ライバル対決「スズキ ソリオ vs トヨタ ルーミー」をプロが徹底比較&解説!
更新日:2024.12.06

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「プチバン」「コンパクトハイトワゴン」と呼ばれるソリオ/ソリオ バンディット。
同じクラスのライバルといえば、常に新車販売台数上位にランクインしているトヨタ ルーミーでしょう。
ソリオとの違いは何なのか、どういった点で優れているのか徹底比較しました。
文・写真/萩原 文博
同じクラスのライバルといえば、常に新車販売台数上位にランクインしているトヨタ ルーミーでしょう。
ソリオとの違いは何なのか、どういった点で優れているのか徹底比較しました。
文・写真/萩原 文博
スズキ ソリオとトヨタ ルーミーの比較表
スズキ ソリオ(1.2 G) | トヨタ ルーミー(1.0 X) | |
---|---|---|
型式 | 5BA-MA27S | 5BA-M900A |
新車価格 | 164.8万円 | 155.7万円 |
中古車価格 | 14〜270.1万円 | 49.8〜259万円 |
ボディタイプ | コンパクト/ハッチバック | コンパクト/ハッチバック |
全高 | 1,745mm | 1,735mm |
全幅 | 1,645mm | 1,670mm |
全長 | 3,790mm | 3,700mm |
燃費 | 19km/L | 18.4km/L |
燃料 | 無鉛 | 無鉛 |
車両重量 | 960kg | 1,080kg |
ドア数 | 5ドア | 5ドア |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
排気量 | 1,242cc | 996cc |
駆動方式 | フロント | フロント |
トランスミッション | CVT | CVT |
ハンドル | 右 | 右 |
最小回転半径 | 4,800mm | 4,600mm |
前輪サイズ | 165/70R5 | 165/65R5 |
後輪サイズ | 165/70R5 | 165/65R5 |
ソリオのライバル車は?
スズキソリオのライバル車は、トヨタ ルーミーです。
2019年の新車販売台数では、ソリオの4万4488台に対してルーミーは9万1650台と約2倍の販売台数を記録しているコンパクトハイトワゴンのヒットモデルです。
2019年の新車販売台数では、ソリオの4万4488台に対してルーミーは9万1650台と約2倍の販売台数を記録しているコンパクトハイトワゴンのヒットモデルです。
全長・荷室長ともにソリオがルーミーよりも大きい
■ボディサイズ
ソリオ 全長3,790mm×全幅1,645mm×全高1,745mm
ルーミー 全長3,700mm×全幅1,670mm全高1,735mm
■室内長
ソリオ 2,500mm
ルーミー 2,180mm
全長の違いに対して、ソリオは荷室がルーミーよりもかなり広くなっています。
一方のルーミーはワイド&ローのフォルムが特徴と言えます。
ソリオ 全長3,790mm×全幅1,645mm×全高1,745mm
ルーミー 全長3,700mm×全幅1,670mm全高1,735mm
■室内長
ソリオ 2,500mm
ルーミー 2,180mm
全長の違いに対して、ソリオは荷室がルーミーよりもかなり広くなっています。
一方のルーミーはワイド&ローのフォルムが特徴と言えます。
パワートレインは、ソリオが全車に4WDを用意
搭載するパワートレインは、ソリオが1.2L直列4気筒エンジンと1.2Lエンジンのマイルドハイブリッドシステムの2種類です。
ルーミーは1L直列3気筒DOHCエンジンと1L直列3気筒ターボエンジンの2種類となっています。
組み合わされるミッションは全車CVTで、駆動方式はソリオが全車2WD(FF)と4WDを用意しているのに対して、ルーミーは1L直列3気筒DOHCエンジンのみ4WD車を設定しています。
ルーミーは1L直列3気筒DOHCエンジンと1L直列3気筒ターボエンジンの2種類となっています。
組み合わされるミッションは全車CVTで、駆動方式はソリオが全車2WD(FF)と4WDを用意しているのに対して、ルーミーは1L直列3気筒DOHCエンジンのみ4WD車を設定しています。
車両本体価格は約150万円〜約200万円とほぼ同じ
車両本体価格は、
ソリオ/ソリオバンディットが158万1,800円〜213万1,800円。
対してルーミーは155万6,500円〜209万円と同じ価格帯です。
ソリオは2020年11月にフルモデルチェンジをしましたが、ルーミーも2020年9月にマイナーチェンジを行っており商品力に磨きを掛けています。
ソリオ/ソリオバンディットが158万1,800円〜213万1,800円。
対してルーミーは155万6,500円〜209万円と同じ価格帯です。
ソリオは2020年11月にフルモデルチェンジをしましたが、ルーミーも2020年9月にマイナーチェンジを行っており商品力に磨きを掛けています。
ソリオとルーミーを比較してソリオの方が優れている点は?
