次期「スープラ」はHVターボで復活?2018年に登場か!

トヨタ FT-1

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ホンダがS660を発表、そして2016年には新型NSXを発表と、なにやらスポーツカー事情があわただしくなってまいりました。

勿論自動車産業の盟主であるトヨタもだまっているわけがありません…。

Chapter
活性化してきたスポーツカー事情
【動画】新型スープラと目される、FT-1コンセプト
新型スープラのパワートレインはハイブリッド採用!?
気になる新型の「立ち位置」…

活性化してきたスポーツカー事情

ホンダは2016年春頃に新型NSXを発表しようとしています。それと同時に、S2000後継モデル、シビックタイプR、そしてリリース済のS660といった各クラスでのスポーツカーラインナップを完成させる勢い。

対するトヨタは、ホンダ同様に、「新型スープラ」を頂点としたスポーツカーラインナップを描こうとしているようです。スープラ、そしてFT86、噂されている1.5L FRスポーツ、といった具合に。我々ユーザーとしてもかつてのように、各メーカーがスポーツカーで凌ぎを削る状況は非常に喜ばしいものがありますし、また技術革新にも繋がる事象であると期待をするとことです。

【動画】新型スープラと目される、FT-1コンセプト

トヨタは2014年1月のデトロイトモーターショーにて「FT-1」、なるスポーツコンセプトを発表しており、恐らくこれを新型スープラの原型と見て間違いなさそうです。また今回の新型スープラはBMWとの協業で開発されているのも周知の事実です。

ドイツで開催中のフランクフルトモーターショー15にて、トヨタの欧州部門を率いるヨハン・ファン・ゼイル(Johan van Zyl)常務役員は「BMWとの提携は円滑に進展している」とコメントしています。しかし、「スポーツカー共同開発プロジェクトへのゴーサインはまだ出ていない。年末までに共同開発を行うか否かの決定を行う」とのコメントもあり、まだ調整には時間がかかる見込み、2016年と予想されていた発売時期は少し遅れそうで、実際には2018年頃になるのでは、という見方がされています

新型スープラのパワートレインはハイブリッド採用!?

こうしたBMWとの共同開発もあり、パワートレインはBMW製3.0L直6ターボエンジン、加えてトヨタのハイブリッド技術を融合させたプレミアム・スポーツクーペになると予測されています。

実際に、トヨタもレクサスLS600hに使用しているハイブリッドモーターの最大出力は224馬力(最大トルク30.6kg)を発揮してますから、高出力のエンジンとモーターでのシステム出力は簡単に500~600馬力を叩きだすと思われます。

また、そのプラットフォームはBMWが発表しているハイブリッドスポーツ「i8」のものを流用する事も検討されているかもしれません。なぜならば「i8」は、プラグインハイブリッドシステムを搭載するスポーツカーで、231ps/320Nmを発生する1.5L3気筒ターボエンジンで後輪を駆動し、131ps/250Nmを発生するモーターで前輪を駆動するシステムとなっており、今回の新型スープラのコンセプトと極めて親和性が高く、エンジン、モーターをさらにブラッシュアップし、カーボンをふんだんに使った軽量ボディとすれば間違いなく、プレミアムなスーパースポーツとなりうると考えられるからです。

気になる新型の「立ち位置」…

このように期待が膨れ上がる新型スープラですが、気がかりなのはスペックはもとより、その「価格」でもあります。日産のGT-Rはスーパースポーツとして約1000万円、勿論高額ですが、同クラスのクルマとしては、圧倒的に安い、と評価をされています。

ちなみに前述のBMW「i8」はお値段約2000万…。当然スペックとしては「i8以上」のものとしなければならないでしょうから、はたしてそのお値段はどうなるか…。まさかレクサスLFAのように3000万円以上、なんて事はないと思いたいですが…。

プライスに関しては、あくまでも「スーパーカー」ではなく、GT-R同様の「スーパースポーツ」枠に踏みとどまる価格帯を我々一般人は期待するところ…。新型スープラには様々期待と注目を寄せるところですが、スペックと同様に、その「立ち位置」も実に気になるところ、といえますね。
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