見た目や走り味など「個性」が光るミニバン5選
更新日:2024.09.09
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お子さんやお年寄りのいる家族の移動に、とても重宝することから人気の高いミニバンは、5ナンバーサイズのコンパクトなものから、7人がゆったりと移動できる大きなものまで、多種多様なモデルが国内メーカーから販売されています。しかし、それでは飽き足らないというユーザーにおすすめなのが、海外メーカーのミニバンです。ここではそんな輸入車ミニバンを”個性的”という観点からチョイスしてみました。「他人とは違ったミニバンに乗りたい」そんなお父さんにおすすめの5台です。
文・西山昭智
文・西山昭智
メルセデス・ベンツ Vクラス
家族の人数に合わせてシートを自由に取り外せる
乗用車のイメージが強いメルセデス・ベンツのミニバンは、商用車のVitoをベースにしたモデルで、1998年から日本で発売されてきた息の長いモデルです。現在販売されているのは3代目。2代目はVクラスではなく「Viano(ビアノ)」と呼ばれていました。
インスツルメントパネルはメルセデス ベンツらしいエレガントなデザインで、ミニバンらしからぬ雰囲気。シートポジションスイッチは他のメルセデスと同じくドア側に配置されています。
シートは2列目がキャプテンシート、3列目がベンチシート(3名)の7人乗りで、フロントシート以外はすべて取り外すことが可能。さらに無償オプションで全席キャプテンシートを選ぶこともできるようになっています。
このシートは、2列目を逆向きにして3列目との対面アレンジが可能。また2列目と3列目のシートをすべて取り外してしまえば、広大なラゲッジスペースが表れます。リアゲートは窓ガラスだけを単独で跳ね上げることができるので、小さな荷物の出し入れも簡単に行なえます。
さらにミニバンでありながら電子制御サスペンション(セレクティブダンピングシステム)を搭載し、軽快なドライブ性能を発揮するのはメルセデスならでは。駆動方式は、FRを採用しています。
インスツルメントパネルはメルセデス ベンツらしいエレガントなデザインで、ミニバンらしからぬ雰囲気。シートポジションスイッチは他のメルセデスと同じくドア側に配置されています。
シートは2列目がキャプテンシート、3列目がベンチシート(3名)の7人乗りで、フロントシート以外はすべて取り外すことが可能。さらに無償オプションで全席キャプテンシートを選ぶこともできるようになっています。
このシートは、2列目を逆向きにして3列目との対面アレンジが可能。また2列目と3列目のシートをすべて取り外してしまえば、広大なラゲッジスペースが表れます。リアゲートは窓ガラスだけを単独で跳ね上げることができるので、小さな荷物の出し入れも簡単に行なえます。
さらにミニバンでありながら電子制御サスペンション(セレクティブダンピングシステム)を搭載し、軽快なドライブ性能を発揮するのはメルセデスならでは。駆動方式は、FRを採用しています。
BMW 2シリーズ グラン ツアラー
ミニバンということを忘れてしまう軽快さ
おなじみのキドニーグリルを備えた2シリーズ グラン ツアラー。BMWらしいスポーティなデザインはそのまま、家族向けのミニバンらしい機能が満載です。ちなみに5名乗車は、アクティブ ツアラーと呼ばれます。
2列目シートに3名、3列目シートに2名の7名乗車ですが、ドライバーシートの着座位置が一般的なミニバンほど高くなく、アイポイントが乗用車と同じなので、運転していても安心感があります。
インストゥルメンツパネルのデザインは、3シリーズや5シリーズに通じるもので、Mスポーツを選ぶとパドルシフトを標準で装備。ベースモデルは6速、それ以外は8速ATを搭載し、ミニバンとは思えない気持ちの良い走りも魅力です。
2列目シートに3名、3列目シートに2名の7名乗車ですが、ドライバーシートの着座位置が一般的なミニバンほど高くなく、アイポイントが乗用車と同じなので、運転していても安心感があります。
インストゥルメンツパネルのデザインは、3シリーズや5シリーズに通じるもので、Mスポーツを選ぶとパドルシフトを標準で装備。ベースモデルは6速、それ以外は8速ATを搭載し、ミニバンとは思えない気持ちの良い走りも魅力です。
フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン
あの世界的人気車がベース
ゴルフと同じMQBプラットフォームを採用している、フォルクスワーゲンのミニバン。VWにはもうひと回り大きなシャランというミニバンがありますが、トゥーランはコンパクトで取りまわしが良いことがポイント。
エンジンは1.4L TSI直噴ターボエンジンを搭載し、トランスミッションにはVWならではのDSGを採用。電子制御サスペンション(アダプティブシャシーコントロール)も搭載し、ゴルフの走り味をミニバンでも味わうことができます。
リアドアはヒンジ式ですが、2列目シートにイージーエントリー機構(レバーを引くと背もたれが倒れると同時にシートが前方へスライド)があり、3列目に乗り込むときにもストレスがありません。
またハイラインとRラインにはイージーオープン・テールゲート機能がオプション設定されており、両手で荷物を持ったままでもセンサーによってリアゲートを開閉させることが可能です。
