1秒、3秒、5秒? 覆面パトカーがスピードの計測にかかる時間

覆面パトカー

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高速道路を走っていて、ふと気づくと後方でパトカーの赤灯が回っていた…まさに背筋が凍るあの瞬間は、思い出すだけでゾッとしますよね。筆者もこれまで何回か経験があります。気を付けていたつもりなのに、一瞬のスキを突いて後ろに…なぜもっと早く気づかなかったんだろう!と激しく後悔。あと何秒か早ければ、違反とならずに済んだのでしょうか?

Chapter
速度違反は、300メートルで確定
計測中は赤色灯をつけるのが原則?
追尾されていることに気づいたらどうする?
高速道路での300メートルは8〜9秒
速度違反から他の違反に変わることもある?

速度違反は、300メートルで確定

規定では、追尾して違反車の速度を計測する場合、パトカーが違反車両であると思われる車に後方から追いついて300m追尾するのが一般的です。

ただし、ほとんどはパトカーと知らずに追い抜いてしまった車が摘発されています。この場合は、追尾計測の距離に関して規定がないそうです。

パトカーが時速100キロで走っていたとして、その横を勢いよく追い抜くか追い越して行った車があったとしたら、その車はパトカーを追い抜いた時点で違反が確定します。

計測中は赤色灯をつけるのが原則?

パトカーが違反車の速度を計測している間は、赤色灯をつけなくてはならない、という決まりもあります。

しかし、これは屋根上の回転灯だけではなく、フロントグリル内にある赤色灯でもOKとのこと。屋根上の回転灯なら気づきやすいかもしれませんが、グリルとなると少々気づきにくいですね。

また、後ろのパトカーに気づいた時点でアウト!とも言われます。確かに高速走行中は、後ろまで気が回らず、気づきにくいかもしれません。

追尾されていることに気づいたらどうする?

これはもう、ダメ元で減速します。急ブレーキを踏んではいけないという規定もありますが、警察に気づいてびっくりして急ブレーキをかけた、といえばOKになることが多いそうです。

とにかく減速、これしかありません。ちなみに、追尾するパトカーは、違反車が急ブレーキをかけることを想定してかなりの車間距離を取っています。また追尾といっても、真後ろにつくだけではなく、横から計測することもあるそうです。後ろにいないから安心とは言えませんね。

高速道路での300メートルは8〜9秒

高速道路において速度違反で捕まる場合、取り締まりのターゲットとなる車の速度は、ほぼ時速120キロ以上です。80キロ制限の道路なら100km/h超えたところで捕まる場合もあります。

時速120キロ以上で走っているとなると、1時間に120kmということは、約3秒で100m進んでいます。300mの追尾となると約9秒間は追尾する必要が出てきます。

9秒間…わずかな時間のようにも思えます。後ろに着くパトカーに気づいて、すぐ速度を緩めれば、速度違反は免れるかもしれません。

速度違反から他の違反に変わることもある?

筆者の経験でもあるのですが、速度違反で追尾され計測している途中で違反車に気づかれた場合、また違反車がなんらかの理由で減速して、規定の速度計測ができなかった場合など。つまり速度違反での検挙が難しくなった場合には、車間距離不保持や通行帯区分違反など別の違反にすり替わって違反を取られる場合があります。

特に多いのが、追い越しが終わったあとも追い越し車線を走り続ける違反です。通常は2キロ前後ですが、1.5キロで検挙されるケースもありますので、追い越しが終わったら速やかに走行車線に移動しましょう。

高速道路では、周囲のクルマの速度や流れに合わせて走るのが一番安全です。また、周囲の車が速度を落とし始めたら覆面が近くにいる!または、速度違反の取り締まりをやっている!と考えた方が賢明です。

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