ボディサイズは?エンジンは?一番安いのは?レンジローバー・スポーツ・イヴォーク・ヴェラール4兄弟を徹底比較!

ランドローバーの主力モデルであるレンジローバー。最近は、この名前を冠した兄弟モデルが続々とデビューしており、いったいどのモデルがどうなのか、一般の方には分かりにくくなっています。そこで今回は、ファーストモデルが発売された順番で、レンジローバー、イヴォーク、スポーツ、そして新しく加わったヴェラールの4兄弟を比較検証してみました。

文・西山 昭智

Chapter
長兄 レンジローバー
次兄 レンジローバースポーツ
三兄 レンジローバー イヴォーク
末弟 レンジローバー ヴェラール

長兄 レンジローバー

ボディサイズ:全長5,005mm×全幅1,985mm×全高1,865mm
ホイールベース:2,920mm
エンジン:水冷V型8気筒DOHCスーパーチャージャー
排気量:4,999cc
最高出力:525ps(386kW)/6,000−6,500rpm
最大トルク:625Nm/2,500−5,500rpm
燃料タンク容量:105L
駆動方式:フルタイム4WD
車両本体価格:¥16,570,000

※ 上記はヴォーグのものです

初代レンジローバーが発売されたのは、1970年のこと。以来、40年以上に渡って作り続けられてきた長い歴史と、伝統を持つSUVモデルです。現行モデルは第4世代となり、2012年に発売されています。

レンジローバーは、SUVとしては世界初となるオールアルミモノコックボディを採用したことで、前モデルよりもおよそ400kgの軽量化に成功。

そのラインナップは、全10グレードと多彩で、3.0L V6ディーゼルターボエンジンを搭載するヴォーグ(¥14,520,000)から、全長5,205mmのSVオートバイオグラフィー ロングホイールベース(¥31,080,000)までと価格帯も広めになっています。

いずれも全長は5メートル台、全幅も2メートルに迫る堂々たる体躯で、車内空間はSUVとは思えないほどラグジュアリー。

オートバイオグラフィに標準装備されるリアエグゼクティブクラスシートは、贅沢な4座空間を生み出す電動デプロイアブルリアセンターコンソールを備え、オプションのエグゼクティブクラスコンフォートシートを選ぶと、調整式ボルスター、アッパーシートショルダーサポート、ヘッドレストピロー、ホットストーンマッサージ機能といった快適機能が味わえます。

ベースグレードさえ1,000万円台中盤、フラッグシップともなれば3,000万円を超えており、レンジ4兄弟の中でも抜きん出たスーパープレミアムな1台となっています。

レンジローバー 画像ギャラリー

次兄 レンジローバースポーツ

ボディサイズ:全長4,855mm×全幅1,985mm×全高1,800mm
ホイールベース:2,920mm
エンジン:水冷V型6気筒DOHCスーパーチャージャー
排気量:2,994cc
最高出力:340ps(250kW)/6,500rpm
最大トルク:450Nm/3,500rpm
燃料タンク容量:105L
駆動方式:フルタイム4WD
車両本体価格:¥8,730,000

※上記はSEのものです


2005年に発売されたレンジローバー スポーツ。2004年のデトロイトショーで参考出品されたコンセプトカー「レンジストーマー」を市販車に落とし込んだモデルで、その名前の通り、走りに特化したレンジローバーという位置づけです。

発売当時のラインナップは、4.2L V8スーパーチャージャーを搭載したスーパーチャージド、4.4L V8NAエンジンを搭載したHSEの2グレードでした。2013年にフルモデルチェンジを敢行し、2世代目へと移行。通常のレンジローバーとは違い、オンロードにおける走行性能を考慮した仕上がりとなっています。

2018年時点のラインナップは全部で8グレード。レンジローバー同様にディーゼルモデルが設定されており、価格帯は¥8,730,000から¥16,810,000までです。

フラッグシップのSVRは、5.0L V8スーパーチャージャーを搭載し、最高出力423kW(575ps)/6,500rpm、最大トルクは700Nm/3,500−5,000rpmを発生。サスペンションもSVR専用のスポーツサスペンション(電制エアによるオートレベライザー付き)が標準で装備されています。

