【プロ解説】Eクラスに搭載されるエンジンやミッションのスペックを徹底解説!!

E220d W213 engine

メルセデス ベンツブランドにおいて、主力車種の一つであるEクラスセダン

多様なニーズに応えるために、優れた燃費性能を発揮するディーゼルプラグインンハイブリッドから、ハイパワーエンジンまで多彩なパワートレインを設定しています。

文・写真/萩原 文博

Chapter
ラインナップは全部でなんと8種類。エンジンのスペックを紹介
静粛性と燃費を両立したトランスミッション
どんな路面でも安定した走行を実現する四輪駆動システム

ラインナップは全部でなんと8種類。エンジンのスペックを紹介

2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン
エンジン種類:1,949cc 直列4気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力:194ps/3,800rpm
最大トルク:400Nm/1,600~2,800rpm

E220dアバンギャルドに搭載されている新開発されたエンジンです。

シングルステージターボチャージャーと可変タービンジオメトリを採用。

さらに、排出ガス浄化経路の工夫により浄化システムのコンパクト化と軽量化を実現しています。

2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン
エンジン種類:1,949cc 直列4気筒DOHCディーゼルターボ+モーター
最高出力:194ps/3,800rpm
最大トルク:400Nm/1,600~2,800rpm

E350deに搭載されているディーゼルハイブリッドのユニットです。

先ほど紹介した2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンに、最高出力122ps、最大トルク440Nmを発生するモーターを組み合わせています。

エンジンと合わせた最高出力は306ps、最大トルクは700Nmに達し、非常にパワフルかつスムーズな加速を実現。

クリーンディーゼルとプラグインンハイブリッドを組み合わせた乗用車は日本初です。

近距離は電気モーターのみで走行、ロングドライブではクリーンディーゼルエンジンの特性により、どのような距離の走行でもクリーンで低燃費な走りを実現しています。

E200には、排気量がダウンサイジングされた最高出力184psを発生する1.5L直列4気筒ガソリンターボに最高出力10kWを発生するモーターが組み合わされます。

E300には、最高出力258psを発生する2L直列4気筒ガソリンターボ

E350eには、最高出力211psを発生する2L直列4気筒ガソリンエンジンをベースとしたプラグインハイブリッドシステムを搭載。

E450には、最高出力367psを発生する3LV型6気筒ツインターボ。

AMG E53には最高出力435psを発生する3L 直6ターボエンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。

トップモデルのAMG E63は最高出力571ps、AMG E63Sには最高出力612psという異なる最高出力を発生する4L V8ツインターボエンジンを搭載しています。

静粛性と燃費を両立したトランスミッション

現行型Eクラスでは全てのモデルで「9Gトロニック」と呼ばれる9速ATを採用しています。

変速段数が多いため、1つのギアが受け持つ速度域が狭くなり、変速ショックとエンジン回転数の上昇を抑えることが可能です。

その結果、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現しています。

また、「7Gトロニック」と呼ばれる7速ATと比べてもトルクコンバータケースのアルミニウム化により、約1kgの軽量化を実現。

さらに、トランスミッションオイルに粘度の低い商品を採用することで、トルクコンバータの伝達ロスを低減しています。

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どんな路面でも安定した走行を実現する四輪駆動システム

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博