三菱 エクリプスクロス ブラックエディションの荷室(ラゲッジルーム)や収納機能の使い勝手は?

三菱 エクリプスクロスディーゼル 吉川賢一 鈴木祐子

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4.4mという全長のSUVボディーに、躍動感あふれるエクステリアデザインのエクリプスクロスディーゼルには、実用性の高い収納を備えています。SUVを求めるユーザーにとっては、後席シートを倒した際の荷室の広さや、収納の多さは気になるところ。今回は、エクリプスクロスディーゼルの荷室と収納の使い勝手について、ご紹介します。

文・吉川 賢一/写真・鈴木 祐子

※ 2019年12月 現在

吉川 賢一|よしかわ けんいち

モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。

吉川 賢一
Chapter
荷室(ラゲッジルーム)の広さや荷室容量
運転席周りの収納
後席周りの収納

荷室(ラゲッジルーム)の広さや荷室容量

エクリプスクロスのラゲッジスペースは、荷室容量は約374L、リアシートを最前端にスライドした状態だと448Lの最大荷室容量を確保しています。荷室長は、リアシート使用時で約820mm、リアシート折りたたみ時は約1,570mmです。

荷室幅は、最小(クォータートリム間)約1,000mm、最大約1,330mm(※メーカーオプションのロックフォードフォズゲートプレミアムサウンドシステム装着車は約1,280mm)、荷室高は最小約725mm、荷室での車中泊は、大人2人の場合は足をのばして寝ることは難しいです。
後席シートは6:4分割が可能ですので、旅行の荷物や長物も余裕をもって積み込むことができます。ただし、後席シートはフラットにはなりますが、前が上がったように傾斜が付いており、前席に近づくほどに荷室の高さは減少します。

大きな箱の様な荷物だと、奥まで入らない、という可能性もありますので、事前に注意した方がいいです。
なお、工具や普段使わない物、汚れ物などの収納で便利に使える、ラゲッジアンダーボックスを装備しています。リッドは、裏にあるフックをゲート開口部に掛ければ、開けたままの状態で固定できるので、荷物へのアクセスにたいへん便利です。

アンダーボックス内には仕切りがありますので、入れたものが転がってしまうのも、多少は防ぐことができます。

運転席周りの収納

運転席の周りには、6ヶ所の収納スペースがあります。一つ目はドアポケットにある大きめの収納スペースです。ここにはドリンクホルダーがあり、ドリンクを斜めに寝かせておくように収納するため、運転中にドリンクがガタガタと揺れずに固定ができます。

ただし、コーヒーショップのドリンクのようなカップタイプの容器の場合はこぼれてしまう可能性がありますので、センターコンソール側に置くことをお薦めします。
次にセンターコンソールには、シフトノブの奥にポケットがあります。この収納にはUSBコネクタをさす口が2つあり、スマホや携帯電話などを充電しながら置いておくのにちょうどいいスペースです。なお、スマホをUSB接続すると、Apple Car Playが立ち上がります。

続いてセンターコンソールには、ドリンクホルダーが2個あります。深さはそれなりにありますので、ペットボトルやコーヒーショップのテイクアウトもすっぽりと納めることができます。
ひじ掛けの中には、広くて深い収納スペースがあります。中には、取り外しが可能な小さいボックスが中に設置してあり、普段は使わない掃除グッズやタオルなどをしまっておくのに便利でしょう。

後席周りの収納

後席シートの収納は、フロントシートと同じドアポケットと、前席後ろ側のブックホルダー、そして後席中央のひじ掛けを出すことできるドリンクホルダーです。最低限の収納スペースですが、後ろの荷室がありますので、荷物の置き場所に困ることはないでしょう。
比較的コンパクトなクルマですので、収納や荷室の容量はそれほど広いクルマではありません。キャンプなどの大量の荷物を運ぶことは難しいかもしれませんが、エクリプスクロスは、ちょっとした旅行や遊びに適したクルマといえるでしょう。
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