エンジンは1.4L TSI直噴ターボエンジンを搭載し、トランスミッションにはVWならではのDSGを採用。電子制御サスペンション(アダプティブシャシーコントロール)も搭載し、ゴルフの走り味をミニバンでも味わうことができます。
リアドアはヒンジ式ですが、2列目シートにイージーエントリー機構(レバーを引くと背もたれが倒れると同時にシートが前方へスライド)があり、3列目に乗り込むときにもストレスがありません。
またハイラインとRラインにはイージーオープン・テールゲート機能がオプション設定されており、両手で荷物を持ったままでもセンサーによってリアゲートを開閉させることが可能です。
フォルクスワーゲン シャラン
サードシートを床下にすっぽり格納できる
トゥーランよりもひとまわり大きく、リアドアがパワースライド仕様になっているシャラン。パワートレインは、トゥーランと同じ1.4L直噴ターボエンジンとDSGの組み合わせですが、こちらのほうが車体が大きく重量もあるので安定感のある走りが楽しめます。
7名シートすべてが独立式になっており、個別でシートを倒して利用することが可能。2列目は、3席とも独立して前後スライドさせることができるようになっています。
くわえて3列目シートはフロアに格納される構造で、乗員が5名以下なら2列目以降をラゲッジとしてフル活用することができます。そのときのラゲッジの床はフルフラットで、荷物の出し入れがしやすいのも特徴です。またち2列目シートは背もたれを前に倒すと座面も連動してフロア下に沈み込み、こちらもフルフラットにすることができます。
シートアレンジはコツや力が必要なケースが多いものですが、シャランはとにかく簡単操作で力も要らず、女性ひとりでも簡単に動かすことができます。
7名シートすべてが独立式になっており、個別でシートを倒して利用することが可能。2列目は、3席とも独立して前後スライドさせることができるようになっています。
くわえて3列目シートはフロアに格納される構造で、乗員が5名以下なら2列目以降をラゲッジとしてフル活用することができます。そのときのラゲッジの床はフルフラットで、荷物の出し入れがしやすいのも特徴です。またち2列目シートは背もたれを前に倒すと座面も連動してフロア下に沈み込み、こちらもフルフラットにすることができます。
シートアレンジはコツや力が必要なケースが多いものですが、シャランはとにかく簡単操作で力も要らず、女性ひとりでも簡単に動かすことができます。
シトロエン グランド C4 ピカソ
フランス産ミニバンはデザインがピカイチ
個性的なデザインが特徴のシトロエン グランド C4 ピカソ。3列すべてが独立式のシートで、自由なシートアレンジを楽しむことができます。
3列目はフロア下に完全に収納される設計で、操作も非常に簡単。3列目シートを格納して折り畳み式のフロアボードを上からかぶせれば、ラゲッジスペースがフルフラットになった5名乗車仕様に早変わりすることができます。
ほかにもリアバンパーの下に足を差し出すだけでリアゲートが自動で開閉するハンズフリー電動テールゲートなど、快適な機能も盛りだくさんですが、なんといってもこちらのミニバンの魅力といえばシトロエンらしいデザイン。
LEDランプからダブルシェブロンにつながるクロームラインが印象的なフロントフェイスや、Aピラーから伸びそのままルーフラインと一体化してリアエンドへと連なるシルバーアーチ、さらにはエッジの際立つプレスラインや立体感のあるLEDリアランプなど、スタイリングをモダンな印象に仕上げています。
インテリアのデザインも同様で、エアコンのルーバーを横に細長くとり、センターコンソールには12インチパノラミックスクリーン、その下には7インチのタッチパネルスクリーンを搭載するなど、使い勝手だけでなく見た目の美しさにもこだわっています。
3列目はフロア下に完全に収納される設計で、操作も非常に簡単。3列目シートを格納して折り畳み式のフロアボードを上からかぶせれば、ラゲッジスペースがフルフラットになった5名乗車仕様に早変わりすることができます。
ほかにもリアバンパーの下に足を差し出すだけでリアゲートが自動で開閉するハンズフリー電動テールゲートなど、快適な機能も盛りだくさんですが、なんといってもこちらのミニバンの魅力といえばシトロエンらしいデザイン。
LEDランプからダブルシェブロンにつながるクロームラインが印象的なフロントフェイスや、Aピラーから伸びそのままルーフラインと一体化してリアエンドへと連なるシルバーアーチ、さらにはエッジの際立つプレスラインや立体感のあるLEDリアランプなど、スタイリングをモダンな印象に仕上げています。
インテリアのデザインも同様で、エアコンのルーバーを横に細長くとり、センターコンソールには12インチパノラミックスクリーン、その下には7インチのタッチパネルスクリーンを搭載するなど、使い勝手だけでなく見た目の美しさにもこだわっています。
国産とは、ひと味違った個性や走り味が輸入ミニバンにあります。しかし、そんな”プラスアルファ”の楽しさは、乗ってみなければわからないもの。機会があれば、ぜひ試乗して、輸入ミニバンの魅力に触れてみてください。
西山昭智
大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。