新世代のレクサスデザインを採用!レクサス NXのエクステリア・デザインを紹介!【プロ徹底解説】

NX

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これまで世界市場で約105万台が販売されてきたレクサスの中核モデルが「NX」です。2014年に初代モデルが誕生し、2021年秋にフルモデルチェンジした新世代の2代目「NX」が日本に上陸しています。新しい「NX」のエクステリア・デザインの狙いなどを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
プロポーションの「独自性」とテクノロジーに根差した「シンプリシティ」
骨太で迫力あるプロポーションに
迫力あるグリルとシャープなヘッドライト
伸びやかさと軽快感、見ごたえある質感が同居するサイドビュー
凝縮感と張り出したリヤタイヤの存在を強く感じるリヤビュー
エクスリアカラーとホイール

プロポーションの「独自性」とテクノロジーに根差した「シンプリシティ」

新しいNXの車としてのコンセプトは「Vital×Tech Gear(バイタル×テック ギア)」です。生命的な躍動感であるVital(バイタル)と先進技術のTech(テック)が融合するスポーツギアというもの。そして、デザイン、走り、先進技術を全面刷新した、レクサスの新世代モデルの第一弾となります。つまり、新型NXで採用されたデザインや技術が、この後にデビューする他のレクサス車にも取り入れられることになります。レクサスの商品群全体が新しくなる区切りのモデルですから、当然、その内容も力の入った意欲的なものと言えるでしょう。
デザインは、「運動性能や機能に寄与するプロポーションの『独自性』とテクノロジーに根差した『シンプリシティ』を追求した、次世代レクサスのデザイン」が採用されたとトヨタは説明します。これは、レクサスらしい走りを生み出すためのプロポーションは、他にない『独自性』があり、表現としては技術的な意味のあるシンプルさを極める=『シンプリシティ』と理解すればいいでしょう。

骨太で迫力あるプロポーションに

新型NXは、新しいTNGAのGA-Kプラットフォームが採用されたことも特徴のひとつとなります。車の骨格をなすプラットフォームを新しくしたことで、新型NXは、より骨太なダイナミックさを手に入れました。寸法の変化は、先代の全長4,640×全幅1,845×全高1,645mmから、全長4,660×全幅1,865×全高1,660mmと若干の拡大に留まります。ただし、トレッドは前後1,580mmから前1,605・後1,625mmと最大で45mmも大きくなっています。また、基本のタイヤのサイズも225/60R18から235/50R20へと拡大。より迫力あるプロポーションとなっています。

迫力あるグリルとシャープなヘッドライト

レクサスの象徴でもあるスピンドルグリルは、新型NXではグリルのメッキ枠が廃止され、より塊感が増しています。グリルの中のパターンは、立体感のある縦長U字形のブロックとなっています。グリル面が垂直に近くに立てつつ、ボンネットフードの先がフロントの先端近くまで伸びていることも、塊感を増す要因のひとつとなります。

ヘッドランプは全体を黒基調とすることで、L字型のデイタイムランニングライトの存在がより際立つようになっています。
迫力あるスピンドルグリルとシャープなヘッドライトの組み合わせは、SUVらしい力強さに満ち溢れています。

伸びやかさと軽快感、見ごたえある質感が同居するサイドビュー

サイドビューでは、直立したグリルまで続くボンネットフードにおいて伸びやかさが演出されています。また、リヤの短いオーバーハングは車全体の軽快さをアピール。前後フェンダーのシャープなキャラクターラインと、ドア回りの曲面による対比が、シンプルでありながら見ごたえある質感を生み出しています。

凝縮感と張り出したリヤタイヤの存在を強く感じるリヤビュー

バックドアは、中央に向けてスピンドルをモチーフにした絞り込んだ形状となっており、そのドアを左右の膨らんだリヤフェンダーが挟み込むという配置とし、リヤ周りの凝縮感と、リヤタイヤの張り出し感を演出しています。

リヤのコンビネーションランプには、新しく左右をつなぐ一文字ランプが追加されました。ただし、完全に一体化するわけではなく、赤いストップランプの光は、真ん中に一文字、左右に独立したL字型ランプという3つを組み合わせているのが特徴となります。
リヤのエンブレムは、L字ロゴではなく、新たに「LEXUS」の文字を使ったロゴに変更されています。

エクスリアカラーとホイール

エクステリアカラーは全部で11色。レクサス独自の金属表現技術を使ったソニッククロム、ストレートな高彩度なセレスティアルブルーガラスフレーク、深みと鮮やかさを併せ持ったブレジングカーネリアンコントラストレイヤリング、ソニッククォーツ、ソニックチタニウム、ブラック、グラファイトブラックガラスフレーク、マダーレッド、テレーンカーキマイカメタリックの9色と、“F SPORT”専用色のホワイトノーヴァガラスフレーク、ヒートブルーコントラストレイヤリングの2色が用意されています。

また、ホイールも235/50R20インチで、“F SPORT”用に2種、それ以外に4種、235/60R18を1種と、合計6種類が用意されています。
スポーティ・グレードとなる“F SPORT”には、専用の20インチのアルミホイールをはじめ、バンパーロアスポイラー、フロントサイドガーニッシュなどが装備されています。
レクサスのコアモデルとして世界中で高い人気を誇るNX。新型モデルは、先代の「プレミアム・アーバン・スポーツ・ギヤ」という基本コンセプトを引き継ぎながら、より躍動感と先進感を高めました。デザイン面では、新世代レクサスのトップバッターとして、新たなコンセプトが採用されたのが、特に大きなポイントとなります。
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