アルミホイールとアロイホイールの違いとは?

ホイール

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最近では標準装着の車も増えてきたアルミホイール。多彩なデザインに大きいインチのホイールなど、バリエーションが様々なのも特徴の一つです。一方、カタログを見ると、輸入車を中心に”アロイホイール”という表記が散見されます。アルミホイールとアロイホイール…その違いとは?
Chapter
アルミホイールとは
アロイホイールとは
マグネシウムホイールとは
アロイではない新素材ホイール

アルミホイールとは

アルミホイールは、アルミニウムを基本的な素材として作られているホイールです。ホイールは元々スチール製でしたが、強度を確保するためにはデザイン性を犠牲にしなくてはなりません。

そこで、デザイン性と軽さを求めた結果、最適だった素材がアルミニウムです。特にホイール径が大きくなるに従ってスチールホイールとの重量差がでてきます。

純度100%のアルミニウムは非常に柔らかい素材であるため、アルミホイールは他の金属も含まれるアルミ合金です。概ねアルミの含有量は95%以上となります。現在では、乗用車だけでなく大型車やバスなどにも採用されているため、使用されている方も多いのではないでしょうか。

アロイホイールとは

アロイ(ALLOY)は、合金という意味です。アルミホイールもアルミ合金で出来ていますので、アロイホイールに含まれる形となります。ホイールの素材は、アルミ合金以外にも、一部の高性能車にはマグネシウム合金のホイールを使うケースもあるため、これらもアロイホイールと言い換えることができます。

対して、スチールホイ-ルは鉄鋼を用いて作るため、合金ではありません。この部分を区別するそ意図から「アロイホイール」と表現していると推察できます。

合金製のホイール全般をアロイホイールと呼んでいると言えるでしょう。ちなみに、合金ホールの製造方法として、鋳造(型に溶けた金属を流し込む)と鍛造(熱した金属に大きな圧力を加えて整形する)の二種類がありますが、製造方法の違いは関係ありません。

マグネシウムホイールとは

マグネシウムホイールは材質にマグネシウム合金を用いたホイールを指します。アルミホイールよりもさらに軽量なホイールを製造する事が可能な材質です。しかし、アルミホイールと比べても量産が難しく、高価になりやすい一面があります。

また、塩分や腐食に弱く、耐衝撃性もアルミに比べて落ちるため、耐久性もアルミホイールと比べて低くなります。結果として、サーキットでの用途や特別な超高性能車などでは採用例もありますが、一般車両ではメンテナンスなどの手間からあまり採用されていません。

アルミホイールを消耗品と見なす考え方もありますが、マグネシウムホイールに関しては、当初より消耗品として前提されているケースも。

アロイではない新素材ホイール

新素材として出てきたのはカーボン製ホイールです。基本的な構造は全てカーボン。鍛造アルミホイールより高強度を誇り、重量はアルミの半分強と非常に軽量です。

既に、ロードバイクなどのスポーツ用自転車では採用されていましたが、ようやく自動車用としてもお目見えしています。非常に軽くて強いカーボンですが、ドライカーボン製となりますので、価格はアルミやマグネシウムの比ではありません。

また、アルミホイールでさえも、曲がってしまうと修正しにくいものですが、カーボンは万が一の時は曲がるのではなく、割れてしまいます。よって修正は難しく、超高級車のためのホイールと言えます。
アロイホイールは、合金製のホイールという事で、自動車の場合は概ねアルミニウムかマグネシウムで出来たホイールを指しています。カタログの記載方法の違いで混乱しがちな表現ですが、マグネシウムホイールの採用事例はごく僅かですので、純正の場合はアロイ=アルミと考えてもほぼ間違いではないでしょう。

詳細は、都度ディーラーに問い合わせるなどした方が良さそうですね。
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