【プロ解説】ジャガーF-PACE(Fペイス)のエンジンやミッション、パワートレーン等のスペックを徹底解説!!

ジャガーブランド初のSUVとして登場したF-PACE。ここではF-PACEのエンジンやミッション、パワートレーン等紹介しましょう。

文/写真・萩原 文博

Chapter
ジャガーF-PACE(Fペイス)のグレードは?
ジャガーF-PACE(Fペイス)のエンジンのスペックを紹介
ジャガーF-PACE(Fペイス)のトランスミッションを紹介
AWDシステムについて紹介
【ジャガー F-PACE 】ジャガー(JAGUAR)初のSUV! スポーツカーブランドが作るSUVの走りとは?JAGUAR F-PACE R-SPORT 2.0L D180

ジャガーF-PACE(Fペイス)のグレードは?

ジャガー F-PACE R-SPORT 2.0L D180 Eiger Grey 萩原文博

まずは、PURE、PRESTIGE、PORTFOLIOのラグジュアリーラインそして、スポーツラインのR-SPORTに搭載されている3種類のエンジンから紹介します。

ジャガーF-PACE(Fペイス)のエンジンのスペックを紹介

ジャガーF-PACE(Fペイス)の2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン

ジャガー F-PACE R-SPORT 2.0L D180 Eiger Grey 萩原文博

最も売れ筋といえるエンジンが、2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンです。最高出力180ps、最大トルク430Nmを発生し、燃費性能はJC08モード燃費で15.8km/Lと高出力と低燃費を両立しています。組み合わされるトランスミッションは8速ATで、駆動方式は4WDのみ。最高速度は208km/hを実現しています。

インジニウムと名付けられたクリーンディーゼルエンジンは、優れたパフォーマンスと効率性、洗練された乗り味を発揮するジャガーの新エンジンの一つです。最先端の技術とオールアルミ構造を採用し、軽量化と摩擦低減を実現。

またコンピューター制御によって必要時のみエンジンを冷却するインテリジェントな機能を搭載。さらに新世代の可変容量ターボチャージャー(VGT)は低速トルクのピーク出力を最大化し、ディーゼルエンジンとは思えない鋭いレスポンスを実現しています。

排出ガスをクリーン化するために、アドブルーと呼ばれる尿素水を仕様しています。

ジャガーF-PACE(Fペイス)の2L直列4気筒ガソリンターボエンジン

ジャガー F-PACE

そして、同じく4グレードに搭載されているのが、2L直列4気筒ガソリンターボエンジンです。このガソリンエンジンもインジニウムとよばれ、画期的な軽量設計とオールアルミニウム構造を採用。随所に用いられた低摩擦ローラーベアリングによってスムーズで高効率なパフォーマンスを生み出します。

この2Lガソリンエンジンは実用的な回転域で優れた出力とトルクを発生する最高出力250ps、最大トルク365Nmを発生する仕様と優れたパワーと経済的な燃費を両立した最高出力300ps、最大トルク400Nmを発生する2つの仕様があります。250ps仕様は最高速度217km/hで、燃費性能はJC08モード燃費で12.2km/L。300ps仕様は最高速度233km/hで、燃費性能はJC08モード燃費で、11.2km/Lとなっています。 

ジャガーF-PACE(Fペイス)の3L V型6気筒スーパーチャージャー付ガソリンエンジン

JAGUAR REVEALS THE ALL-NEW F-PACE - V6 SUPERCHARGED ENGINE

続いてはスポーティなSグレードに搭載されている3L V型6気筒スーパーチャージャー付ガソリンエンジンです。デビュー当初は340ps仕様と380ps仕様がありましたが、現在はオールアルミ製ユニットを採用した380ps仕様のみとなっています。

すべての回転域で卓越したパワーとレスポンスを発揮し、燃費性能も向上させています。V字型に並んだ2列のシリンダー間に取り付けられたルーツタイプのツインボルテックススーパーチャージャーによって、コンパクトな構造ながら、優れたパワー特性とレスポンスを実現しています。またインレットとエクゾーストバルブを制御するデュアル独立可変カムシャフトタイミング、さらに軽量ピストンと低摩擦ピストンリングを同時に作動させることで、パフォーマンスと効率性を向上させています。

最高速度250km/h、0-100km/h加速5.5秒という高いパフォーマンスを発揮しながら、燃費性能はJC08モード燃費で10.1km/Lを実現しています。 

ジャガーF-PACE(Fペイス)SVRに搭載される5LV型8気筒スーパーチャージャー付ガソリンエンジン

JAGUAR F-PACE SVR

そして最後はハイパフォーマンスグレード、SVRに搭載される5LV型8気筒スーパーチャージャー付ガソリンエンジンです。このエンジンはスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)の手によってチューンされパワーが44%アップし、最高出力550ps、最大トルク680Nmというハイパワーを実現。さらに最高速度は283kmh、0-100km/h加速は4.1秒というスポーツカーに匹敵するポテンシャルを達成しました。

ジャガーF-PACE(Fペイス)のトランスミッションを紹介

ジャガー F-PACE R-SPORT 2.0L D180 Eiger Grey 萩原文博

このハイパフォーマンスグレードSVRを含めて、F-PACEは全車トランスミッションに8速ATを採用。

AWDシステムについて紹介

ジャガー F-PACE SVR

そして駆動方式は後輪駆動のダイナミックなドライビングフィールと全輪駆動の揺るぎない安定感を両立したAWDシステムを搭載。

通常走行時は後輪駆動に設定され、卓越したハンドリングや俊敏な身のこなしをもたらします。そして、道路状況が悪化したり、低グリップの路面で加速したりする際には、前輪にトルクを配分して、トラクションを確保し、あらゆるシーンで快適なドライビングを維持してくれます。

【ジャガー F-PACE 】ジャガー(JAGUAR)初のSUV! スポーツカーブランドが作るSUVの走りとは?JAGUAR F-PACE R-SPORT 2.0L D180

2016年に日本デビューを果たした、ジャガー F-PACE。デビューから4年経った現在では、SUV市場は激戦を極めます。スポーツカー作りを得意とするジャガー、初のSUVは今でも競争力はあるのでしょうか。河西啓介がチェックします。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