メルセデス・ベンツ AクラスにはノーマルからAMGまでズラリとラインナップ【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
2018年に登場した、メルセデス・ベンツ Aクラス。メルセデス・ベンツのエントリーモデルとしてラインナップされているAクラスですが、「ハイ、メルセデス」と呼べばクルマ側が反応してくれる最新のインフォテイメントシステム「MBUX」を搭載するなど、従来のエントリーモデルとは比べられないほど先進的なモデルに仕上がっています。今回は、外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気カラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバルまで。などあらゆる視点からAクラスをひも解いていきます。
文・鈴木ケンイチ/写真・萩原文博・宮越孝政
文・鈴木ケンイチ/写真・萩原文博・宮越孝政
新型Aクラスには3つのノーマルモデルと3つのAMGモデルがラインナップされる
新型Aクラスのグレード編成は、メルセデス・ベンツ・ブランドの3モデルと、AMGブランドの3モデルの合計6モデルとなっています。
いわゆる通常のメルセデス・ベンツのモデルとなるのは「A180」「A180Style」「A200d」の3モデル。そして、AMGが「Mercedes-AMG A 35 4MATIC」「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+」「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1」。価格は以下のようになります。
「A180」334万円、「A180Style」376万円、「A200d」406万円、「Mercedes-AMG A 35 4MATIC」628万円、「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+」790万円「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1」919万円
いわゆる通常のメルセデス・ベンツのモデルとなるのは「A180」「A180Style」「A200d」の3モデル。そして、AMGが「Mercedes-AMG A 35 4MATIC」「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+」「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1」。価格は以下のようになります。
「A180」334万円、「A180Style」376万円、「A200d」406万円、「Mercedes-AMG A 35 4MATIC」628万円、「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+」790万円「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1」919万円
新型Aクラスにはガソリンエンジンとディーゼルエンジンが選べる
新型Aクラスには4種類のエンジンが用意され、それが主なグレードの違いとなっています。
ベーシックな「A180」と「A180Style」に搭載されるのが、最高出力136馬力・最大トルク200Nmを発揮する1.4リッター直列4気筒直噴ターボ・エンジン。M282型と呼ばれるガソリン・エンジンです。トランスミッションは7速DCT。駆動方式はFF。WLTCモード燃費は15.4㎞/lとなります。
「A180」と「A180Style」の違いは、主に装備類の違いとなり、ベーシックな「A180」のコクピットディスプレイは7インチに対し、「A180Style」は10.25インチ。その他にもパワーシートがない、AMGラインが装着できないなど、「A180」は装備面で差がつけられています。
取材した「A200d」は名称の通りにOM654q型と呼ばれる2リッターの直列4気筒直噴ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載。こちらの性能は、最高出力150馬力・最大トルク320Nm。組み合わされるトランスミッションは8速のDCT。駆動方式はやはりFFで、WLTCモード燃費は18.8km/lという優れた数値となります。
基本的にホイール&タイヤは205/60R16サイズが標準となりますが、オプションとなるAMGラインを選択すると、225/45R18のホイール&タイヤとなります。取材車は、AMGラインを装着していました。
ベーシックな「A180」と「A180Style」に搭載されるのが、最高出力136馬力・最大トルク200Nmを発揮する1.4リッター直列4気筒直噴ターボ・エンジン。M282型と呼ばれるガソリン・エンジンです。トランスミッションは7速DCT。駆動方式はFF。WLTCモード燃費は15.4㎞/lとなります。
「A180」と「A180Style」の違いは、主に装備類の違いとなり、ベーシックな「A180」のコクピットディスプレイは7インチに対し、「A180Style」は10.25インチ。その他にもパワーシートがない、AMGラインが装着できないなど、「A180」は装備面で差がつけられています。
取材した「A200d」は名称の通りにOM654q型と呼ばれる2リッターの直列4気筒直噴ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載。こちらの性能は、最高出力150馬力・最大トルク320Nm。組み合わされるトランスミッションは8速のDCT。駆動方式はやはりFFで、WLTCモード燃費は18.8km/lという優れた数値となります。
基本的にホイール&タイヤは205/60R16サイズが標準となりますが、オプションとなるAMGラインを選択すると、225/45R18のホイール&タイヤとなります。取材車は、AMGラインを装着していました。
新型Aクラスにはパワフルな2つのエンジンを搭載するAMG
A 35 4MATIC Edition1
AMGモデルに搭載されるのは2つの強力なガソリン・エンジンです。「Mercedes-AMG A 35 4MATIC」に搭載されるのは、M260型の2リッター直列4気筒直噴ターボ。ツインスクロールターボで、最高出力306馬力・最大トルク400Nmを発揮します。組み合わされるトランスミッションは7速AMGスピードシフトDCT。シフトダウン時にブリッピング機能が働くなど、AMGモデルに最適化さえています。また、駆動方式は4WD。トランスミッションと同様に、スポーティ度を磨いたAMGパフォーマンス4MATICというシステム。前後トルク配分を100:0から、50:50まで変化させて、加速からコーナーリングまでAMGモデルらしい、1枚上手の走りを実現させます。
そして、トップモデルとなる「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+」と、「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1」には、最高出力421馬力・最大トルク500Nmを誇るM139型、2リッター直列4気筒直噴ターボ・エンジンが搭載されています。熟練のマイスターが誇りをもって1台ずつ手組みするAMG渾身のエンジンです。量産2リッター・エンジンとしては世界最高となります。トランスミッションは8速スピードシフトDCT。駆動はAMGパフォーマンス4MATIC+。「+」の名前があるように、後輪の左右のトルクを変化させる「AMGトルクコントロール」という機構が追加され、さらなる高いレベルでの走りを実現化します。
また、高出力化に見合うように、サスペンションとブレーキも強化されています。また、エクステリアでは縦にルーバーの入ったAMG専用グリルを採用。Aクラスをはじめとするメルセデス・ベンツのコンパクトモデル群では、初めての採用となります。この縦のルーバーは、1952年メキシコで開催された公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で優勝したレーシングカー「メルセデス・ベンツ 300 SL」に採用されたもの。メルセデス・ベンツの栄光の歴史を今に伝える由緒あるデザインです。
また、高出力化に見合うように、サスペンションとブレーキも強化されています。また、エクステリアでは縦にルーバーの入ったAMG専用グリルを採用。Aクラスをはじめとするメルセデス・ベンツのコンパクトモデル群では、初めての採用となります。この縦のルーバーは、1952年メキシコで開催された公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で優勝したレーシングカー「メルセデス・ベンツ 300 SL」に採用されたもの。メルセデス・ベンツの栄光の歴史を今に伝える由緒あるデザインです。
メルセデスAMG A 45 S 4MATIC Edition 1
「Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1」は、「A45S」の発表を記念する特別仕様車で、よりスポーティ度を高めたエクステリアとインテリアが特徴となります。ボディサイドには大きな専用デカール。フロント部にはエアロ・パーツを追加し、ルーフの後端にも大きなウイングが装着されています。インテリアもシート、ステアリング、トリムなど専用品が数多く用意され特別感が高められています。