日産 新型ノートの収納は機能性と利便性が抜群!!

日産 新型ノートには新型のVモーショングリルが採用され、それに合わせたシャープでキリっとしたヘッドライトの形になっています。

日産は新型ノートのエクステリアについて「日本人の持つ本質的な美意識を刺激するデザイン」ということを掲げており、その発言に見合った目を引くデザインに仕上がっています。

室内サイズは、室内長2,030mm×室内幅1,445mm×室内高1,240mm で、2代目からすると室内長が-35mm、室内幅が+55mm、室内高が-15mmと幅こそは広くなっていますが、全体的にわずかながらコンパクトな作りになっています。

ですが大人が座っても充分な余裕は確保されていますので、空間はそのままに運転がしやすくなったと言えるでしょう。

インパネは外に広がるようなデザインとなり、その中で特に目に着くのが、センターディスプレイと一体化したメーターです。おしゃれさはもちろんですが、一体化したことで視線移動を減らすという安全性の貢献もしています。

また、全グレードに電制シフトが採用されているのは嬉しいポイントでしょう。センターコンソール部に設置されており、前後の動きだけで操作ができるようになっています。アームレストも一体化しており、肘を乗せたまま操作が出来るところも魅力のひとつです。

また、電制シフト右側にはエンジンスタート/ストップのボタンと、ドライブモードのスイッチが備え付けられており、SPORT、ECO、NORMALの3種類のモードで切り替えが可能で、シーンに合わせた運転を楽しむことが出来ます。

まずは運転席と助手席のドリンクホルダーについてです。引き出すことでドリンクホルダーになりますが、ペットボトルだけでなく箱型のパックも置けるようになっています。そしてアイデア面で感心するのが、ドリンクホルダー収納時です。

完全に閉じず、あえてスペースが開けられているので、ドリンクホルダー収納時はそのスペースがスマホ置きにもなります。

そして、注目はアームレスト一体型のセンターコンソール部になります。電制シフトが備え付けられている下側には、左右貫通したような空洞があり、結果的に2段に分かれた小物置きのようになっています。

アームレスト部は引き上げると収納スペースが用意されており、その後方にはスマホを入れるスペースがありますので、リアシート(後席)に座った人にとっての便利収納となります。

日産 新型ノートのセンターコンソールは上下段に分かれており、利便性が高いデザインになっていますが、オプションによってさらに便利になります。

「X」のみにはなりますが、オーディオナビの下に設置されているタイプAのUSBポートの隣にタイプCのUSBポートを追加で装備させることができる他、上段先端の小物置きスペースをワイヤレス充電器に変更することも出来ます。

特に車内でのワイヤレス充電は非常にありがたい存在でしょう。また、リアシートではカップホルダーが2つ付いたセンターアームレストも「X」のみでオプション取り付けることが出来ます。

「X」ではシートを本革に変更出来ますが、本革シートに変更することで助手席後ろにスマートフォンポケットが追加で用意されます。高級感をアップしつつ利便性も高めることができるオプションになっています。

日産 新型ノートはおしゃれなデザインの中に、さりげなく利便性のある収納機能を備えています。ただしオプションでの取り付けが多い印象ですので、新しい日産というものを存分に感じたいのであれば、最上級グレードである「X」を購入する必要があるかもしれません。

ですが、それだけの価値があり、運転を楽しくさせてくれるクルマですので、コンパクトカーを購入検討している方にはおすすめです。

※ 2020年12月現在