トヨタ 4代目ランドクルーザープラド(TRJ150W/GDJ150W/GRJ150W型)の7グレード間の違いを比較！おすすめはディーゼルエンジンを採用したグレード!?

更新日：2024.09.09

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トヨタランドクルーザーよりも小さなボディーサイズを持ち、より日本の道路事情に適したクルマとしてラインナップされているトヨタランドクルーザープラド。

5人乗りと7人乗りモデルが設定されていることから幅広いユーザーの支持を集め、2009年にはトヨタ 4代目ランドクルーザープラド(TRJ150W/GDJ150W/GRJ150W型)が登場しています。

今回は、そんな4代目ランドクルーザープラドのグレードを紹介していきます。

吉田恒道｜よしだつねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」（扶桑社）など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」（学習研究社）がある。

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Chapter: 4代目ランドクルーザープラド TX【価格：362万1,000円～】; 4代目ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ"【価格：414万円～】; 4代目ランドクルーザープラド TX クリーンディーゼル【価格：428万5,000円～】; 4代目ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ" クリーンディーゼル【価格：496万8,000円～】; 4代目ランドクルーザープラド TZ-G クリーンディーゼル【価格：553万円】; 4代目ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ・Black Edition"【価格：426万1,000円～】; 4代目ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ・Black Edition"クリーンディーゼル【価格：493万1,000円～】

ランドクルーザープラドの中古車一覧

トヨタランドクルーザープラド 2.7 TX Lパッケージ 4WD

本体価格

335万円
支払総額

345.7万円

年式：2015年
走行距離：8.2万km
車検：車検整備付
なし

トヨタランドクルーザープラド 2.8 TZ-G ディーゼル 4WD パノラミックビューモニター BSM

本体価格

558万円
支払総額

570万円

年式：2021年
走行距離：3.4万km
車検：検なし
なし

トヨタランドクルーザープラド 2.8 TX Lパッケージディーゼル 4WD WALD22インチAW/サンルーフ

本体価格

580万円
支払総額

590万円

年式：2021年
走行距離：4.1万km
車検：車検整備付
なし

トヨタランドクルーザープラド 2.7 TX 4WD

本体価格

205万円
支払総額

215万円

年式：1999年
走行距離：15.3万km
車検：R.7年11月
なし

トヨタランドクルーザープラド 2.7 TX Lパッケージ 4WD

本体価格

443万円
支払総額

450万円

年式：2020年
走行距離：2.9万km
車検：R.7年02月
なし

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4代目ランドクルーザープラド TX【価格：362万1,000円～】

「TX」は、トヨタ 4代目ランドクルーザープラドのエントリーグレードにあたるモデルです。

エンジンは排気量2.7L 直列4気筒の2TR-FE型という1気筒あたり約670ccを持つ珍しいモデルを搭載し、最高出力120kW(163PS)/5,200rpm、最大トルク246Nm(25.1kgm)/3,900rpmを発生。ターボチャージャー非装着の自然吸気エンジンとしては大きなトルクを発揮します。

一方で、全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,850mmというボディーサイズに2tを超える車重、さらに駆動方式は4WDのみという燃費性能に厳しい条件が揃っていることから、燃費は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで8.3km/Lという近年のクルマでは珍しい低さとなっています。

「TX」は価格を抑えるためにインテリアの質感や快適装備が省略され、ステアリングやシフトノブなどは樹脂製となり、フロントシート(前席)もマニュアル調整式を採用し、シンプルな使用となっています。

一方で、2列シートの5人乗りと、3列目シートを備えた7人乗りが設定され、幅広いニーズに対応できるラインナップとなっています。

価格は5人乗りが362万1,000円、7人乗りが377万9,000円となっています。

4代目ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ"【価格：414万円～】

「TX”Lパッケージ”」は、「TX」の上位グレードにあたるモデルで、快適装備が強化されています。

インテリア(内装)ではステアリングやシフトノブ、パーキングブレーキレバーなどが本革巻きとなり質感を向上。「TX」では省略されていたセンタークラスターサイドニーパッドが追加され、レジスターにも金属調の加飾が施されるなど高級感を高めています。

フロントシートも電動化され、運転席は前後左右や高さ調整が可能な8ウェイパワーシート、助手席も前後やリクライニング調整が可能な4ウェイパワーシートを装備。シート自体もベンチレーション機能が追加された快適温熱シートとなっています。

また、「TX」にはオプション設定されていなかったブラインドスポットモニターがオプション装備可能となるなど、大きいボディーサイズのトヨタ 4代目ランドクルーザーにとって必須とも言える装備がラインナップされているのは嬉しいポイントですね。

価格は5人乗りが414万円、7人乗りが429万8,000円で、5人乗りと7人乗りそれぞれ51万9,000円高い値段設定となっています。

4代目ランドクルーザープラド TX クリーンディーゼル【価格：428万5,000円～】

「TX クリーンディーゼル」は、その名の通り「TX」のディーゼルエンジンモデルと言えるグレードです。

エンジンにはガソリンエンジンよりも排気量を拡大しターボチャージャーを装着した2.8L 直列4気筒の1GD−FTV型を搭載。最高出力150kW(204PS)/3,000〜3,400rpm、最大トルク500Nm(51kgm)/1,600~2,800rpmまで強化され、2tを超えるボディーをものともしない加速力を備えました。

