マツダCX-8の維持費を徹底解説!自動車税・重量税などいくらかかる!?

マツダ CX-8

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2017年12月にマツダの国内SUVの最上位モデルとしてデビューしたCX-8。デビュー当初は2.2リッターのクリーン・ディーゼルのみというパワートレインでしたが、後に2.5Lのガソリンエンジンと、2.5Lのガソリンターボエンジンの2種を追加。現在では3つのパワートレインが用意されています。

クルマは製品本体価格があれば買えるものではありません。税金や保険などがかかってしまいます。それを支払う必要があるのは、購入時と毎年1回、そして車検時です。今回はCX-8にかかるお金がどれほどなのかを説明します。

文・鈴木ケンイチ

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
CX-8の維持費:購入時にかかる費用
CX-8の維持費:税金は搭載エンジンによって異なる
CX-8の維持費:保険料は高い?安い?
CX-8の維持費:燃料費がお財布に優しいCX-8はどれ?
CX-8の維持費:車検費用は?
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CX-8の維持費:購入時にかかる費用

購入時に必要なのが、本体価格(オプションを含む)と税金、保険料、リサイクル費用、そして登録諸費用です。税金は、自動車税(環境性能割)と自動車重量税、自動車税というもの。保険は自賠責保険と任意保険です。

また、登録諸費用は、ナンバーを登録するなどの手間賃のようなもので、販売会社によって大きく変わります。マツダが、オフィシャルHPで「参考価格(消費税込み)」とアナウンスしているのは70,260円となります。

ちなみに自動車税は、毎年4月1日にクルマを所有する人にかかる税金のため、毎年の支払いとなります。同じように保険も任意保険は毎年の支払いです。そして、車検時にかかるのが自動車重量税と自賠責保険となります。

CX-8の維持費:税金は搭載エンジンによって異なる

CX-8にかかる税金の額は、搭載エンジンの種類によって変わります。クリーンディーゼルエンジンを搭載する「XD」グレードは、優遇扱いになっており、自動車税(環境性能割)と自動車重量税が免税、つまり0円。非常にお得となっています。2.5Lのガソリンエンジンの「25S PROACTIVE」の自動車税(環境性能割)は、57,000円、自動車重量税は49,200円。2.5Lターボの「25T L package」の自動車税(環境性能割)は71,200円、自動車重量税は49,200円となります。

毎年かかる自動車税は全グレードで年間43,500円。新車購入するときは、購入月ごとに変化します。最も高いのが3月登録で、翌月から徐々に減額され、最も安いのが2月登録となります。

自賠責保険は新車購入時には、次の車検までの3年分を支払うため37か月分で30,170円となります。車検時は2年分となり、21,550円となります。

CX-8の維持費:保険料は高い?安い?

任意保険料は保険会社によって価格が異なるため、正確な数字を出すことはできませんが、目安になる数字はあります。それが保険の料率です。これは、クルマを型式ごとに管理し、過去の保険支払の実績から、型式ごとに計算した保険料金の基礎となる数字が保険料率です。自家用乗用車は1〜17の数字で表され、その数字が低いほど保険料は安くなります。

そしてCX-8の保険料率は、ガソリン・エンジン車の「25S」と「25T」が、対人賠償責任保険8、対物賠償責任保険9、搭乗者傷害保険6、車両保険11という数値。ディーゼルの「XD」は、対人7、対物7、搭乗者7、車両保険10です。

大雑把に言えばCX-8の料率は、車両保険が高めではあるものの、その他の料率はデミオなどのコンパクトカーと遜色ないレベル。車両保険なしで、最も安いものであれば30歳以上で年間2~3万円というものも存在します。ただし、車両保険を入れると最低でも4万円以上は覚悟しましょう

CX-8の維持費:燃料費がお財布に優しいCX-8はどれ?

CX-8の燃料費は搭載エンジンによって変化します。燃費性能が違うというだけでなく、使用する燃料も異なるためです。ガソリンエンジンを搭載する「25S」と「25T」はレギュラーガソリンで、クリーンディーゼルエンジンの「XD」は軽油を使っています。「25T」は高性能ターボエンジンであるのに、レギュラーガソリン仕様というのは、なかなか立派なモノ。また、「XD」の軽油燃料は、ガソリンよりも安いというのが大きな魅力となります。

では、実際の燃料費がどれだけかかるのかを試算してみましょう。「25S」の燃費性能は、WLTCモードで4WDが12.2km/L。レギュラーガソリンの価格を130円で、年間1万㎞走行とします。そうすると年間で必要な燃料は約820Lで、ガソリン価格は106,557円です。同じように「25T」を11.6km/Lの燃費性能で計算すると、112,069円となります。「XD」は15.4㎞/Lで、軽油価格110円で計算すると、71,429円となります。

CX-8の維持費:車検費用は?

車検にかかる費用の内訳は、整備費用、自動車重量税、自賠責保険となります。これにタイヤやなどの消耗品などが随時必要となります。CX-8は、マツダの中では最も大きいクラスになるため、車検点検費用は3万円弱ほどかかります。

これに検査と代行料金などが2万円ほどかかります。さらにこれに自動車重量税が49,200円(クリーンディーゼルの「XD」グレードは0円)、自賠責保険24か月分21,550円が加わります。まとめると、最低限度の何もないという状況で12万円ちょっとかかることになります。

ちなみにマツダでは、メンテナンスを前払いするかわりに、トータル価格を安くするメンテナンスパック「パックdeメンテ」が用意されています。これを使うと、車検の手前の30か月分で約7~8万円、車検付きの36か月分で約13~14万円。正規ディーラーでの安心があるだけでなく、リーズナブルさも併せ持つ、おすすめのサービスとなります。
CX-8は、マツダの最上位SUVということで、購入時にかかる費用も高めとなります。とはいえ、クリーンディーゼルの「XD」グレードは税金の大きな優遇措置があるだけでなく、燃料も安いということで、実のところお財布にも優しいクルマと言えるでしょう。長く乗ることを考えるなら、新車価格が高めでもクリーン・ディーゼルの「XD」グレードがおすすめです。

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