オンナにとってクルマとは Vol.37 オンナのクルマは汚れている?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
「女性のクルマがきれいだったためしがない」という言葉を、数人の男性からまったく別々のシチュエーションで聞いた。そのたびに“決めつけないでよ”と反論したい気持ちと、“その通りかもしれないな”と反省する気持ちとが、私の中で行ったり来たり。
text : まるも亜希子 [aheadアーカイブス vol.131 2013年10月号]
text : まるも亜希子 [aheadアーカイブス vol.131 2013年10月号]
- Chapter
- Vol.37 オンナのクルマは汚れている?
Vol.37 オンナのクルマは汚れている?
でもやっぱり、その通りなのだろう。私だって愛車を汚いまま乗っているつもりはないけれど、その男性たちの愛車ときたらツヤツヤ、ピカピカで、車内にもゴミひとつ落ちていない。対して私はついこの間まで、手が届きそうで届かないところに落ちてしまった輪ゴムを、半年以上も放置していたことを思い出した。これじゃ確かに、常日頃からきれいに乗っているとは言い切れない。
なぜ、男性たちの言う「クルマがきれい」のレベルは、女性のそれよりずっと高いのだろう。家の中や会社のデスクに関するきれいのレベルよりも、ぜんぜん高い。
理由らしきもののひとつめは、オートバックスなどのカー用品店に、女性はあまり通うことがないからではないか。男性たちが日曜日の暇つぶしにと、ぶらり訪れるカー用品店には、ありとあらゆる洗車グッズが並んでいる。シャンプーやワックスだけでもたくさんの種類があり、スポンジやブラシも色とりどりで楽しい。
あれを見ていると、私でさえも無性に洗車がしたくなってくるほどだから、クルマを愛する男性たちなら、さぞやる気が湧くことだろう。きっと多くの女性は、あんなにも洗車グッズが充実しているとは夢にも思ってない。
クルマをもっときれいにする術を知らないのだから、男性たちのレベルにいけないのは当然だ。例えば、女性がよく利用するドラッグストアの一角に洗車グッズコーナーがあったら、少しは女性のクルマがきれいになるのだろうか。
そしてもうひとつの理由は、女性は自分の身なりをきれいにすることや、子ども、ペット、家の中では洗濯物、食器洗い、お風呂掃除など、きれいにするものを抱えすぎている。毎日あっちもこっちもきれいにしていたら、クルマのことなんて後回し。実際に数えてみると、私は家を掃除する回数に比べて、クルマを掃除する回数はその5分の1くらいだった。
というわけで男性のみなさん。女性のクルマにケチをつける前に、日頃はもっと家やオフィスの掃除を手伝い、休日には一緒にカー用品店へ連れて行ってあげてくれませんか。
なぜ、男性たちの言う「クルマがきれい」のレベルは、女性のそれよりずっと高いのだろう。家の中や会社のデスクに関するきれいのレベルよりも、ぜんぜん高い。
理由らしきもののひとつめは、オートバックスなどのカー用品店に、女性はあまり通うことがないからではないか。男性たちが日曜日の暇つぶしにと、ぶらり訪れるカー用品店には、ありとあらゆる洗車グッズが並んでいる。シャンプーやワックスだけでもたくさんの種類があり、スポンジやブラシも色とりどりで楽しい。
あれを見ていると、私でさえも無性に洗車がしたくなってくるほどだから、クルマを愛する男性たちなら、さぞやる気が湧くことだろう。きっと多くの女性は、あんなにも洗車グッズが充実しているとは夢にも思ってない。
クルマをもっときれいにする術を知らないのだから、男性たちのレベルにいけないのは当然だ。例えば、女性がよく利用するドラッグストアの一角に洗車グッズコーナーがあったら、少しは女性のクルマがきれいになるのだろうか。
そしてもうひとつの理由は、女性は自分の身なりをきれいにすることや、子ども、ペット、家の中では洗濯物、食器洗い、お風呂掃除など、きれいにするものを抱えすぎている。毎日あっちもこっちもきれいにしていたら、クルマのことなんて後回し。実際に数えてみると、私は家を掃除する回数に比べて、クルマを掃除する回数はその5分の1くらいだった。
というわけで男性のみなさん。女性のクルマにケチをつける前に、日頃はもっと家やオフィスの掃除を手伝い、休日には一緒にカー用品店へ連れて行ってあげてくれませんか。
------------------------------------------------
text : まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。
text : まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。