エンジン自慢?あえてエンジンルームを魅せるクルマ6選

エンツォ フェラーリ

普段はボンネットのなかに収まり、外からは見ることができないエンジン。自動車を構成するあらゆるパーツのなかでも、もっとも重要なもののひとつです。そんなエンジンをあえて外から見えるように工夫されたミッドシップの車たち。エンジンさえも演出の一部としてスタイリングに取り入れた、こだわりのモデルを紹介しましょう。

文・西山昭智

Chapter
①フェラーリ F40
②エンツォ フェラーリ
③フェラーリ 360 モデナ
④ランボルギーニ アヴェンタドール
⑤ブガッティ ヴェイロン
⑥アウディ R8

①フェラーリ F40

1987年にフェラーリ創立40周年を記念して登場したアニバーサリーモデル。最高速度324km/h(公称)は、市販車として当時の世界最高速度を誇っていました。

戦闘的なスタイリングはピニンファリーナによるもので、エンツォ フェラーリの理念であるロードゴーイングレーシングをかたちにしたスペシャリティカーです。バブル期に発売されたことで、瞬く間にプレミアムがついたことでも話題となりました。

3.0L V型8気筒DOHCエンジンにIHI製のターボチャージャーを2基搭載。その美しいエンジンは、バルクヘッドの後ろにある透明のエンジンカバーから眺めることができ、テールエンドの黒いメッシュパネルからも目を凝らすと見ることができます。

エンジンカバー部分は単体で跳ね上げることができず、リアセクションを丸ごと跳ね上げ、マフラーなどが剥き出しになった状態でようやくエンジンと直に対面することができます。

フェラーリ F40 画像ギャラリー

②エンツォ フェラーリ

F40のデビューから15年後の2002年、フェラーリ創立55周年を記念して登場したエンツォ・フェラーリ。創業者の名前を冠したプレミアム級のスペシャリティモデルです。

1995年に発売された創立50周年を記念するF50と同様に、心臓部には6.0L V型12気筒エンジンを採用。スタイリングは当時ピニンファリーナに在籍していた日本人カーデザイナーの奥山清行氏が担当したことで、日本でも注目を集めました。

フロントドアがバタフライ式でこれまでにないスタイリングを持つエンツォ・フェラーリも、エンジンを覆うカバーをガラスにすることで、「赤い頭」のカムカバーをはじめとするV12エンジンの造形美を、エンジンフードから眺めることができます。

後のラ・フェラーリでもエンジンカバーがガラスで覆われていますが、くさび状になっているので面積が小さく、エンツォ・フェラーリのような開放感あふれる見え方は期待できません。

エンツォ フェラーリ 画像ギャラリー

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③フェラーリ 360 モデナ
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