まずはボディサイズがソリオのほうが大きいこともあり、室内空間が広いです。
特に室内長は圧倒的に広く、居住スペースだけではなく荷室も床面長が100mm拡大しており、大きな荷物を積むことも可能です。
特に室内長は圧倒的に広く、居住スペースだけではなく荷室も床面長が100mm拡大しており、大きな荷物を積むことも可能です。
また、走行性能もソリオの方が優れています。
ソリオはハーテクトと呼ばれる軽量・高剛性のプラットフォームに加えて、構造用接着剤を採用し操縦安定性や乗り心地・静粛性を向上しています。
さらに、ルーフパネルとルーフメンバーの接合部に高減衰マスチックシーラーを採用し、こもり音や雨音を低減させています。
そしてリアサスペンションのストローク拡大やコイルスプリングも見直すことで、リアシートの乗り心地を向上させているのが特徴です。
小さなお子さんを乗せることが多いソリオだけに、後席の乗り心地の向上は非常に大きなポイントと言えます。
ソリオはハーテクトと呼ばれる軽量・高剛性のプラットフォームに加えて、構造用接着剤を採用し操縦安定性や乗り心地・静粛性を向上しています。
さらに、ルーフパネルとルーフメンバーの接合部に高減衰マスチックシーラーを採用し、こもり音や雨音を低減させています。
そしてリアサスペンションのストローク拡大やコイルスプリングも見直すことで、リアシートの乗り心地を向上させているのが特徴です。
小さなお子さんを乗せることが多いソリオだけに、後席の乗り心地の向上は非常に大きなポイントと言えます。
ソリオとルーミーを比較してルーミーの方が優れている点は?
最小回転半径はソリオの4.8mに対してルーミーは4.6mと取り回しの良さが光ります。これは全長がルーミーのほうが小さいことも影響しています。
そして、ルーミーは1.5Lエンジンに匹敵するパワーを発揮する1Lターボエンジンを用意しています。
ターボエンジン搭載車には優れたレスポンスを実現するスポーツモードをステアリングスイッチに設定しており、高速道路の合流などで威力を発揮します。
そして、ルーミーは1.5Lエンジンに匹敵するパワーを発揮する1Lターボエンジンを用意しています。
ターボエンジン搭載車には優れたレスポンスを実現するスポーツモードをステアリングスイッチに設定しており、高速道路の合流などで威力を発揮します。
今回のフルモデルチェンジでボディサイズが大型化されたソリオ/ソリオ バンディット。
その結果、荷室のスペースが拡大されユーティリティが向上したのは有利な点です。
さらに燃費性能を考えても、マイルドハイブリッドを用意しているソリオ/ソリオバンディットのほうが有利と言えます。
その結果、荷室のスペースが拡大されユーティリティが向上したのは有利な点です。
さらに燃費性能を考えても、マイルドハイブリッドを用意しているソリオ/ソリオバンディットのほうが有利と言えます。