ボディサイズを比較してみると、全長が短く全高も抑えられていますが、注目すべきはホイールベースと車幅が長兄であるレンジローバーと同じという点。車高を低め、リアオーバーハングを切り詰めることで走行性能を高めています。価格も1,000万円を切るグレードが2モデルあり、レンジローバーよりもお買い得感がありそうです。

レンジローバー スポーツ 画像ギャラリー

三兄 レンジローバー イヴォーク

ボディサイズ:全長4,355mm×全幅1,900mm×全高1,660mm
ホイールベース:2,660mm
エンジン:水冷直列4気筒DOHCターボ
排気量:1,995cc
最高出力:240ps(177kW)/5,500rpm
最大トルク:340Nm/1,750rpm
燃料タンク容量:68L
駆動方式:フルタイム4WD
車両本体価格:¥6,650,000

※ 上記はHSEのものです

2012年に誕生したレンジローバー3番目のモデル。5ドアのほかに3ドアのクーペというバリエーションがあり、2016年にはコンバーチブルもラインナップに追加されました。同時期に存在していたフリーランダー2のプラットフォームがベースとなっており、全高を低めに抑えながら全幅が1,900mmというロー&ワイドなスタイリングになっています。

現在のラインナップは全12グレードで、その半分がディーゼルモデル。エンジンは1,995ccの直4ガソリンターボと1,999ccの直4ディーゼルターボの2種類があり、価格帯は¥5,020,000〜¥8,550,000と控えめな設定。

外観のみならず内装もかなり革新的で、ジャガーXJで初採用されたロータリー式のATダイヤルセレクターが備わっています。都会的な雰囲気と他のレンジよりもコンパクトなサイズで、都心部でよく遭遇するレンジローバーです。

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末弟 レンジローバー ヴェラール

ボディサイズ:全長4,820mm×全幅1,930mm×全高1,685mm
ホイールベース:2,875mm
エンジン:水冷直列4気筒DOHCターボ
排気量:1,995cc
最高出力:250ps(184kW)/5,500rpm
最大トルク:365Nm/1,300−1,500rpm
燃料タンク容量:63L
駆動方式:フルタイム4WD
車両本体価格:¥8,880,000

※ 上記はSE250PSのものです

2017年に仲間入りした第4のレンジローバー。ミドルサイズのSUVで、ボディサイズ的にはイヴォークとスポーツの中間という位置づけです。

排出ガスを削減し燃費を向上させるINGENIUMガソリンエンジン(4気筒)をランドローバーで初めて搭載。ほかにもディーゼルエンジンやV6スーパーチャージドなど多彩なエンジンのラインナップを持ち、グレードの総計は20種類以上。価格帯は600万円台(ベースグレード 180PS)から1500万円台(ファーストエディション)までと、ほかの3兄弟よりも広めになっています。

レンジローバーやスポーツと比べ車幅がタイトになっているため、全体のイメージはスマートかつエレガント。特にサイドビューの美しさは4兄弟のなかでもダントツに洗練されています。

車内の操作スイッチはロータリー式のATダイヤルセレクターなどイヴォークと似ており、10インチのタッチスクリーン「TOUCH PRO DUO」では、ナビ画面を表示したまま温度調整などさまざまな操作が指先で操作できるようになっています。

レンジローバー ヴェラール 画像ギャラリー

ファーストモデルが発売された順番で長兄レンジローバー、次兄スポーツ、三兄イヴォーク、末弟ヴェラールとそれぞれボディサイズや車両価格などを比較してみました。このほかにもランドローバーにはもうひとつの主力モデルであるディスカバリーがあり、こちらもディスカバリーとスポーツの兄弟が存在しています。

一見すると似ているようでありながら、全長や全高が違ったり、違うモデルでもホイールベースが一緒だったりと、4兄弟それぞれに特長があります。車両価格や駐車場の大きさ、日常での使い方に合わせて、ベストなレンジローバーを選んでみてはいかがでしょうか。