウトランダーに対し、本格的な悪路走行に対応できるパジェロ、という位置づけが明確になっていますね。
さらに「ラダーフレーム ビルドイン モノコックボディ」へと進化させ、ラダーフレームに高剛性のモノコックボディを溶接、既存のラダーフレーム車と比べて、ねじれ剛性・曲げ剛性とも約3倍(メーカー発表)というボディ剛性を達成しています。
ここからわかるように、都市部での運用がメインとなるスタイリッシュSUVであるアウトランダーに対し、本格的な悪路走行に対応できるパジェロ、という位置づけが明確になっていますね。
同じ4WDだが、方向性の違う装備
両車とも現在の三菱のコンセプトである、AWC(オールホイールコントロール)という装備が塔載されています。これは三菱が掲げる「走る歓び」と「確かな安心」を実現するもの。
どちらも電子デバイスによるトラクションコントロールなどを装備しているわけですが、アウトランダーにはランエボでお馴染み、AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)も装備されており、軽快に走る味付けがなされているといえましょう。
一方でパジェロには、アクティブスタビリティ&トラクションコントロールはもちろんのこと、「スーパーセレクト4WD II」が搭載されており、本格的な悪路走破に使用するローギア直結4WD(デフロック)の「4LLc」モードや、後輪駆動にして低燃費クルーズを可能にする「2H」など、4つモードを設定し、さまざまな局面での運用に対応しています。
この本格的な悪路を走破可能というパジェロの能力は、まだインフラ整備の整っていない新興国、途上国といったマーケットでは大きな訴求ポイントとなるのです。
このように、同じ三菱のSUVであるパジェロ、アウトランダーでもその個性には明確に違いがあります。ご自身のニーズに合わせたチョイスをすべきなのがSUVモデルともいえますね。
どちらも電子デバイスによるトラクションコントロールなどを装備しているわけですが、アウトランダーにはランエボでお馴染み、AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)も装備されており、軽快に走る味付けがなされているといえましょう。
一方でパジェロには、アクティブスタビリティ&トラクションコントロールはもちろんのこと、「スーパーセレクト4WD II」が搭載されており、本格的な悪路走破に使用するローギア直結4WD(デフロック)の「4LLc」モードや、後輪駆動にして低燃費クルーズを可能にする「2H」など、4つモードを設定し、さまざまな局面での運用に対応しています。
この本格的な悪路を走破可能というパジェロの能力は、まだインフラ整備の整っていない新興国、途上国といったマーケットでは大きな訴求ポイントとなるのです。
このように、同じ三菱のSUVであるパジェロ、アウトランダーでもその個性には明確に違いがあります。ご自身のニーズに合わせたチョイスをすべきなのがSUVモデルともいえますね。