スバル 新型レヴォーグの魅力はボディにあり!スバル系ライター マリオ高野が語るスバル 新型レヴォーグの魅力とは?

新型レヴォーグプロトタイプ

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スバル 新型レヴォーグの魅力はボディにあり!スバル系ライター マリオ高野が語るスバル 新型レヴォーグの魅力とは?

今回は、スバルの新型レヴォーグをマリオ高野さん的にレポートして頂きました。というのもCARPRIMEと連動企画?というわけではないですが、モータージャーナリストの橋本洋平さんが愛車としてスバル レヴォーグ STI Sportsを購入されたということで、マリオ高野さんがスバリストとしての心得を橋本さんへ伝授。これで橋本さんもスバリスト?に一歩近づいたわけなのですが、ではどんなところがスバルの新型レヴォーグの魅力なのか?マリオさんにたくさん語って頂きました。

文:マリオ高野

マリオ 高野|MARIO TAKANO

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

マリオ 高野|MARIO TAKANO
Chapter
新型レヴォーグは、ゆったりと流すだけでも楽しいクルマ
新型レヴォーグに採用される”スバルグローバルプラットフォーム”の剛性の高さは圧巻!
新型レヴォーグの”アイサイトX”は強いボディがあってこその安全性能である
新型レヴォーグになってラジエターパネル構造革新によりデザイン性が向上した
新型レヴォーグはリア剛性も大幅に向上させ、新時代のグランドツーリングに進化

新型レヴォーグは、ゆったりと流すだけでも楽しいクルマ

いよいよ本格デリバリーが始まり、街でその姿を見かける機会が激増中の新型レヴォーグ。

今回、オーナーとしての赤裸々な感想を語ってくれた橋本洋平さんは、乗り味の面において「ゆったり流している時の心地良さ」を最大の美点として強調していた。
新型レヴォーグは、サーキットでのスポーツ走行など、ハイスピード域での走行安定性や操縦性の高さも秀逸だが、ゆったりと流すだけでも存外な充実感が得られる〝滋味〟に溢れたところも、大きな魅力として特筆できる。
良いクルマは、市街地の交差点をごく普通に曲がるだけでも楽しさが得られると言われるが、新型レヴォーグはその典型と言える。

そんな新型レヴォーグの、クルマ好きの心に染みる滋味はどこから得られるものなのだろうか?

新型レヴォーグに採用される”スバルグローバルプラットフォーム”の剛性の高さは圧巻!

やはり、もっとも注目すべきはボディ。2016年デビューの現行型インプレッサから採用されるSGP(スバルグローバルプラットフォーム)と呼ばれるSUBARUの新世代プラットフォームは、XVやフォレスターへの採用を経て、スポーツモデルの新型レヴォーグでさらなる大きな進化を遂げた。
スバルグローバルプラットフォーム×フルインナーフレーム構造
新型レヴォーグの強固なボディはフルインナーフレーム構造、つまり車体の上屋部分の骨格であるインナーパネルを先にフロアと溶接することにより、車体各部の骨格結合部を強化する製法によるところが大きい。

モノコックボディの骨格部分が抜本的に強化されているのだ。

アンダーボディパーツの溶接方法も革新されている。ボディ骨格部分のパーツ同士の接合部に高粘度の接着剤を多用し、スポット溶接の打点の間を連続的な接合とすることができたという。

骨格剛性の不連続さを解消し、パーツ同士の結合が点ではなく、線に近くなったことで、路面からの入力負荷がかかった時の微細な変形を抑えやすい構造となった。
「ホイールアーチのヘキサゴン」と呼ばれるホイールハウスの六角形デザインも、構造用接着剤を使用を拡大することで実現したという。

新型レヴォーグの”アイサイトX”は強いボディがあってこその安全性能である

さらにフロントまわりのフレームやクロスメンバーの断面を大きくし、乗り味としての骨太感と、衝突エネルギー吸収効率を大幅に向上させている。

フロアのセンタートンネル部分にも骨格材を追加し、フロアまわりの荷重伝達経路を大幅に強化。フロントクロスメンバーにはK型のブレースを追加することで曲げ剛性を高め、フロントクロスメンバーのたわみを徹底的に抑えることにより、ステアリング操作時の入力を瞬時にリヤタイヤへ伝達できるようになった。

動的質感や応答遅れのない鋭敏な操縦性を実現できた要因のひとつだ。
他にも様々な骨格強化技術を取り入れたことにより、SGPがもつ潜在的なポテンシャルを一気に引き出し、滋味深い甘美な乗り味をもたらしているのである。

アイサイトXの高精度な制御も、さらなる革新を遂げた強いボディがあってこそと言える。

新型レヴォーグになってラジエターパネル構造革新によりデザイン性が向上した

また、橋本さんはデザイン性の高さについても高く評価していたが、先代モデルと比較して、フロントマスクまわりの造形が複雑化してデザイン性が向上できた要因の一つに、ラジエターパネル構造の一新が挙げられる。
ラジエターパネル構造の革新により取り付けステーを廃止することができ、フロントまわりの空間効率が向上。デザインの自由度が高まり、歩行者保護性についても極めてハイレベルな安全性を確保している。
一般的にはデザイン性の向上とトレードオフになりがちな視界性能、SUBARUが昔から大事にしている「0次安全性能」の確保にも抜かりはない。

新型レヴォーグはリア剛性も大幅に向上させ、新時代のグランドツーリングに進化

たとえば、デザイン性を高めながら後方視界を確保するためCピラーの断面幅を狭くしているが、前述したフロア部分と上屋部分の結合力の強化により、結果としてリアまわりの剛性も大幅に向上。

デザイン、視界、剛性の背反しやすい3つの要素を高いレベルで両立させているのだ。
クルマメディア業界きっての走り好きであり、レース参戦経験も豊富な橋本さんをも陶酔させてしまう新型レヴォーグの走り。その甘美な味をまだ未体験の人は、是非一度ステアリングを握る機会を得て欲しい。

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