【プロ解説】メルセデス ベンツ Eクラス セダンのエクステリア(外装)やデザインを徹底解説!!

現行型W213型 Eクラスのボディは、軽量高強度の超高張力鋼板を多用するだけでなく、フロントフェンダー・ボンネットなどにアルミニウム素材を積極的に採用。

これにより重量の増加を抑制しながらも、非常に高いボディ強度を達成しています。

軽量化と高い強度の両立を実現した現行型Eクラスの外観デザインには、どのような特徴があるのでしょうか?

文・写真:萩原文博

Chapter
メルセデス ベンツ Eクラス セダンは、セダンだがクーペのようなシルエット
Eクラス セダンには「アバンギャルド」と「エクスクルーシヴ」2つのグレード体系を用意
Eクラス セダンのサイドビューは、余計なものを省いたシンプルな美しさを追求
Eクラス セダンのリアコンビネーションランプには、”スターダストエフェクト”が初導入されている

メルセデス ベンツ Eクラス セダンは、セダンだがクーペのようなシルエット

現行型Eクラスは、スタイリッシュかつスポーティなクルマに仕立てられています。

先代モデル(W212)と比べるとホイールベースは64mm延長。全体的なシルエットはメルセデス ベンツの歴代セダン特有のプロポーションを備えています。

長いボンネットに加え、クーペを思わせるような滑らかなルーフラインと、ショルダー幅の広いテールエンドに至るまで刺激に満ちたスポーティなデザインです。

洗練された機能とエモーショナルなデザインが高次元で融合し、乗る人の五感に訴えかけてくるような雰囲気を漂わせています。

現行型Eクラスはその洗練されたデザインだけでなく、高い空力性能も誇っています。

空気抵抗係数(Cd値)は0.24というクラストップレベルを実現。

さらに、高度なエアロダイナミクスによりウインドノイズ(風切り音)を最小限に抑えて、ラグジュアリーモデルを上回る静粛性を実現しています。

Eクラス セダンには「アバンギャルド」と「エクスクルーシヴ」2つのグレード体系を用意

現行型Eクラスには、「アバンギャルド」と「エクスクルーシヴ」という2つのグレード体系が存在し、それぞれ外観が異なっています。

「アバンギャルド」は、最先端のテクノロジーと高いクオリティが融合するダイナミックなシルエットが特徴のAMGラインをまとっています。さらにスポーティな存在を際ただせたアバンギャルドスポーツも用意しています。

一方の「エクスクルーシヴ」は、メルセデス ベンツの伝統に即したフロントフェイスに、最先端の安全性・快適性そしてラグジュアリーを細部にまで宿したグレードです。

AMGスタイリングパッケージを纏うボディの随所にはブラックのアクセントが加えられています。

さらにフロントグリルをはじめ、フロントスプリッター、ドアミラー、リアスカート、アルミホイールのブラック塗装により、力強い走りを強調しています。

Eクラス セダンのサイドビューは、余計なものを省いたシンプルな美しさを追求

現行型Eクラスのサイドビューでは、クーペのようなシルエットに加えて、フィーチャーラインがボディ側面に在る事で、スタリッシュかつダイナミックな仕上がりが特徴

複雑なラインを排除してシンプルな美しさを表現するという、メルセデス ベンツのデザインの基本思想を完璧に具現化しています。

Eクラス セダンのリアコンビネーションランプには、”スターダストエフェクト”が初導入されている

リアエンドはリアホイールアーチ上方の幅が広いショルダーにより、パワフルで力強い印象を与えています。

ボディに埋め込まれた2本のバーデザインを取り入れた一体型リアコンビネーションランプは、新型Eクラスがメルセデス ベンツファミリーのセダンの一員であることを示しています。

天の川やジェットエンジンの輝きを思わせるハイライトを施すことによる”スターダストエフェクト”は、専用設計の表面構造を備える革新的なリフレクターテクノロジーによるもので、現行型Eクラスに初めて導入されました。

現行型Eクラスはボディサイズは大きくなったものの、クーペのようなルーフラインと滑らかなシルエット等により高い空力性能を実現。それにより高い静粛性だけでなく、高い燃費性能も実現しています。

また、スポーティな「アバンギャルド」と伝統的かつラグジュアリーな「エクスクルーシヴ」という2つの異なるエクステリアを用意し、多様なニーズのユーザーに応えています

今までの伝統を受け継ぎながらも、さらなる性能向上とさらなる磨きをかけた現行型Eクラス。皆さんも実物を目にすれば、その完成度の高さに驚くことでしょう。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