M2 vs RS3 vs A 45…それぞれ何が違うのか?

BMW M2

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ドイツ車ならではの高品質と優れた実用性で日本人の心を捉えたフォルクスワーゲン・ゴルフ。欧州ではCセグメントに属する使い勝手のよいコンパクトハッチの代表格ですが、このクラスにはプレミアムブランドにも魅力的なクルマたちが用意されています。
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超高性能バージョンのAクラスとA3
それぞれのエンジン性能は?

超高性能バージョンのAクラスとA3

メルセデス・ベンツにはAクラス、BMWには1シリーズ、アウディにはA3と、日本でも人気のモデルばかりですが、AクラスとA3にはそれぞれをベースにした超高性能バージョンが設定されているのも見逃せません。

それは、メルセデスAMG A45 4マチックとアウディRS3スポーツバック。

どちらも350psを優に超えるハイパワーユニットと4輪駆動方式(AWD)を組み合わせ、本格スポーツと遜色のない走りを楽しむことができ、それでいて快適性やラグジュアリーテイストにも配慮が行き届いていますから、人気が出ないわけがありません。互いによきライバルだったわけですが、そんなマーケットへBMWが投入したのがM2です。
ネーミングでわかる通り、M2はBMW M社が手がけた最新作。

ベースとなったのは4ドアハッチバックの1シリーズではなく、先代1シリーズから派生したFR2ドアクーペの2シリーズ。

ボディサイズやエンジン性能を比べるとこの3台が並び立つ存在であることが納得できます。

まずボディサイズとウェイトを比較すると、BMW M2の全長×全幅×全高、ホイールベース車両重量は4475×1855×1410mm、2695mm、1580kg。

メルセデスAMG A45 4マチックは、4370×1780×1420mm、2700mm、1560kg。

そしてアウディRS3スポーツバックは、4345×1800×1440mm、2630mm、1560kg。

車体および重量とも、わずかにM2が大きいものの、同じクラスと言えるでしょう。

それぞれのエンジン性能は?

一方、エンジン性能もいい勝負。

BMW M2は3リッター直列6気筒DOHCターボで、最高出力272kW(370ps)/6500rpm、最大トルク465Nm(47.4kgm)/1400~5560rpm。メルセデスAMG A45 4マチックは2リッター直列4気筒DOHCターボで、280kW(381ps)/6000rpm、475Nm(48.4kgm)/2250~5000rpm。そしてアウディRS3スポーツバックは2.5リッター直列5気筒DOHCターボで、270kW(367ps)/5500~6800rpm、465Nm(47.4kgm)/1625~5550rpmというスペック。

気筒数と排気量が異なりますが、マックスパワー&トルクは近い数値。組み合わされるトランスミッションは7速DCTと変わらず、動力性能も拮抗しています。

しかし、BMW M2には他の2モデルと大きく異なる部分が2つあります。

まずひとつ目が駆動レイアウト。AMG A45とRS3がエンジン横置きFFベースのAWDを採っているのに対して、M2はエンジンを縦置きにする後輪駆動なのです。繊細なドライビングフィールを実現するFRレイアウト、それによる50:50の前後重量配分を達成しているところに、BMWのこだわりが込められているのです。
そして、もうひとつ見逃せないのがボディ形状でしょう。AMG A45とRS3は4ドアハッチバックですが、BMW M2は2ドアクーペ。

実用性は譲りますが、ドアが少なく、テールゲート持たないM2は、ボディの開口部が少なくなり、よりスポーツドライビングに適していることは明白。

むしろライバルはピュアスポーツのポルシェ・ケイマンSあたりなのかもしれませんね。もちろん、M2には4シーターというアドバンテージがありますが……。
競合ひしめくプレミアムコンパクトのスーパースポーツ領域において、実用的な4人乗車を可能としながらも、あくまでもクーペスタイルを採用し、本格的なスポーツルックも獲得したのがM2。

ライバルと近いハイパフォーマンスを獲得しながらも、スタイルも駆動系も一線を画すBMW独自のポジショニングには、元来レースで実績を上げ続けてきたことと、世界に衝撃を与えたM3からの伝統的クーペスタイルの系譜に対して強いこだわりがあるのかもしれませんね。

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