日産 ノートの荷室(トランク・ラゲッジスペース)の広さやサイズ、使い勝手は?

新型ノート荷室1

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販売が開始されてから今だに人気が高い日産の新型ノートですが、荷室(ラゲッジルーム)に対して不満の声が聞かれます。

容量はコンパクトカーの中では充分大きいのですが、口コミやネットでは「ちょっと狭い」「思ったほど使い勝手が良くない」といった指摘がちらほら見られます。普段使うクルマとして考えたとき、新型ノートの荷室にはどのような問題があるのか確かめてみました。

文・PBKK


Chapter
日産 ノートの荷室は意外と広い!
日産 ノートの荷室(ラゲッジスペース)は計測方法によってもかなり違う容量
日産 ノートの荷室の幅や奥行きは小さめだが普段使いには支障なし
日産 ノートの荷室の床形状は、荷物の出し入れが少しやり難い印象
日産 ノートの荷室の床面はフラットにならない

日産 ノートの荷室は意外と広い!

日産 ノートをはじめ、トヨタ ヤリスやホンダ フィット、MAZDA2などハッチバック式コンパクトカーの場合、座席との仕切りがないかわりに荷室はかなり大きく、容量は大体300リットル前後になっています。

日産 ノートはメーカーからの正式な発表はありませんが、ディーラー担当者の話では、約330リットルほどの容量ということでした。正式に発表されているMAZDA2が280リットルなので、数値だけ比較すると大きさの違いがわかります。

しかし、残念ながら単に容量が大きいから使い勝手もいいとは限りません。普段ノートで使用する部分の機能や室内の状態、収納スペースなどさまざまな要素によって大きく変化します。

日産 ノートの荷室(ラゲッジスペース)は計測方法によってもかなり違う容量

比較的ボディサイズの数値が似ている日産ノートとMAZDA 2を比較してみましょう。

日産 ノート
ノートの荷室の容量は約330Lです。寸法は通常時の奥行は約620mm、タイヤハウス間の幅が950mm、高さ約820mmになっています。

マツダ MAZDA2
MAZDA2は容量280Lで、通常時の奥行が670mm、タイヤハウス間の幅が約1,000mm、トノカバー有りは高さは約500mm、トノカバー無しは約840mmです。

荷室の寸法だけを見た場合、MAZDA2がノートよりやや上回っていますが、容量はノートの方が50Lも大きいのです。荷室の容量はあくまで参考値と考えておいた方が良さそうです。

日産 ノートの荷室の幅や奥行きは小さめだが普段使いには支障なし

それでは、実際の長さで考えてみましょう。最初に幅ですが、日産ノートの荷室にはリアタイヤのタイヤハウスのカバーが突き出でています。タイヤハウス間の数値は以下になります。

日産 新型ノート:950mm
マツダ MAZDA2:1,000mm

ノートはMAZDA2に比べて50mmほど短くなっています。実際にノートのタイヤカバーは目立っていて、荷室が広い割に荷物が載せられない印象があります。意外と狭くてモノが載せられないという声はこの部分にあるのかもしれません。

しかし、大人数で長距離旅行をする場合は別として、買い物やデートなどの街乗り、郊外ドライブの場合、そんなに荷物を載せることはないでしょう。幅が950mmあれば2.0Lの水ボトル6個入りの箱(幅220~230mm)が4つ並び、一般的なベビーカーも横にして収納できます。

次に奥行きですが、通常の場合はノートが620mm、マツダ2は約670mmセンチとその差は約50mmありますがそれほど差は感じることはないでしょう。少し大きめのリュックサックやボストンバッグなら楽に積めるでしょう。

日産 ノートの荷室の床形状は、荷物の出し入れが少しやり難い印象

新型ノートの荷室の床は、後部ドアの最下部位置(バンパー最上部)からさらに数センチ下がっており、荷物を載せるときは気になりませんが、荷物を取り出す時は、少し持ち上げるスタイルになります。

荷室の開口部分がフラットまたは上がっていれば、持ち上げることなくスムーズに荷物を取り出せますが、リヤのドアを開けた際に荷物が飛び出る可能性があります。段差もそれほど大きくないため、実際それほど気にならないでしょう。

日産 ノートの荷室の床面はフラットにならない

ノートの後部座席はは6:4の分割シートで、用途に合わせて片方ずつ前に折り畳むことができます。また、後部座席を全て折り畳むと、9インチ(230mm)口枠のゴルフバッグ3個を並べて積みこむことが出来るスペースに変わります。

しかし、収納力はありますが折り畳んだ後部座席がフルフラットにならず、荷室と段差が発生するため荷物を積み込む際は注意が必要です。

段差が気になる場合は、「マルチラゲッジボード」などのディーラーオプションを付けることで、段差がほぼなくなる他、バンパー最上部とフラットになるメリットもあります。その他にも荷室を更に有効に使えるアイテムが揃っています。
新型ノートの荷室は、コンパクトなボディサイズにも関わらず日常での使用やちょっとしたレジャーなどにも対応できる広さを持っていることがわかりました。気になる所もありますが、荷室の使い方やアレンジ次第では、異なるシチュエーションでも新型ノートは十分活躍してくれるでしょう。
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