スポーツカーとは思えない?!ポルシェ 8代目911 (992)の多彩なシートアレンジ機能とは

911

※この記事には広告が含まれます

今回は、ポルシェ 8代目911のシートアレンジ機能についてご紹介します。

8代目911は、歴史を彩ってきたこれまでのモデルの集大成となっています。

また、伝統を受け継ぐと同時に、未来のビジョンを示している8代目911。最大の特徴は時代にとらわれないひと目で911と分かるシルエット。

そんなダイナミックスポーツカーである8代目911のシートアレンジ機能は、一体どうなっているのかを徹底解剖していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ポルシェ 8代目911 (992)の歴史を振り返ってみる
ポルシェ 8代目911 (992)とは、どのようなクルマなのか!?
ポルシェ 8代目911 (992)のシートはどのようなものが採用されている!?
ポルシェ 8代目911 (992)のシートアレンジは使い方いろいろで自由自在!
ポルシェ 8代目911 (992)のシートの機能性を高めるその他の装備
ポルシェ 8代目911 (992)は運転支援システムが充実している

ポルシェ 8代目911 (992)の歴史を振り返ってみる

911はドイツの自動車製造者ポルシェが、1964年に高級スポーツカーとして販売したのが歴史の始まりです。

エンジンには空冷水平対向6気筒、低騒音と高出力を併せ持つSOHCが採用されています。

2代目は930型という名称で1974年に発売されました。ボディにはクーペとタルガの2種類が用意され、トランスミッションにはポルシェ内製トランスミッションが採用されました。

1989年には3代目、1993年には4代目、1998年には5代目が発売されました。

そして2004年には6代目が発売されました。6代目は5代目911をベースに大幅改良されており、インテリア(内装)の質感の向上や、ヘッドライトは不評だった涙滴型ヘッドライトを廃止し、丸型ヘッドライドが復活しました。

2011年には7代目となる991型911が発売されました。7代目では車体へ軽量金属を大幅導入し、歴代のモデルに比べて剛性を高め、60kgの軽量化を実現しました。

2015年にマイナーチェンジが行われ、従来の自然エンジンに代わり、ライトサイジングターボエンジンが搭載されました。

そして2018年に8代目となる992が発売されました。

ポルシェ 8代目911 (992)とは、どのようなクルマなのか!?

911には、クーペ、カブリオレ、タルガという3つのモデルがラインナップし、それぞれのモデルで、グレードが分けられています。

まず、クーペは911のエントリーモデルで、グレードはカレラ、カレラ 4、カレラ S、カレラ 4Sの4種類。

すべてのグレードで10.9インチタッチスクリーンディスプレイを備えた高級感のあるインテリアと高度なコネクティビティ装備。

また、ポルシェウェットモードに代表される革新的なアシスタンスシステムなども採用しています。

カレラはカレラSよりもひとまわり小さな標準装着ホイールとブレーキ、2本のシングルエキゾーストテールパイプの装備。カレラSには、3.0L6気筒のツインターボエンジンを搭載しており、加速性能はトップレベルです。

次に、カブリオレは911のオープンカー。グレードはカレラ カブリオレット、カレラ 4 カブリオレット、カレラ S カブリオレット、カレラ 4S カブリオレットの4種類。

新型911カブリオレも従来モデルに引き続き、ソフトトップを採用。

スイッチ操作ひとつで開閉が可能な仕様となっており、オープン化されたこと以外は、エクステリア(外装)の基本デザインはクーペモデルと同じです。

最後に、タルガは911のハードトップオープンカー。グレードはタルガ4、タルガ 4Sの2種類。Bピラーを固定にしてフロントの乗車席頭上のパネルを取り外しすることができる仕様となっています。

搭載されるエンジンは3.0L6気筒のツインターボエンジンで、駆動方式は4WDみのとなります。

ポルシェ 8代目911 (992)のシートはどのようなものが採用されている!?

