カメラ&ソナーのホンダセンシングを標準装備!ホンダ フィットの安全装備を紹介!【プロ徹底解説】

フィットRS

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ホンダの大ヒットモデルであるフィット。その最新モデルは、2020年2月に発売開始となった、第4世代です。発売から2年後になる2022年10月にマイナーチェンジを実施しています。この新しいフィットの安全関連の装備を解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
新世代のHONDA SENSING(ホンダセンシング)を標準装備
4種の新機能を追加して、合計16の機能を備える
HONDA SENSING(ホンダ・センシング)の各機能

新世代のHONDA SENSING(ホンダセンシング)を標準装備

新型フィットには、ホンダの誇る安全運転支援システムであるHONDA SENSING(ホンダセンシング)が標準装備されています。2020年に登場した新型フィットには、その最新世代のシステムが採用されました。最新システムは、約100度の有効水平画角を持つフロントワイドビューカメラと、前後バンパーにそれぞれ4個ずつ装備された計8個のソナーで構成されています。

従来はカメラにミリ波レーダーを組み合わせていましたが、新世代のシステムでは、最新の高速画像処理チップを使うことで、単眼カメラだけで対象物との距離を測定できるようになりました。
また、新型フィットは、2020年度の日本の自動車アセスメント(JNCAP)において最高ランクである「ファイブスター賞」を獲得。さらに、政府が主導するセーフティ・サポートカー制度において、新型フィットは最高ランクである「サポカーS<ワイド>」に該当します。

その安全性能は第三者機関などにも高く評価されているのです。

4種の新機能を追加して、合計16の機能を備える

新型フィットは2022年10月のマイナーチェンジで、HONDA SENSING(ホンダ・センシング)に4種類の新機能が追加されました。それが「急アクセル抑制機能」「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」「ブラインドスポットインフォメーション(タイプ別メーカーオプション)」「後退出庫サポート(タイプ別メーカーオプション)」です。これをあわせてHONDA SENSING(ホンダ・センシング)の機能は、合計16にも達します。

HONDA SENSING(ホンダ・センシング)の各機能

ペダルの踏み間違いに備える「急アクセル抑制機能」

停止中や時速30㎞以下での走行時に、急なアクセルペダル操作をシステムが踏み間違いと判断したときに、急加速を抑制します。ウインカー操作後や登坂路、ブレーキペダルからの踏み替えなどがあると、この機能は約2秒間作動しません。

高速道路で車間距離を保つ「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」

高速道路で渋滞した時に、自車の走行車線を維持するように、ステアリング操作をシステムがアシストします。

斜め後ろの死角を警戒する「ブラインドスポットインフォメーション(タイプ別メーカーオプション)」

走行中に斜め後ろの死角に、他車両を検知すると、その方向のドアミラーの鏡面にマークを表示。その状態で、その方向にウインカー操作をするとマークの点滅と警報音で危険を知らせます。

左右から近付く他車を知らせる「後退出庫サポート(タイプ別メーカーオプション)」

バックしながら駐車場から出るときに、車両の左右から近付いてくる他車両の存在を警報音とナビ画面上の矢印表示で知らせます。

ぶつからないための「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」

歩行者や他車両、人が乗った自転車を検知して、衝突の可能性があると警告し、それでもぶつかりそうになるとシステムがブレーキを作動させます。

前車の発進を知らせる「先行車発進お知らせ機能」

信号などで停車中に、前の車が発進すると、音とディスプレイ内の表示で知らせます。

歩行者への安全「歩行者事故低減ステアリング」

自車が路側帯の歩行者と衝突しそうになると警告し、ぶつかりそうになると、ステアリングでの回避操作をアシストします。

走行車線を維持する「路外逸脱抑制機能」

走行車線や道路境界をはみ出しそうなときに、警告を発し、逸脱を防ぐようにステアリング操作をアシストします。

道路標識を見逃さないための「標識認識機能」

最高速度、はみ出し通行禁止、一時停止、車両進入禁止の道路標識を検知し、ディスプレイに表示します。

先行車に追従する「渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)」

高速道路などで、アクセルとブレーキの操作をシステムが支援します。先行車がいないときは設定した速度を維持し、先行車がいるときは一定の車間距離を保って追従を行います。

ふらつきを抑制するための「車線維持支援システム(LKAS)」

高速道路や自動車専用道路を走るときに、走行車線の中央を維持するようにステアリング操作をシステムがアシストします。

夜間の良好な視界を確保する「オートハイビーム」

夜間を走行中に、対向車や先行車がいないときはハイビームとなり、対向車や先行車がいる場合は、自動でロービームに切り替えます。

間違って飛び出さないための「誤発進抑制機能」

停車時や、時速約10㎞以下で走行中に、前方に障害物があるにもかかわらず、アクセルを踏み込んだ場合、出力を抑えます。誤った飛び出しを抑制します。

後退でぶつからないように「後方誤発進抑制機能」

停車中や時速約10㎞以下でバック走行するときに進行方向に障害物を検知すると、アクセルを深く踏み込んでも出力を抑制します。

低速走行での衝突へ備える「近距離衝突軽減ブレーキ」

時速約2~10㎞で走行中(前方・後方)に、壁などに衝突しそうとシステムが判断すると、自動でブレーキを作動させます。

スムーズな駐車をサポートする「パーキングセンサーシステム」

車庫入れなどで、車の前後、斜め前・後ろにある障害物と自車が接近すると、音と表示で知らせてくれます。
新型フィットは、数多くの安全機能を備えるHONDA SENSING(ホンダ・センシング)を標準装備としています。ただし、機能があれば万全というわけではありません。どのような内容なのかは、ぜひとも理解した上で、機能を利用するようにしましょう。過信は厳禁です。
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