ブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーのタイヤビッグ3を比較してみると?
更新日:2024.09.09
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自動車の影の主役とも言える、タイヤ。タイヤがしっかりしていなければ、満足できる走りは実現しません。世界のタイヤ業界は、どのような構図になっているのでしょうか?タイヤ界のビッグ3(スリー)と、それを追従するメーカーを紹介しましょう。
タイヤ界のビッグ3とは?
自動車界のビッグ3と言えば、かつてはGM、フォード、クライスラーというアメリカメーカーを指していましたが、現在はGM、トヨタ、VWがその座についており、新ビッグ3と呼ばれています。
その自動車メーカーの車両を文字通り下から支えるタイヤにも、ビッグスリーが存在し、グローバルなタイヤ売上の約40%(2016年のデータ)をその3社で占めているのです。
その自動車メーカーの車両を文字通り下から支えるタイヤにも、ビッグスリーが存在し、グローバルなタイヤ売上の約40%(2016年のデータ)をその3社で占めているのです。
タイヤ界のビッグ3①|ブリヂストン(日本)
タイヤメーカー・ビッグスリーの一角が、ブリヂストン。日本人なら誰もが知っている会社のひとつではないでしょうか。
2005年に、それまで世界シェアトップの座を守っていたミシュランを抜き、世界最大のタイヤメーカーに躍り出ました。2016年の世界売上シェアも、14.6%でトップに輝いています。
ちなみに社名の「ブリヂストン」は、創業者の石橋正二郎氏の姓にちなみ、ストーン(石)とブリッヂ(橋)を合わせて名付けられました。
2005年に、それまで世界シェアトップの座を守っていたミシュランを抜き、世界最大のタイヤメーカーに躍り出ました。2016年の世界売上シェアも、14.6%でトップに輝いています。
ちなみに社名の「ブリヂストン」は、創業者の石橋正二郎氏の姓にちなみ、ストーン(石)とブリッヂ(橋)を合わせて名付けられました。
タイヤ界のビッグ3②|ミシュラン(フランス)
2016年の売上で、ランキング2位となったのは、シェア14.0%のミシュランです。ミシュランは、1863年に創業されたフランスのタイヤメーカーで、2005年までは世界最大手でした。
レストラン・ホテルのガイドブック、ミシュランガイドを発行していることでも知られています。
レストラン・ホテルのガイドブック、ミシュランガイドを発行していることでも知られています。
タイヤ界のビッグ3③|グッドイヤー(アメリカ)
世界3位のシェアを誇るのは、グッドイヤー。2016年時点で9.0%のシェアを獲得しています。アメリカ・オハイオ州に本社を構えるグッドイヤーは、自動車大国アメリカにおける最大のタイヤメーカーです。
1999年から日本のタイヤメーカーである住友ゴム工業と資本提携を結んでいましたが、2014年初頭に提携解消の申し入れを行いました。
1999年から日本のタイヤメーカーである住友ゴム工業と資本提携を結んでいましたが、2014年初頭に提携解消の申し入れを行いました。
タイヤ界のビッグ3④|コンチネンタル(ドイツ)
ドイツに本社を置く、コンチネンタル。2016年度の世界シェアは、7.1%で4位です。ただし、欧州新車納入シェアは1位で、ヨーロッパで生産される新車の約3台に1台がコンチネンタルのタイヤを純正装着しています。
タイヤ界のビッグ3⑤|ピレリ、住友ゴム、ハンコックなどは?
F1の公式タイヤサプライヤーでもあるピレリが4.2%のシェアで第5位。創業1872年というイタリアの老舗ブランドでもあります。
それに住友ゴム、ハンコック、横浜ゴムが続き、これらで全世界のシェアの60%以上を占めています。とはいえ、アジアには新興著しいメーカーが乱立していますから、今後はそれらのメーカーからも目が離せそうにありません。
それに住友ゴム、ハンコック、横浜ゴムが続き、これらで全世界のシェアの60%以上を占めています。とはいえ、アジアには新興著しいメーカーが乱立していますから、今後はそれらのメーカーからも目が離せそうにありません。