レクサスISをライバルのBMW3シリーズと徹底比較&解説!!【プロ徹底解説】

レクサスIS500

2013年に登場し、約9年のモデルライフの中で2度のマイナーチェンジを行い進化しているレクサスIS。

日本国内ではセダン離れが進んでおり、スポーティセダンのレクサスISは人気の輸入車に対して孤軍奮闘しています。

ここでは、レクサスISとライバル車との違いを徹底比較します。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
レクサスISのライバルはBMW3シリーズ
レクサスISとBMW3シリーズのボディサイズを比較
レクサスISとBMW3シリーズの車両本体価格を比較
レクサスISとBMW3シリーズのパワートレイン・安全装備を比較
レクサスISがBMW3シリーズに対して優れている点は?
BMW3シリーズがレクサスISに対して優れている点は?

レクサスISのライバルはBMW3シリーズ

レクサスISのライバルとしてピックアップしたのは、BMW3シリーズセダンです。

レクサスIS、BMW3シリーズともガソリンエンジンだけでなく、ハイブリッドなど多彩なパワートレインを用意し、ハイパフォーマンスモデルを設定し、走りを追求しているなどコンセプトも似ています。

レクサスISとBMW3シリーズのボディサイズを比較

まず、ボディサイズを比較してみましょう。

レクサスISは、全長4,710mm(IS500は4,760mm)×全幅1,840mm×全高1,435(4WD車は1,440)mmとなっています。

対してBMW3シリーズは全長4,720(一部4,725)mm×全幅1,825mm×全高1,440(一部は1,445)mmとほぼ同じサイズですが、レクサスISのほうがワイドとなっています。

ちなみに、3シリーズのハイパフォーマンスモデルM3セダンは全長4,800mm×全幅1,900mm×全高1,440mmとなっています。

また、ホイールベースは、レクサスISが2,800mm。そしてBMW3シリーズが2,850mmと50mmBMW3シリーズのほうが長くなっています。

レクサスISとBMW3シリーズの車両本体価格を比較

続いて車両本体価格を見てみると、レクサスISはIS300の480万円〜IS500“F SPORT Performance”の850万円となっています。

一方、BMW3シリーズは、318iの548万円〜M340i xDriveの1040万円。そしてM3セダンは1382万円となっています。

価格帯全体を見てみると、レクサスISのほうが安く見えますが、価格帯のボリュームゾーンは見事に重なっています。

レクサスISとBMW3シリーズのパワートレイン・安全装備を比較

レクサスISが搭載しているパワートレインは、最高出力245ps、最大トルク350Nmを発生する2L直列4気筒ターボエンジン。

システム最高出力220psを発生する2.5Lエンジンのハイブリッドシステム。

最高出力318ps、最大トルク380Nmを発生する3.5L V型6気筒自然吸気エンジン。

そして最高出力481ps、最大トルク535Nmを発生する5L V型8気筒自然吸気エンジンの4種類。

一方、BMW3シリーズは、最高出力156ps/184psという異なる出力の2L直列4気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、最高出力190ps、最大トルク400Nmを発生する2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン。

最高出力387ps、最大トルク500Nmを発生する3L直列6気筒ターボエンジン。

そして、2Lエンジンとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの5種類。

そしてM3セダンには最高出力510ps、最大トルク650Nmを発生する3L直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載しています。

自然吸気エンジンが主流のレクサスISとターボエンジンがメインのBMW3シリーズとハッキリと分かれているのが特徴です。

安全装備面では、レクサスISもBMW3シリーズも先進の運転支援システムを搭載しています。

レクサスISがBMW3シリーズに対して優れている点は?

レクサスISとBMW3シリーズを比較して、レクサスISの良い点は、なんと言っても世界的に数が少なくなっている大排気量自然吸気エンジンを搭載していることが挙げられます。

昭和の時代には「排気量アップにまさるチューニングはない」と言われるほどで、エンジンのボアアップが主流でした。

低回転域から最大トルクを発生するターボなどの過給器は魅力ですが、アクセルペダルを踏めば踏むほどパワーが出て、どこまでも加速していきそう!というフィーリングは大排気量自然吸気エンジンしか味わえません。

また、マフラーが奏でるサウンドも自然吸気エンジンのほうが、ドライバーをワクワクさせます。

そんな自然吸気エンジンをレクサスISは3.5L V6と5LV8の2種類も用意しています。

BMW3シリーズがレクサスISに対して優れている点は?

スポーティセダンのベンチマークと呼ばれているのがBMW3シリーズです。

レクサスISもBMW3シリーズをお手本としている部分はあると思います。

やはり、BMW3シリーズの“駆け抜ける歓び”を具現化した走行性能は魅力です。

FR車を中心にxDriveと呼ばれる4WD車も増えていますが、4WDはBMWらしいFR車のようなチューニングが施されており、BMWらしさはスポイルされていません。


また、ガソリン、ディーゼル、PHEVとレクサスISより多彩なパワートレインを選べるのもBMW3シリーズのメリットと言えます。

レクサスISが登場したのが2013年。BMW3シリーズが日本に導入されたのが、2019年と6年の差があります。

この年数の差がインテリアのデザインや使い勝手に出ています。

走行性能面では、レクサスISとBMW3シリーズの差は縮まっていると思いますが、やはりあらゆる路面状況でも安定して高いパフォーマンスを発揮するBMW3シリーズと比べると、若干の差を感じてしまいます。

しかしターボエンジン主体のBMW3シリーズに対して、レクサスISは大排気量自然吸気エンジンを2種類も搭載しています。

このようなパワートレインを最新モデルで味わえるのはレクサスを選ぶ大きな理由と言えるでしょう。

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