オンナにとってクルマとは Vol.35 ヘルメット・フィッティング
更新日:2024.09.09
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生涯5つ目のレース用のヘルメットを新調した。なぜそんなにたくさん、と思うかもしれないが、安全性を考えるなら、ヘルメットは3年ごとに買い替えていくほうが良いと言われているからだ。だからあまり劣化していなくても、定期的に新調する必要がある。決して、私がヘルメットマニアというわけではない。
text:まるも亜希子 [aheadアーカイブス vol.129 2013年8月号]
text:まるも亜希子 [aheadアーカイブス vol.129 2013年8月号]
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Vol.35 ヘルメット・フィッティング
と言いつつ、新しいヘルメットを選ぶ時はワクワクする。今回はカラーリングも自分でデザインすることにしたので、なおさらワクワクしながら、まずはどのメーカーにするかで悩む。
ここ5〜6年はずっと海外メーカーの製品を使っていたのだけれど、それは所属していたレーシングチームが推奨していたからで、理由のいちばんは「カッコイイから」だった。確かにサーキットで他人のヘルメットと並べて置いてみると、ダントツに存在感があり、絵になる。ただ今回は思うところあって、日本メーカーのAraiをチョイスした。
というのも、モータースポーツを始めた当初、愛用していたのはAraiだった。それは信頼できる先輩と一緒に、ちゃんと現物のあるお店に行って、いくつか試着をした中でAraiがいいと思い、購入したものだった。海外メーカーのヘルメットは、試着や比較ができないまま購入したのだけれど、届いた商品を被ってみると無事に頭が入ったので、まぁいいだろうとそのまま使っていた。
たまに、走行後に頭痛になったり、異様に肩が凝ったりしたけれど、それはマシンのせいか、猛暑の中を走り軽い熱中症にでもなったのだろうと思っていた。
ところがある時、先輩が私のヘルメットを持ち、「これ重いなぁ」とひとこと。しかも、私の頭は典型的な日本人の扁平型だから、欧米人のような縦型の頭に合う海外メーカーものは合わないんじゃないかと言う。その瞬間私は目からウロコ。今度はしっかり、サイズとフィット感を重視しようと決心した。そしてつい先日、新しいAraiで7時間耐久レースを走ったが、あらためて試着の大切さを実感する快適さだった。
これはレース用ヘルメットに限った話ではなく、バイクはもちろん、着用が努力義務(一部地域では義務化)となっている子供の自転車用ヘルメットも同じこと。被った時にきつかったりゆるかったり、すぐにズレたり、重くて負担が大きかったりしたら本末転倒だ。姪っ子から来月の誕生日に自転車をねだられているけれど、その時はしっかり合ったヘルメットも選んであげなくちゃと叔母バカな私だった。
ここ5〜6年はずっと海外メーカーの製品を使っていたのだけれど、それは所属していたレーシングチームが推奨していたからで、理由のいちばんは「カッコイイから」だった。確かにサーキットで他人のヘルメットと並べて置いてみると、ダントツに存在感があり、絵になる。ただ今回は思うところあって、日本メーカーのAraiをチョイスした。
というのも、モータースポーツを始めた当初、愛用していたのはAraiだった。それは信頼できる先輩と一緒に、ちゃんと現物のあるお店に行って、いくつか試着をした中でAraiがいいと思い、購入したものだった。海外メーカーのヘルメットは、試着や比較ができないまま購入したのだけれど、届いた商品を被ってみると無事に頭が入ったので、まぁいいだろうとそのまま使っていた。
たまに、走行後に頭痛になったり、異様に肩が凝ったりしたけれど、それはマシンのせいか、猛暑の中を走り軽い熱中症にでもなったのだろうと思っていた。
ところがある時、先輩が私のヘルメットを持ち、「これ重いなぁ」とひとこと。しかも、私の頭は典型的な日本人の扁平型だから、欧米人のような縦型の頭に合う海外メーカーものは合わないんじゃないかと言う。その瞬間私は目からウロコ。今度はしっかり、サイズとフィット感を重視しようと決心した。そしてつい先日、新しいAraiで7時間耐久レースを走ったが、あらためて試着の大切さを実感する快適さだった。
これはレース用ヘルメットに限った話ではなく、バイクはもちろん、着用が努力義務(一部地域では義務化)となっている子供の自転車用ヘルメットも同じこと。被った時にきつかったりゆるかったり、すぐにズレたり、重くて負担が大きかったりしたら本末転倒だ。姪っ子から来月の誕生日に自転車をねだられているけれど、その時はしっかり合ったヘルメットも選んであげなくちゃと叔母バカな私だった。
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text:まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。
text:まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。