150万円以下で買える!かっこいい中古輸入車おすすめ5選
更新日:2024.09.09
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新車で登場したときは高額で手が出せなかったけど、中古車になって値段がこなれてくると俄然手が届きやすくなるのが輸入車。新車と中古車との差額が大きいほど、買ったときのお得感も高まります。ここでは発売されてから10年前後、販売価格はおおよそ150万円を上限に設定して、いま現在購入できる”ちょっとだけ見栄を張れそうな”輸入車をピックアップしてみました。
文・西山昭智
文・西山昭智
150万で買える高級車①:メルセデス・ベンツ Cクラス(W204)
Sクラスの顔つきになったメルセデス・ベンツの名コンパクト
190シリーズの系譜を受け継ぐメルセデス・ベンツのコンパクトセダン。190シリーズの後に登場したW201から現在のW205まで、4世代のCクラスが発売されていますが、おすすめしたいのが第3世代のW204モデルです。
第2世代で丸目4灯だったフロントライトは、W204になって吊り目型の2灯タイプに変更。Sクラスを意識したフロントマスクとなり、重厚感が増しています。
ユニークなのは、グレードによってフロントグリルの形状が異なっているところで、ベーシックグレードのエレガンスはボンネット上にスリーポインテッドスターのマスコットが置かれているのに対し、上級グレードのアバンギャルドではスリーポインテッドスターをフロントグリルに埋め込んでいます。
2007年から20014年まで発売され、発売当初の車両価格は450万〜664万円。1.8L 直4エンジンを搭載したC200コンプレッサーエレガンスから、3.0L V6エンジンを搭載したC300アバンギャルドまで、5グレードが販売されていました。
2011年5月のマイナーチェンジでは2,000ヶ所以上にも及ぶ改良が行われ、トランスミッションに7Gトロニックプラスが採用されています(それ以前は5速AT)。
第2世代で丸目4灯だったフロントライトは、W204になって吊り目型の2灯タイプに変更。Sクラスを意識したフロントマスクとなり、重厚感が増しています。
ユニークなのは、グレードによってフロントグリルの形状が異なっているところで、ベーシックグレードのエレガンスはボンネット上にスリーポインテッドスターのマスコットが置かれているのに対し、上級グレードのアバンギャルドではスリーポインテッドスターをフロントグリルに埋め込んでいます。
2007年から20014年まで発売され、発売当初の車両価格は450万〜664万円。1.8L 直4エンジンを搭載したC200コンプレッサーエレガンスから、3.0L V6エンジンを搭載したC300アバンギャルドまで、5グレードが販売されていました。
2011年5月のマイナーチェンジでは2,000ヶ所以上にも及ぶ改良が行われ、トランスミッションに7Gトロニックプラスが採用されています(それ以前は5速AT)。
150万で買える高級車②:メルセデス・ベンツ Mクラス(W164)
快適性が大幅に向上された第2世代がおすすめ
現在、もっとも活気があるプレミアムSUV市場。その先駆者的な存在が、1997年にデビューしたMクラスです。ゲレンデヴァーゲンよりもカジュアルに乗れ、SUVならではの乗り味や使い勝手の良さが好評を博し、Mクラスの登場以降、BMWやアウディなどから続々とSUVモデルが発売されました。
現在は後継モデルであるGLEクラスに移行されており、Mクラスというモデルは存在していません。1997年から2015年まで3世代に渡って生産されてきたMクラスですが、おすすめしたいのは2005年10月に登場した第2世代(W164)Mクラス。
初代Mクラスではラダーフレームだったのに対し、第2世代では乗用車と同じモノコックを採用、ボディサイズはひとまわり大きくなりました。乗り心地は劇的に向上し、トランスミッションには7Gトロニックが採用されるなど、さまざまな面で初代モデルよりもクオリティが向上しています。
スタイリングも、フロントグリルの形状が変わるなど、高級感も高まっています。
発売当時の車両価格は、693万〜945万円。3.5L V6エンジンを搭載したML350と、5.0L V8エンジンを搭載したML500の2台がラインナップされ、のちにディーゼルエンジンを採用したML350 ブルーテックが仲間入りします。