8代目911のシートには、14wayのエレクトリックコントロール スポーツシートが採用されています。

このスポーツシートは快適性に優れているだけでなく、横方向のサポート性もかなり良いです。

そして、シートの高さやバックレストの角度は、前後位置、ランバーサポートなどと同じように電動で調節できる仕様になっています。

また、ドライバーのシート位置を記憶するメモリー機能も備わっているほか、ヘッドレストには“turbo”または“turbo S”のロゴがエンボス加工されており、とてもかっこいいデザインです。

レザーのバックレストとキルティングによるシートセンターを組み合わせた一体型のシートとなっています。

以上のように、8代目911のシートには、快適性と実用性に優れたスポーツシートが採用されています。ぜひ、試乗してこのシートの良さを体感してみてはいかがでしょうか。

ポルシェ 8代目911 (992)のシートアレンジは使い方いろいろで自由自在!

911にはスポーツカーとは思えないほど利便性の高いシートアレンジ機能を兼ね備えています。

まず室内は伝統の2+2構成を採用しています。

リアシートは従来よりも改良された仕様となっており、高さと幅を旧型比20mmも拡大し、大人でもゆったり過ごすことができる大きさと言えるでしょう。

リアシートのシートバックは分割可倒式を採用しています。

そのため、シート倒すことで広い荷室空間を作り出すことが可能。日常のお買い物の荷物から、旅行の際のキャリーバッグまで余裕を持って載せることができます。

また、乗員がいるときは、リアシートを座席として、いないときは荷物を載せる荷室になど利用に応じて使い分けることができます。

このように8代目911のリアシートには、スポーツカーとは思えないほどの使い勝手のよいシートアレンジ機能が搭載されています。

リアシートのスペースの大きさについても、従来モデルより拡大しています。

そのため、より多くの荷物を載せることができるだけでなく、乗員が快適に過ごすことができる仕様になっています。

ポルシェ 8代目911 (992)のシートの機能性を高めるその他の装備

911にはポルシェ テクイップメントという後付けでのカスタマイズによる、幅広いアクセサリーが用意されています。

まずご紹介するのが特別に設計されたチャイルドシートです。

厳しい安全基準をクリアし、ポルシェ向けに特別に試験されたチャイルドシートを採用しています。このチャイルドシートの採用により、12歳までの乗員の安全性の確保と快適性を提供します。

次にご紹介するのがフロアマットです。

911のフロアマットはごくわずかなディティールに至るまで精密に作られており、ピッタリとフィットします。

そしてクルマを泥汚れなどから守ることができ、室内のインテリアとしてアクセントにもなります。

他にも車両上部には自転車を積載可能なバイシクルラックが用意されています。

これにより室内に自転車を積載せずに済むので、積載量が多くなり、シートアレンジの幅が広がります。

ポルシェ 8代目911 (992)は運転支援システムが充実している

911は先進の運転支援システムで、ドライバーの安全な運転をサポートします。

世界初の新開発であるウェットモードでは車両に内蔵されている音響センサーが水しぶきを検知し、路面の濡れを認識します。

その後、システムがドライバーにウェットモードに切り替えるように促します。

ウェットモード選択後は、シャーシコントロールシステムやドライブトレインのレスポンスが、走行状況に応じて制御されます。

他にもクルーズコントロールは一定の速度内で、前方のクルマとの距離を一定に保つように自動で走行します。

これにより高速道路などの長距離運転によるドライバーのストレス・疲労を軽減します。

レーンキープアシストはカメラで車線を感知し、車線をはみ出しそうになった場合に自動でステアリング操作をサポートし快適性や安全性を高めています。

ナイトアシストは歩行者や動物をヘッドライトが照射する前に赤外線カメラにより検知します。

そしてメーターパネルのサーマルイメージによってドライバーに警告することで、夜間での安全性をよりいっそう高めます。

今回はポルシェ 8代目911のシートアレンジについてご紹介しました。

911のシートアレンジ機能はスポーツカーとは思えないほど使い勝手が良く自由自在で、場面に応じた使い方ができます。

また、機能性を高める装備であったり、運転支援システムなども充実しているクルマであるということもわかりました。

この機会に、一度911を検討してみてはいかがでしょうか。

※2021年7月現在
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細