ダイハツ 4代目タントには軽自動車初の機能が満載?!モデルチェンジ前の3代目との違いを解説(5BA-LA650S/5BA-LA660S/6BA-LA650S/6BA-LA660S型)

ダイハツ タントはデビュー以来、フルモデルチェンジを行いながら、継続して高い支持をユーザーから得ている人気のクルマです。ここでは、歴代タントがどういったクルマなのかをチェックしていきましょう。

初代タントは、2003年11月にデビューしています。軽自動車にスーパーハイトワゴンという新しいジャンルを提唱したモデルです。

そのボディは、広い室内空間にコンパクトなショートノーズを備え、車両の全高が高いという特徴があります。特にファミリー層で人気を博したモデルと言えます。

1999年にフルモデルチェンジされた2代目タントが発売。初代と比べて、より利便性の高いモデルになっており、実用的な機能が装備されているのが特徴です。

軽自動車初となる、センターピラーレス化とスライドドアを組み合わせたミラクルオープンドアを助手席側に採用。広い室内空間だけでなく、乗り降りや積載性の向上を考えた構造を取り入れています。

3代目タントは2013年に発表されています。安全性能強化の一環として、衝突被害軽減ブレーキスマートアシストを採用。実用面だけでなく、セーフティ面でも性能向上を果たしています。

実用面では、2代目から装備されたミラクルオープンドアの使い勝手を拡張、積載性を上げるために、リアシート(後席)下部をフルフラット化しています。

2019年にフルモデルチェンジされた4代目タントは、新方針となるダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーのコンセプトに基づき、さらに多くの新しい機能を取り入れて、クルマ全体としてより理想的な進化を遂げている点が特徴です。

4代目では、ダイハツ タントのプラットフォームは刷新され、高剛性化と軽量化を両立しています。これにより、3代目と比べて、ワンランク上の乗り心地と操縦安定性を実現しています。

4代目に装備された軽自動車初となる、実用的な機能を3つチェックしましょう。

1つ目は、クルマに近づくだけでドアが自動オープンするパワースライドドア ウェルカムオープン機能です。

2つ目は、ドアロックまでの待ち時間を解消するパワースライドドア タッチ＆ゴーロック機能。

3つ目は、手動で半ドアの位置まで閉めると、あとは自動で全閉する助手席イージークローザー機能があります。

安全性能については、先進技術によって進化した予防安全機能スマートアシストを搭載。軽自動車で初めてとなるハイビームとロービームを自動で切り替えるADB(アダプティブドライビングビーム)を装備しています。

操作性と視認性の向上のため、4代目のインテリア(内装)は改良されています。アームレスト、シフトノブ、ステアリング、インナードアハンドル、デジタルメーターなどの装備品のレイアウトの変更や、シート座面の高さの見直しなどを行って、より快適なドライブを約束します。

エクステリア(外装)では、360°スーパーUV＆IRカットガラスを新たに採用。紫外線から乗員をプロテクトします。ボディカラーリングはユーザーの多様なニーズに応えて、ブルーミングピンクメタリックやアイスグリーンなどの新色を追加。多くのカラーバリエーションから好きな色をチョイスできます。

ダイハツ タントは使い勝手の良い室内空間が特徴ですが、4代目ではさらに機能が進化して快適性が向上しています。

4代目のシートに備わっているスライド機能について紹介します。運転席は最大540mm、助手席は最大380mmのスライド機能があり、シーンに応じて足元にゆとりのあるスペースを生み出せます。

リアシートには、左右の席を別々にスライド可能な左右分割ロングスライド機能を装備。可動域が最大240mmあり、荷物が多い際にはラゲッジルーム(荷室)の拡大を簡単に行えます。

スライド機能だけでなく、レバーによるワンモーションで、リアシートをフラットに格納できる機能も実用的です。格納することで、フラットなラゲッジルームを生み出し、大きな積載物でも無理なく収納ができます。

フロントシート(前席)同様に、リアシートにもリクライニング機能が装備されています。リアシートをリクライニングして、フロントシートを倒せばフルフラットな空間を作り出せ、長い荷物でも積載可能です。

4代目のダイハツ タントは歴代モデルの長所を踏襲しながら、先進の技術による新たな機能をプラスした、現代にふさわしい実用的な軽ハイトワゴンと言えるでしょう。

この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

※2021年6月現在