メーカーによってATのシフト位置が違うのはどうして

大人数での旅行など普段と異なるシチュエーションではレンタカーを利用すると便利ですが、いざ借りてみたらいつも運転している車とのシフト位置の違いに戸惑った…といった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?同じAT車でもメーカーによってシフト位置が違う理由についてご紹介します。

文・PBKK

Chapter
メーカーによってシフト位置が違うのはどうして
シフト位置の違いによる問題はないのか
シフト位置の主な種類について

メーカーによってシフト位置が違うのはどうして

シフト1

車の操作系を機械的な仕組みで制御するのではなく、電気信号で制御する「バイワイヤ技術」が登場したことで、AT車のシフトレバーとトランスミッションから機械的な部品が必要なくなりました。その結果、シフトレバーの位置やシフト操作方法に対する大きな制約は無くなり、大胆な設計も可能になったということが理由としてあります。

現在ではセンターコンソールはもちろんインストルメントパネル(インパネ)や、ルームミラーに付近のルーフ前端部にまで搭載出来るようになっています。

シフト位置の違いによる問題はないのか

シフト2

この点については、自動車好きの間でも話題となることが多いテーマです。

特に、操作後にポジションがニュートラルに戻るタイプのシフトレバー(プリウスなどのハイブリッドカーに多く採用されています)について、これが操作ミスによる事故の一因となっているのではないかという批判にさらされることがあります。

確かにそういった可能性も否めませんが、このタイプのシフトレバーは、ホンダやメルセデスベンツなどでも採用されています。また、メーカーにかかわらず同様のタイプが少しずつ増えていることからも、一定のメリットがあると言えるのではないでしょうか。

ただし、普段は特定の車以外の運転をしないというドライバーの方は、レンタカーなど普段と異なるシフト方法を採用している車に乗る際に充分な注意をして運転しなければならないと言えます。

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シフト位置の主な種類について