2017年夏発売予定の新型カムリ、TNGAをフル採用!今までと何が違う?

新型カムリ

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2017年1月に開催された北米国際自動車ショーにて、新型トヨタ カムリが発表されました。初代「セリカ カムリ」から数えると9代目に当たるモデルです。新型カムリは、トヨタの新しい車作りコンセプトTNGAに基づいて開発されています。
Chapter
アメリカで15年連続ナンバーワン!
新型カムリに採用された新プラットフォームTNGAとは?
新型カムリ、大きく変化したエクステリア
エンジンはガソリンとハイブリッド2種
スポーティで斬新なデザインの室内は広くて快適

アメリカで15年連続ナンバーワン!

カムリは現在、アメリカやオーストラリアなど世界10か国で生産、100以上の国と地域で販売されるトヨタを代表するグローバルモデルです。

これまでの累計販売台数は、なんと1,800万台超!特にアメリカでの人気は凄まじく、15年連続で乗用車販売台数1位。2016年度の販売台数は、モデルチェンジ前ということで9.5%減となったにもかかわらず、388,168台というとてつもない台数を販売しています。

新型カムリに採用された新プラットフォームTNGAとは?

新型カムリに採用されたTNGAとは、Toyota New Global Architectureのことで、簡単にいうとトヨタの新しい車作り全体の方針のこと。プラットフォームだけではなく、パワートレーンも一体的に開発することで、エモーショナルで美しいスタイルや、意のままの走りを実現しています。

TNGA採用第1号は、2015年12月発表のプリウスで、その後、LC500、LS500、C-HR、そして新型カムリと続きます。

新型カムリ、大きく変化したエクステリア

新型カムリのフロントデザインは、スリムなアッパーグリルと大きなロアグリルを対比させたキーンルックによって、低重心感とワイドなスタンスを強調しています。

また、新プラットフォーム採用によりエンジンフードと全高を低く抑えながら、後席頭上空間を確保したロングルーフのキャビンシルエットと、クォーターピラーの流麗なキャラクターラインにより、実用性とスポーティさを高次元で両立した独創的なキャビン造形を実現。

これまでの、どちらかといえばオーソドックスなセダンスタイルからは、印象がかなり変わりました。

エンジンはガソリンとハイブリッド2種

パワーユニットには、ガソリン、ハイブリッドともに、TNGAにより設計された新型の直列4気筒2.5L直噴ガソリンエンジンを採用。世界トップレベルの熱効率を達成すると同時に、レスポンスやトルクを向上することで、燃費と動力性能の大幅向上を実現しました。

また、刷新された2.5L用トヨタハイブリッドシステム(THSⅡ)は、小型・軽量・低損失化技術を、高燃焼効率・高出力の新型エンジンと組み合わせることで、優れた動力性能・低燃費を実現しています。

ボディ関係は、低重心化、ボディ・フロア剛性強化、エンジンのマウント位置見直しのほか、リヤに新サスペンションを採用するなど、パッケージ全体を一新。操縦安定性や乗り心地向上などに寄与しています。

すでに自動車にはマストな装備となりつつある安全技術は、ミリ波レーダーと単眼カメラを用いた総合的な制御により、クルマだけではなく歩行者も認識する歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティに加え、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を採用しています。

スポーティで斬新なデザインの室内は広くて快適

インテリアは、TNGAに基づく新パッケージにより、グローバルミッドサイズセダンに相応しい広々とした空間を両立。

フラッシュサーフェイスの表示パネルが未来感を演出しているインパネは、カラーヘッドアップディスプレイ、メーターパネル内マルチインフォメーションディスプレイ、8インチオーディオビジュアルナビゲーションシステムが相互にリンクすることで、操作性を大幅に向上させています。

新型カムリの日本導入は2017年夏の予定。いままで少々地味なイメージがあったカムリですが、新型になって一気に人気が高まりそうですね。


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