現在メルセデス・ベンツでは、GLA、GLC、GLE、ゲレンデヴァーゲンとさまざまなSUVモデルが存在していますが、いずれも非常に人気があり新車ではなかなか手を出しにくくなっています。しかしながら過去のSUVモデルであれば、150万円でも十分購入を検討することができます。
現在は後継モデルであるGLEクラスに移行されており、Mクラスというモデルは存在していません。1997年から2015年まで3世代に渡って生産されてきたMクラスですが、おすすめしたいのは2005年10月に登場した第2世代(W164)Mクラス。
初代Mクラスではラダーフレームだったのに対し、第2世代では乗用車と同じモノコックを採用、ボディサイズはひとまわり大きくなりました。乗り心地は劇的に向上し、トランスミッションには7Gトロニックが採用されるなど、さまざまな面で初代モデルよりもクオリティが向上しています。
スタイリングも、フロントグリルの形状が変わるなど、高級感も高まっています。
発売当時の車両価格は、693万〜945万円。3.5L V6エンジンを搭載したML350と、5.0L V8エンジンを搭載したML500の2台がラインナップされ、のちにディーゼルエンジンを採用したML350 ブルーテックが仲間入りします。
現在メルセデス・ベンツでは、GLA、GLC、GLE、ゲレンデヴァーゲンとさまざまなSUVモデルが存在していますが、いずれも非常に人気があり新車ではなかなか手を出しにくくなっています。しかしながら過去のSUVモデルであれば、150万円でも十分購入を検討することができます。
150万で買える高級車③:アウディ TTクーペ(第2世代)
軽量なボディと6Sトロニックで走りを堪能
ツーリストトロフィー(Tourist Trophy)の名前を冠するアウディのスポーツカー。1995年に発表されたコンセプトデザインを、ほぼそのまま踏襲して1998年に発売され、その独創的なスタイリングから発売当時は話題を集めたモデル。基本は2ドアのクーペスタイルで、乗員は4名乗車が可能ながら、後席はプラス2のような広さにとどまっています。
1998年の初代モデルがデビューから現在まで生産が続けられており、これまでに3つの世代が存在しています。フロントマスクが個性的な初代は2005年で生産が終了し、第2世代へと移行。その際にほかのアウディモデルが採用していたシングルフレームを採用し、アウディの兄弟モデルらしい雰囲気に一新されています。
初代TTクーペよりもひとまわり大きくなった第2世代のTTクーペは、後席の居住性も向上。さまざまな事情から急遽追加されたリアウイングは、第2世代になると電動可変式が採用されています。
グレードは、2.0直4エンジンを搭載する2.0 TFSIと、3.2L V6エンジンを搭載する3.2 クワトロの2種類で、発売当時の車両価格は440万〜574万円。のちに2.0 TFSIにも4WD仕様のクワトロが追加されています。
この2代目TTクーペでは大幅な軽量化が施され、前後重量配分もFF/4WDともに60:40となり、走りの醍醐味を味わえるスポーツカーとなっています。
1998年の初代モデルがデビューから現在まで生産が続けられており、これまでに3つの世代が存在しています。フロントマスクが個性的な初代は2005年で生産が終了し、第2世代へと移行。その際にほかのアウディモデルが採用していたシングルフレームを採用し、アウディの兄弟モデルらしい雰囲気に一新されています。
初代TTクーペよりもひとまわり大きくなった第2世代のTTクーペは、後席の居住性も向上。さまざまな事情から急遽追加されたリアウイングは、第2世代になると電動可変式が採用されています。
グレードは、2.0直4エンジンを搭載する2.0 TFSIと、3.2L V6エンジンを搭載する3.2 クワトロの2種類で、発売当時の車両価格は440万〜574万円。のちに2.0 TFSIにも4WD仕様のクワトロが追加されています。
この2代目TTクーペでは大幅な軽量化が施され、前後重量配分もFF/4WDともに60:40となり、走りの醍醐味を味わえるスポーツカーとなっています。
150万で買える高級車④:シトロエン C6
フランス大統領も公用車にしていたフラッグシップ
シトロエンのフラッグシップモデルとして、2006年に登場したC6。シトロエンらしい個性的なスタイリングは、いまも多くのファンを魅了しています。
全長は5m近く、ホイールベースも2,900mmと堂々たる体躯ながら、全幅は1,860mmと控えめで、見た目以上に運転がしやすいのもC6の特長です。
サスペンションは、シトロエンならではのハイドロニューマチックアクティブサスペンションが採用され、時速110kmになると自動的に車高が12mmほど下がります。
