日本車も!? ピニンファリーナのデザインした車5選

ホンダ シティ カブリオレ

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みなさんは、ピニンファリーナという企業をご存知ですか?イタリアのカロッツェリアで、カーデザインに大きな功績を残していることでも有名です。ピニンファリーナがデザインした車といえばフェラーリがその代表ですが、これまで手掛けたなかには、欧州メーカーの車はもちろん日本車も含まれています。どんな車をデザインしてきたのか見ていきましょう。

text:Yujin Okabe
Chapter
ディーノ206GT
日産 ブルーバード(410)
ホンダ シティ カブリオレ
マセラティ クアトロポルテ
プジョー 406 クーペ

ディーノ206GT

※写真はディーノ246GT

ピニンファリーナの最高傑作とも言われている1台が、フェラーリが販売したディーノ206GTです。ディーノという名前は、フェラーリの創設者エンツォ・フェラーリの長男であるアルフレード・フェラーリの愛称からつけられています。

ディーノ206GTは、V6エンジンをミドに搭載したスモールフェラーリで、1968年から1969年まで約150台が生産されました。

その後、ディーノはエンジンを2.4Lに拡大、ホイールベースが延長されたボディは初期のアルミからスチールに変更するなどコストダウンにより、フェラーリに大きな利益をもたらしました。

日産 ブルーバード(410)

スカイラインの登場前、日産のスポーツイメージをフェアレディとともにけん引していた、ブルーバードもまたピニンファリーナが手掛けたモデルです。

ピニンファリーナが手掛けたのは、サファリラリーでクラス優勝を遂げたことでも有名な410ブルーバード(1963年)。この頃からデザインを海外に委託していたというのは驚きですね。

1965年に発売された2代目セドリックも、ピニンファリーナがデザインしたモデルです。よく見るとブルーバードとどこか共通性を感じるデザインではないでしょうか?

ホンダ シティ カブリオレ

ホンダ・シティをデザインしたのはホンダの日本人デザイナーですが、そのオープンバージョンにあたる「シティ カブリオレ」には、ピニンファリーナが関わっています。

担当したのは、ボディの基本構造と、ソフトトップのスタイリングおよびレイアウトでした。いまみると、安価な小型車であっても品質や完成度の高さを重視したのが見て取れます。

マセラティ クアトロポルテ

マセラティの5代目クアトロポルテは、日本人デザイナー、ケン・オクヤマ氏がピニンファリーナでチーフデザイナーを務めていた時代に手掛けた作品です。

イタリアの高級車を日本人がデザインしたというのは、同じ日本人としても誇らしいことですね。

その後、ケン・オクヤマは独立。昨年は、みずからが代表を務めるケン・オクヤマ デザインが制作した2億円のスーパーカー「kode57」も話題となりました。

プジョー 406 クーペ

プジョー 406は、クーペ、セダン、シューティングブレークがあり、このなかのクーペをデザインしたのがピニンファリーナです。

フォルムの美しさは、発売から20年経った現在でもまったく色褪せていません。フランス車のなかでも歴史に名を残す1台であったことは間違いなく、機能性と美しさを兼ね備えたモデルです。

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