BMW3シリーズの安全装備を徹底解説!パーキング・アシスタントやリバース・アシストってどんな装備?【プロ解説】
更新日:2024.09.09
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2019年3月、新型となって登場したBMW3シリーズ。新型3シリーズにはBMW伝統のスポーティで精密なプレス・ラインや、象徴的なキドニー・グリルなど40 年以上の伝統を継承しつつ、AIを活用した新開発のインテリジェント・パーソナル・アシストを初採用するなどライバルのメルセデス・ベンツCクラスなどと互角以上に渡り合える実力を備えつつ登場しました。今回は、外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気カラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバル比較など、あらゆる視点からBMW3シリーズをひも解いていきます。*記事に登場する白い試乗車は、BMW 320d xDrive M Sportです。
文・写真/萩原 文博
文・写真/萩原 文博
現行型BMW3シリーズの安全装備を徹底チェック!
現行型BMW3シリーズは受注生産となる320iSEを除いた全モデルに最先端の運転支援システムが搭載されています。現行型BMW 3シリーズで新たに導入された高性能3眼カメラをはじめ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって、より精度と正確性が向上した、最先端の運転支援システムをほとんどのグレードに標準装備しています。 ドライバーが任意に設定した速度をベースに施工者との車間距離を維持しながら自動で可減速を行い高速道路などの走行をサポートするアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)。
現行型BMW3シリーズには安全性を高めてくれるセンサーがいっぱい!
リアバンパーに組み込まれたセンサーにより、ドライバーから死角になる左右後方の車両や追い越し車線上を急接近してくる車両を認識し、ドラマイラー内側のインジケータを転倒させドライバーに警告するレーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)。そして車線からクルマが逸脱しそうになるとステアリング・ホイールを振動させてドライバーに注意を促すレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)。0〜210km/hの車速範囲内であれば、ステアリングを自動的に操作に車両を常に車線の中央に保つステアリング&レーン・コントロール・アシスト。
そしてボディ側面の前後左右に装備された計4個のセンサーによって隣の車線を走行するクルマが車線変更する際などに側面衝突の危険が高まった場合、走行中の車線を維持しながら、接近してくるクルマとの距離を取るようにステアリング操作に介入し、衝突回避をサポートするアクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション。検知した自動車や歩行者との衝突が避けられないと判断したときに、システムが自動的にブレーキをかけて衝突回避。被害軽減を図る衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニングが装備されています。
BMW3シリーズに搭載されている運転支援システムは、BMWだけでなく、国産・輸入車の中でもトップレベルの機能を実現しています。 また、2019 年夏以降に日本市場に導入されたモデルには、ハンズ・オフ機能が搭載されています。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路などでの渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムです。この機能では、高速道路上で渋滞により時速60km以下となった場合、絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行が可能となります。
現行型BMW3シリーズは同じルートをバックで正確に戻る?!
BMW 8シリーズクーペ
さらに標準装備となるパーキング・アシスタントには、新型BMW 8シリーズから導入されたリバース・アシスト機能が採用されています。このリバース。アシストは時速35km以下の走行時に車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となります。この機能を活用することで、例えば、日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる非常に便利な機能と言えるでしょう。
パーキングアシスタントの模様が動画で見れます!待望のディーゼル登場!BMW 3シリーズ!320d Mスポーツは楽しいクルマに仕上がっているのか?自動パーキングアシストも試してみました!
2019年、7代目へと進化したG20型BMW 3シリーズ。日本ではガソリンエンジン車を先行で導入した後、ディーゼルエンジン車を導入しました。また、渋滞時ではとても便利なハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援システムや自動パーキングアシストなど先進の運転支援システムを搭載。一体、どんなクルマに仕上がっているのか?河西啓介がチェックします。