S660のエンジンを80馬力までブーストアップする方法とは?
更新日:2024.09.09
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2015年4月から発売されているホンダ S660。最高出力は64psですが、80psあたりまで引き上げが可能だとか…。今回は、軽自動車の馬力規制や、S660の馬力引き上げ方法などをご紹介します。
軽自動車の馬力規制
※写真はセブン160
軽自動車には、”最高出力64馬力”という自動車メーカーの自主規制があります。
これは1987年2月に発売された、スズキのアルトワークスが550ccで64psを達成したことがきっかけです。その後、メーカー間のパワー競争が激化し、協定によって64馬力が上限とされることとなったのです。
しかし軽自動車規格は、1990年に660ccへ排気量を拡大。これ以降スーパーチャージャー等の過給器を搭載した軽自動車の大半が、設計本来の出力が出ないよう、性能の低下を目的とした”デチューン”を施し、形式登録を受けています。つまり、法律の範囲内でチューンアップをするだけでも、簡単にパワーアップしてしまうのです。
2014年には、英国のケータハムがスズキの軽自動車向けターボエンジンを搭載するセブン160を発売しました。発売直前まで、エンジンパワーを国内規制にあわせた64psモデルが用意されていたようですが、最終的に発売されたのは本国仕様と同じく80ps仕様のセブン160のみでした。
規格は軽自動車ですが、輸入されたモデルということで規制対象外となっています。
軽自動車には、”最高出力64馬力”という自動車メーカーの自主規制があります。
これは1987年2月に発売された、スズキのアルトワークスが550ccで64psを達成したことがきっかけです。その後、メーカー間のパワー競争が激化し、協定によって64馬力が上限とされることとなったのです。
しかし軽自動車規格は、1990年に660ccへ排気量を拡大。これ以降スーパーチャージャー等の過給器を搭載した軽自動車の大半が、設計本来の出力が出ないよう、性能の低下を目的とした”デチューン”を施し、形式登録を受けています。つまり、法律の範囲内でチューンアップをするだけでも、簡単にパワーアップしてしまうのです。
2014年には、英国のケータハムがスズキの軽自動車向けターボエンジンを搭載するセブン160を発売しました。発売直前まで、エンジンパワーを国内規制にあわせた64psモデルが用意されていたようですが、最終的に発売されたのは本国仕様と同じく80ps仕様のセブン160のみでした。
規格は軽自動車ですが、輸入されたモデルということで規制対象外となっています。
できるだけ効率良く、高出力を得るには?
軽自動車は馬力規制の他にも、”排気量660cc以下”という条件があります。
この条件に64psという自主規制が重なると、限られた条件内で、より効率よく馬力をあげる手段として、過給機(ターボ)を搭載します。これによって、規格の排気量内で自主規制内の出力を効率よく出せる仕組みになっているのです。
この条件に64psという自主規制が重なると、限られた条件内で、より効率よく馬力をあげる手段として、過給機(ターボ)を搭載します。これによって、規格の排気量内で自主規制内の出力を効率よく出せる仕組みになっているのです。
S660の最大出力は80馬力まで引き上げ可能?!最難関となるのはブースト圧
軽自動車の64馬力規制は、あくまでも自動車メーカーが自主的に行っているもの。法規で定められているものではないので、自分のクルマに手を加えて64ps以上にすることは違法行為ではりません。そのため、車検にも通ります。
もちろんS660をパワーアップすることも可能で、80ps程度までの引き上げが実現できます。とはいえ、これ以上の出力を出そうとすると、エンジン内部やECUの見直しを行う必要があります。
もちろんS660をパワーアップすることも可能で、80ps程度までの引き上げが実現できます。とはいえ、これ以上の出力を出そうとすると、エンジン内部やECUの見直しを行う必要があります。
S660はわざとトルクを絞っている!
S660のエンジンは、ノーマルでは4,000rpmくらいから徐々にトルクが落ちていきますが、これはS660が意図的にトルクを絞っていることに原因があります。
そのため、トルクの出力を補正するだけで、最高出力は80ps近くになります。この程度の出力であれば、ラジエター容量なども問題はありません。
いかがでしたか?過給を行えばリッターあたりの馬力は100psオーバーが容易な時代にあって、軽自動車がいつまでもリッター100psに届かないわけではなく、ノーマルのままでも数パーセントのパワーアップであれば簡単にできてしまいます。
とはいえ、エンジン本体はそれほど高出力に耐えるようには設計されていないので、エンジンが壊れてしまうこともあります。このことを認識したうえで、チューニングは自己責任で行いましょう。
そのため、トルクの出力を補正するだけで、最高出力は80ps近くになります。この程度の出力であれば、ラジエター容量なども問題はありません。
いかがでしたか?過給を行えばリッターあたりの馬力は100psオーバーが容易な時代にあって、軽自動車がいつまでもリッター100psに届かないわけではなく、ノーマルのままでも数パーセントのパワーアップであれば簡単にできてしまいます。
とはいえ、エンジン本体はそれほど高出力に耐えるようには設計されていないので、エンジンが壊れてしまうこともあります。このことを認識したうえで、チューニングは自己責任で行いましょう。