Cピラーからテールエンドにかけてのデザインが変わっており、ファストバックのようなデザインを採用したスタイリングの奇抜さに対して、インテリアはいたってシンプルかつ上品にまとめられ、フラッグシップらしい高級感が漂っています。
日本で販売されたグレードは、エクスクルーシブのみで、発売当時の車両価格は682万円でした。日本では2010年で発売が終了されたので中古車市場でもあまり見かけないモデルですが、走行距離を気にしなければ150万円でも十分手に入れることが可能です。
全長は5m近く、ホイールベースも2,900mmと堂々たる体躯ながら、全幅は1,860mmと控えめで、見た目以上に運転がしやすいのもC6の特長です。
サスペンションは、シトロエンならではのハイドロニューマチックアクティブサスペンションが採用され、時速110kmになると自動的に車高が12mmほど下がります。
Cピラーからテールエンドにかけてのデザインが変わっており、ファストバックのようなデザインを採用したスタイリングの奇抜さに対して、インテリアはいたってシンプルかつ上品にまとめられ、フラッグシップらしい高級感が漂っています。
日本で販売されたグレードは、エクスクルーシブのみで、発売当時の車両価格は682万円でした。日本では2010年で発売が終了されたので中古車市場でもあまり見かけないモデルですが、走行距離を気にしなければ150万円でも十分手に入れることが可能です。
150万で買える高級車⑤:ジャガー Xタイプ
XJをそのままコンパクトにしたような高級感
ラグジュアリーカーの代名詞的な存在でもあるジャガー。フラッグシップのXJシリーズは、軒並み1,000万円オーバーですが、2010年まで販売されていたコンパクトクラスのXタイプであれば、かなりお手頃なプライスで入手することが可能です。
サイズ的にはDセグメントに位置しており、メルセデス CクラスやBMW 3シリーズのライバルで、デビューは2001年。ボディサイズは小さめでも、フロントマスクは先代XJシリーズと同様の丸目4灯で十分貫禄もあります。
全長4,685mm×全幅1,790mm×全高1,420mm、ホイールベース2,710mmというボディサイズで取り回しの良さはジャガーのなかでも随一。
発売当時の車両価格は、423万〜525万円で、2.5L V6エンジンを搭載した3グレードと、3.0L V6エンジンを搭載した1グレードの計4グレードがラインナップされていました。発売当時は4グレードすべて4WDでしたが、のちに2.0L V6エンジンを搭載したFFモデルが仲間入りしています。
インテリアのシフトには、ジャガーではおなじみのJゲートと呼ばれるATセレクターが採用され、インストゥルメントパネルも高級感がただよい、XJをそのまま小さくしたかのような上質な雰囲気に包まれています。
サイズ的にはDセグメントに位置しており、メルセデス CクラスやBMW 3シリーズのライバルで、デビューは2001年。ボディサイズは小さめでも、フロントマスクは先代XJシリーズと同様の丸目4灯で十分貫禄もあります。
全長4,685mm×全幅1,790mm×全高1,420mm、ホイールベース2,710mmというボディサイズで取り回しの良さはジャガーのなかでも随一。
発売当時の車両価格は、423万〜525万円で、2.5L V6エンジンを搭載した3グレードと、3.0L V6エンジンを搭載した1グレードの計4グレードがラインナップされていました。発売当時は4グレードすべて4WDでしたが、のちに2.0L V6エンジンを搭載したFFモデルが仲間入りしています。
インテリアのシフトには、ジャガーではおなじみのJゲートと呼ばれるATセレクターが採用され、インストゥルメントパネルも高級感がただよい、XJをそのまま小さくしたかのような上質な雰囲気に包まれています。
セダン、SUV、スポーツカー、ちょっと変わり種、プレミアムコンパクトなど、それぞれ個性のある輸入車をセレクトしてみました。いずれも当時の新車価格は高額ですが、10年が経過するとずいぶん販売価格も控えめになって手が出せるようになります。
同じ150万円で新車を購入することも十分可能ですが、あえてちょっとだけ見栄が張れるような輸入車を選んでみて、人とは違ったカーライフを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
西山昭智
大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。