【プロ解説】スバル レヴォーグをライバルとの違い等を徹底比較&解説!! ライバルはBMW3シリーズ!

国産車のステーションワゴンがどんどん減少する中で、孤軍奮闘しているスバルレヴォーグ。高い走行性能とワゴンらしいユーティリティの高さ、そして充実した安全装備が特徴です。高い実力を備えたレヴォーグのライバルとは一体どんなクルマなのでしょうか。

文/写真・萩原文博

Chapter
スバル レヴォーグのライバルは国内にはいない!?
スバル レヴォーグが良い点は?
BMW3 シリーズツーリングが良い点は?

スバル レヴォーグのライバルは国内にはいない!?

SUV隆盛の昨今、レヴォーグのライバルとなる国産ステーションワゴンは見当たりません。そこで、輸入車まで拡大して、ボディサイズ、モデルのフレッシュさなどを考えて、BMW3シリーズツーリングとしました。車両本体価格はレヴォーグの最上級グレードSTI Sport EXが409万2000円、一方BMW3シリーズツーリングのエントリーモデル、318iツーリングは523万円と車両本体価格は約100万円差が付いていますが、実力は一体どうなのでしょうか。

現行型レヴォーグSTI Sport EXのボディサイズは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mmです。一方BMW318iツーリングは全長4715mm×全幅1825mm×全高1470mmと全長では40mmレヴォーグの方が長いですが、全幅は+30mm、全高−30mmとBMW3シリーズツーリングのほうがワイド&ローのフォルムとなっています。

搭載するパワートレインはレヴォーグが最高出力177ps、最大トルク300Nmを発生する1.8L水平対向4気筒直噴ターボ+CVT。駆動方式は4WDとなっています。一方のBMW318iツーリングは最高出力156ps、最大トルク250Nmを発生する2L直列4気筒ターボエンジン+8速AT。駆動方式はFRとなります。燃費性能はレヴォーグが13.6km/L、BMW318iツーリングは13.3km/Lとなっています。

ラゲージルームの容量はレヴォーグが492L。さらに床下のサブトランクをプラスすると561Lとなります。また、4:2:4の分割可倒式リアシートを倒せば、長尺物や大きな荷物も積載可能ですさらに肘などをリアのオーナメントのセンサーに近づけるだけで、自動でリアゲートを開くことができる「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」を採用しています。

一方のBMW3シリーズツーリングのラゲージ容量は500Lとほぼ互角で、4:2:4の分割可倒式リアシートを全て倒すと最大で1510Lまで拡大します。ラゲージルームの床面にはスリップ防止レールを装着するなど高い利便性を誇っています。また、狭い場所での荷物の出し入れに便利な独立開閉式リヤ・ウインドウを採用しています。さらにコンフォートアクセスと装備すれば、バンパー下で足を動かせばテールゲートを開閉可能です。

安全装備ではレヴォーグは最新鋭のアイサイトXを搭載し、渋滞時のハンズオフドライブに加えて料金所での速度制御を行えるのに対し、BMW3シリーズも料金所前速度制御はできませんが、渋滞時のハンズオフドライブは可能となっており、実力伯仲となっています。

スバル レヴォーグが良い点は?

レヴォーグとライバルに指名したBMW3シリーズツーリングでレヴォーグが優れているのは全車駆動方式が4WDながら車両本体価格は310万2000円~409万2000円とBMW3シリーズツーリングのエントリーモデルである318iツーリングの523万円よりも100万円以上安い価格で手に入れられることです。

BMW3シリーズツーリングで4WD車をチョイスするとなると、598万円の320d xDriveツーリングエディションジョイ+となり、さらに価格差が広がってしまいます。そして、運転支援システムでもレヴォーグに搭載されているアイサイトXはBMW3シリーズツーリングに搭載されているシステムではできない料金所前速度制御など、機能がプラスされているのもレヴォーグのほうが優れている点と言えるでしょう。

BMW3 シリーズツーリングが良い点は?

スポーティさを前面に押し出した先代から比べると、走りの質感を向上させたレヴォーグですが、やはりフラットな乗り味とロングドライブでの疲労の少なさという点ではBMW3シリーズツーリングが半歩リードしています。

しかし、その差はかなり近づいているので、価格差を考えるとこの差はもうないに等しいと言えるかもしれません。

レヴォーグの最上級グレードとBMW3シリーズツーリングのエントリーグレードの価格差は約100万円。走行性能や使い勝手そして安全性能では甲乙つけがない実力を備えています。そう考えると約100万円安くそのポテンシャルが手に入るというこはレヴォーグがいかにお買い得なクルマなのかということが証明されたということではないでしょうか?

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