2017年に登場?S660のタイプRが100馬力超えで追加される可能性は?

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S660に続いて新型シビックタイプR、新型NSXを発表しようとするホンダ。スポーツカーラインナップへの明確なテコ入れを感ずるところ。そんな中、S660にタイプRが追加される、という噂があるのです。
Chapter
自主規制を突破しなかったS660…
軽自動車64馬力規制を作ったあのクルマ…
軽自動車で100馬力は簡単に出せるのか?
販売されるとしたら、価格は…

自主規制を突破しなかったS660…

ホンダのビート以来、久々の軽スポーツカー「S660」の登場はセンセーショナルなものでした。またその時点から噂されていたのが、「いよいよ自主規制の64馬力を突破するのでは」という事です。

普通車の280PS自主規制が撤廃された現在、軽自動車でも64馬力以上のクルマがリリースされる可能性も出てきており、一時は「100馬力は出してくる」のではないか、という噂もありました。

しかし結果としては、自主規制丁度の64馬力、でのリリース。ホンダとしては「タカタエアバッグ問題」もあったため、慎重なスタートをせざるを得なかったのではないか、と思われます。ホンダらしいエッジの効いたコンパクトスポーツを期待した向きからは落胆もあったかもしれません。

軽自動車64馬力規制を作ったあのクルマ…

軽自動車は64馬力の自主規制なのは周知のとおりです。この基準を作ったのが、1987年2月に発売されたスズキの「アルトワークス」です。3気筒 4バルブ…当時はまだ排気量が550ccでした。これをインタークーラーターボで過給し、最高出力64馬力、最大トルク7.8kgmを発揮させたのです。実は64馬力ではなく、78馬力で出そうとしてたらしいのですが、認可を受けられずに「64馬力」となったいきさつがあるようです。もしこの時認可されていたら現在の自主規制は「78馬力」だった事でしょう。

当時は軽自動車もパワーアップが著しい時代であったこともあり、馬力競争を憂慮した政府から指導が入ったのです。この「自主規制」は排気量が660cc。車体も大型化した2015年現在も生きており、なんとも功罪あるアルトワークス、といえるところ。ただ、当時の軽自動車の衝突安全性は現在と比べるべくもなかった為、この規制はあって然るべきだったとも言えますね。

しかし現在の技術で作った軽自動車は衝突安全性も高くなっており、ましてやスポーツモデルのS660であれば、自主規制を超えてくるのではないか、と噂が出たわけです。

軽自動車で100馬力は簡単に出せるのか?

結論からいえば、ターボ車であれば「簡単に」軽でも100馬力超えをします。旧規格の軽などは出荷時から64馬力以上出ていたケースもあったようです。またフルチューニングしたカプチーノなどで200馬力を叩きだすケースもあるのだとか。

いずれにせよ、タービン交換、ECU書き換えといったカスタマイズで100馬力を超える事は簡単にできます。しかし当然ながら「耐久性の低下」が起きる為、これは市販車としては大きなネガとなります。強化パーツなどエンジン回りの改修も必要になるでしょうから、これはコスト増としてユーザーに跳ね返ってくるところ。

しかしS660のボディワーク、ポテンシャルであれば64馬力はパワー不足、といえますし、このタイプRが100馬力を超えてくるのであれば、既存の軽自動車とは一味違う価値が生まれると考えます。ですから、多少コストアップしてでも「欲しい」という方は多いかもしれません。

販売されるとしたら、価格は…

S660が発表された際、200万円を超えるプライスタグも話題となりました。現在のS660グレードαが218万円であるので、それ以上の価格になるのは当然として、もし販売するとした場合、250万円~300万円…といったあたりではないでしょうか。

軽自動車としてその価格はどうなんだ、という部分はあろうと思いますが、前述のように、クラスを超えた「ライトウェイトスポーツ」になるのは間違いないですし、実際に中高年層にS660の人気が高い事からも、こうした価格設定でも充分「売れる」のではないかと考えます。

近々発表のシビックタイプRも500万円近い価格となりそうですし、かつての「タイプR」とは少し立ち位置が変わってきたようにも感じます。

ホンダの「タイプR」の今後のブランディングが非常に気になるところではありますが、S660のタイプRも、「噂」ではなく本当に出してほしいと願うところです。そして出すのであれば、100馬力以上の出力で。

良い意味で我々を驚かせてくれる、そんな展開をホンダに期待してしまいますね。
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