ランクルプラド、TZ-GとTXは何が違うのか?

ランクルプラドの車種概要と歴史について

ランクルプラド3

トヨタのランドクルーザープラドは、ランクル70系から派生した車種で、国内ではプラドと呼ばれています。ランクルに比べればコンパクトですが、室内は、3列シートを備えたスペースを確保。現行モデルは過酷な道が多いオフロードでも持ち前の走行性能が活きる、マルチテレインセレクトという最先端技術を採用しています。

グレードは上級グレードのTZ-G、豪華な装備のTX Lパッケージ、ベースグレードのTXという3タイプです。

ランクルプラドの歴史は、1984年にデビューしたランクルワゴン(70系ワゴン)までさかのぼります。

初代は三菱・パジェロに対抗するモデルとして開発され、国内クロスカントリー車で初めて4輪コイルリジッドサスペンションを採用したモデルとしても知られています。

名称にプラドが付くのは、1990年のマイナーチェンジから。その後、1996年には2代目の90系に、3代目の120系は2002年の登場です。現行モデルの4代目は150系で、2009年から販売されています。

プラドの構成

ランクルプラド3

150系プラドは5人乗り、7人乗りの2ボディがあり、搭載されるエンジンは、2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンの2種が選択できます。

装備などの違いによりグレードは「TX」と「TX Lパッケージ」、そして7人乗りで2.8Lディーゼルのみの最上級グレード「TZ-G」の合計3グレード、7モデルが用意されています。

2015年のマイナーチェンジで、LEDヘッドランプを「TX」を除くディーゼル車全車に標準装備、ボディカラーでは「ダークブルーマイカ」を廃止し、「レッドマイカメタリック」が追加され、全10色から選択できるようになっています。

トヨタ ランクル1

5人乗り

ランクルプラド3

7人乗り

TX

TXはベースグレードです。ベースといっても今やプラドは高級SUVです。ヘッドランプはハロゲン、内装の表皮シートはファブリックとなりブラックを基調としたシンプルなデザインとなっています。

また、クロカン4×4としての快適装備も充実しており、

・トルセン®LSD(センターデフ)付トランスファー
・傾斜角モニター+タイヤ切れ角+4輪トラクション作動+デフロック作動表示機能
・アクティブトラクションコントロール&ダウンヒルアシストコントロール制御&ヒルスタートアシストコントロール+ハイドロブレーキブースター(2.8Lディーゼル車)
・マルチテレインABS(2.8Lディーゼル車)

などが標準装備されます。ただし悪路走破に関わる部分ではディーゼル車にしか装備されないものもあります。その分ディーゼル車は価格が高く(ガソリン車+約60万円)設定されているので、自分の使用シーンを考えて選ぶようにしましょう。

TXグレードのタイヤはLパッケージ含め、17インチが標準です。ベースグレードであっても十分に、ランドクルーザープラドの悪路走破性能や快適性能を堪能できるでしょう。

TX Lパッケージ

ベースグレードのTXをベースに快適装備をパッケージにして標準装備したのがTX Lパッケージです。TXとの価格差はいずれも以下の通りです。

TX (7人乗り) ガソリン2.7L→3,504,109円
TX Lパッケージ (7人乗り) ガソリン2.7L→3,956,727円

約45万円の違いとなりますね。

Lパッケージでは本革シートや本革巻きステアリング/シフトノブ、パワーシート、快適温熱シート(運転席・助手席)などが標準となります。走行機能に関する装備に違いはありませんが、豪華で快適な装備がパッケージされた内容となります。

TZ-G

TZ-Gは、プラドにおける最上級グレードで7人乗り&2.8Lディーゼルのみの設定となります。価格は5,133,927円(税込)と唯一500万円を超えるモデルになります。

装備関連はLパッケージにプラスして18インチタイヤやクリアランスソナー、AVS&リヤ電子制御エアサスペンション(パワーステアリング連動)、KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)などが標準装備されます。

また、ミリ波レーダー式プリクラッシュセーフティシステムはTG-Zにのみオプション設定が可能です。

エクステリアは、最新のLEDヘッドランプが特長。インテリアも木目調で本革巻きのステアリングやシフトノブ、インストルメントパネルがそろっていて、統一感があるデザインとなっています。シートは本革で、前席シートは快適温熱シートを採用して快適性がアップしました。


走行性能を詳しく知りたい

ランクル プラドの走行性能を見てみるとしましょう。

  エンジン トランスミッション 駆動方式 最高出力 最大トルク
TX 2,693cc 直列4気筒DOHC 6AT フルタイム4WD 163ps/5,200rpm 25.1kg・m/3,900rpm
TX Lパッケージ 2,693cc 直列4気筒DOHC 6AT フルタイム4WD 163ps/5,200rpm 25.1kg・m/3,900rpm
TX(ディーゼル) 2,754cc 直列4気筒DOHC 6AT フルタイム4WD 177ps/3,400rpm 45.9kg・m/1,600~2,400rpm
TX Lパッケージ(ディーゼル) 2,754cc 直列4気筒DOHC 6AT フルタイム4WD 177ps/3,400rpm 45.9kg・m/1,600~2,400rpm
TZ-G(ディーゼル) 2,754cc 直列4気筒DOHC 6AT フルタイム4WD 177ps/3,400rpm 45.9kg・m/1,600~2,400rpm

大きく分類すると2つのスペックがある事が分かります。これはガソリンとディーゼルエンジンの違いで、ディーゼルエンジンモデルの方が最大トルクが断然大きくなりますし、発生回転数も低いので、オフロードなどでパワフルな走りを楽むことができるでしょう。

燃費・維持費について

歴代の燃費もチェックしてみるとしましょう。

 年式 カタログ燃費
90系(1996年~2002年) 7.6km/L~11.6km/L
120系(2002年~2009年) 8.1km/L~11.2km/L
150系(2009年~) 7.9km/L~11.8km/L

上記を見ても分かるように決して低燃費ではありませんので維持費もかかりますが、パワフルな走りと天秤にかけた時、どちらを選ぶかという事でしょう。

そもそも低燃費や経済性を求めて選ぶモデルではありませんので、ランクルプラドをと考えているのであれば、燃費等気にせずにガンガン楽しむべきです。

ランクル プラドの中古相場は、どれぐらい?

ランドクルーザープラド TX-Z

現行プラドの中古相場は、最安値がTXモデルの243.3万円、最高値がTZ-Gのオプション付きモデルの728万円、平均価格が403.5万円です。平均年式は2014年。流通台数は、2015年式のものが多く出回っています。

グレード別に見ると2009年以降の2.7 TXの中古車は、最安値が243.3万円から、最高値が453万円。4.0 TX-Z 4WDの中古車は、最安値が305.9万円から、最高値が488万円です。

値引き交渉をして購入するには、現在の的確な価格相場を知っておく必要があります。そのため購入前にネットで何社かに見積もりを出してもらうと良いでしょう。

値引きの口コミ情報では、車両値引き額・オプション値引き額が最大で35万円という情報があります。

TXとTX-Zの装備や性能の違いがありますので、知った上で納得のいく車選びをしてみましょう。
(2016年7月現在)

クロスカントリー4×4としての基本性能は全車に備わっているので、あとは快適装備やクラッシュセーフティシステムなどの安全装備を選択するかどうかでグレードが決まってきます。もちろん予算に限りがなければ最上級グレードを選びたいですけどね。

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