特定される？SNSに車の写真を投稿するとき、ナンバープレートは隠した方がいいの？

仮にSNSに投稿した写真に自動車のナンバープレートの番号が映り込んでしまった場合にも、ナンバープレートの番号から登録名義人を照会することは容易ではないことから、個人識別性を欠き、「個人情報」には該当しないとされています。

もちろん、運輸支局または自動車検査登録事務所の窓口において、所有者等の登録事項を確認することはできるものの、確認には、ナンバープレートに表記されている文字・数字全ての他に、車台番号7桁の数字全てが必要になります。

加えて、請求事由を明示する必要があるとともに、請求する側の住所及び氏名を確認するもの(運転免許証など)も必要になります。

このように、登録名義人を照会するにはいくつかの手順を踏まなければならならず、ナンバープレートの番号のみで、個人情報を特定することはできません。

よって、ナンバープレートを隠してないからといって、個人情報が特定されることはないでしょう。

しかし、むやみやたらに車のナンバープレートをSNSに投稿してもいいわけではありません。

当然、車のナンバープレートの他に持ち主の顔や家などが一緒に写り込んでいれば、個人の特定がされやすくなるでしょう。

SNSに愛車を投稿する際にナンバープレートの番号に気を遣う必要はないものの、投稿する前に、個人情報が取得できるものなどの写してはいけないものが写ってないかを確認するようにしましょう。