また、ディーゼルエンジン化に伴い燃料が経由となって経済性が向上するとともに燃費性能もアップし、WLTCモードで11.2㎞/Lを達成しています。

快適装備をはじめとする各種装備はガソリンエンジンモデルの「TX」に準じていますが、クリーンディーゼルモデル専用装備としてエクステリアにはクローム調のドアベルトモールディングが施されるなど細かい点に違いがあるのもポイントですね。

価格は5人乗りが428万5,000円、7人乗りが444万3,000円で、「TX」に比べて5人乗りと7人乗りそれぞれ66万4,000円アップとなっています。

4代目ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ" クリーンディーゼル【価格：496万8,000円～】

「TX”Lパッケージ”クリーンディーゼル」は、「TX クリーンディーゼル」の上位グレードにあたるモデルです。

基本的な装備はガソリンエンジンモデルの「TX”Lパッケージ”」を踏襲し、インテリアではステアリングやシフトノブ、パーキングブレーキレバーが本革巻きへと変更。レジスターには金属調の加飾が施され、センタークラスターサイドニーパッドも追加されるなど室内空間の快適性が向上しています。

また、5人乗りと7人乗りでは細かな部分に差があり、7人乗りモデルではルームランプが1列目に2つ、2列目に2つ、3列目に2つと数を増やし、最後列にも配慮された内容となっています。

価格は5人乗りが481万円、7人乗りが496万8,000円と、「TX クリーンディーゼル」から5人乗りと7人乗りそれぞれ52万5,000円高くなっています。

4代目ランドクルーザープラド TZ-G クリーンディーゼル【価格：553万円】

「TZ-G クリーンディーゼル」は、トヨタ 4代目ランドクルーザープラドの最上級グレードに位置づけられたモデルです。

乗車人数は7人乗りのみに絞られ、快適性はもちろんオフロードなどにおける走行性能を大幅に向上させています。

エクステリアでは下位グレードが17インチホイールを装着するのに対して、より大径の19インチアルミホイールを装備。リヤサスペンションにはパワーステアリングと連動した電子制御エアサスペンションを標準装備しているほか、雪道や泥道などでスタックしにくくするためリヤにはトルセンLSD(リミテッドスリップデフ)が標準装備されています。

オプション装備としてさらに細かい制御を実現する電子リヤデフロックもラインナップされ、本格的なオフロード走行にも臨める仕上がりとなっています。

インテリアではパドルシフトが備わり、適切なエンジン回転数を保持できるほか、快適装備ではラゲッジスペース(荷室)にAC100V電源を装備し、アウトドアに必要なオプションも盛り込まれています。

価格は4代目ランドクルーザープラド最高額となる553万円となり、ついに500万円を突破する値段となりました。

4代目ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ・Black Edition"【価格：426万1,000円～】

「TX”Lパッケージ・Black Edition”」は、トヨタ 4代目ランドクルーザープラドにラインナップされた特別仕様車です。

エンジンスペックはベースとなった「TX”Lパッケージ”」と変わりませんが、エクステリアやインテリアには数々の特別装備が奢られています。

ホイールは「TX”Lパッケージ”」が17インチを装着するのに対して、より大径の18インチアルミホイールを装備。ルーフレールにも専用品が装備され、ラジエーターグリル、グリルインナーバー、バックドアガーニッシュにはピアノブラックや漆黒メッキなどの特別塗装が施されています。

さらに、ヘッドランプガーニッシュやフォグランプベゼルにも同様の加飾が行われ、外観は「Black Edition」の名にふさわしいものとなっています。

価格は5人乗りが426万1,000円、7人乗りが441万9,000円で、「TX”Lパッケージ”」から5人乗りと7人乗りそれぞれ12万1,000円アップしています。

4代目ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ・Black Edition"クリーンディーゼル【価格：493万1,000円～】

「TX”Lパッケージ・Black Edition”クリーンディーゼル」は、特別仕様車であるBlack Editionシリーズのディーゼルエンジンモデルです。

エンジンスペックはベースとなった「TX”Lパッケージ”クリーンディーゼル」と同様で、基本的な装備はガソリンエンジンモデルの「TX”Lパッケージ・Black Edition”」と共通となっています。

そのため、インテリアではオーナメントパネルやセンタークラスターパネル、フロントカップホルダー、センターコンソールエンドに特別塗装が施され、通常グレードと差別化された加飾が施されています。

価格は5人乗りが493万1,000円、7人乗りが508万9,000円で、ベースとなった「TX”Lパッケージ”クリーンディーゼル」との価格差は5人乗りと7人乗りそれぞれ12万1,000円となっています。

4代目ランドクルーザープラドには、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類のエンジンがラインナップされていますが、大きく重たいボディーをストレス無く運転するためにはディーゼルエンジンが必須と言えるでしょう。

そのため、4代目ランドクルーザープラドを選ぶ際にはディーゼルエンジンモデルの「TX クリーンディーゼル」や上位グレードの「TX”Lパッケージ”クリーンディーゼル」を検討してみると良いかもしれません。

※ 2020年10月現在