後席シートベルト着用率わずか36%!? 義務化されたはずなのに、低い装着率の理由
2008年より装着が義務化された後部座席シートベルトですが、一般道での着用率は2016年時点で36%。前席は、運転席98.5%、助手席94.9%ですから、かなりと低いと言わざるを得ません。なぜ、これほどまで後部座席のシートベルトの着用率が低いのでしょうか。
2008年より装着が義務化された後部座席シートベルトですが、一般道での着用率は2016年時点で36%。前席は、運転席98.5%、助手席94.9%ですから、かなりと低いと言わざるを得ません。なぜ、これほどまで後部座席のシートベルトの着用率が低いのでしょうか。
まずは、現在の後部座席シートベルトについて、警察庁とJAFが2016年(平成28年)10月1日から10日までの間に共同で実施した"シートベルト着用状況全国調査結果”を紹介します。
後部座席のシートベルト着用義務化が開始されたのは2008年からです。これにより、2007年には一般道では8.8%、高速道路では13.5%だった後席シートベルト着用率が、一般道で30.8%、高速道路等では62.3%に跳ね上がりました。
しかし、その後はそれほど改善することがなく、2016年時点で一般道が36.0%、高速道路等では71.8%と伸び悩んでいます。
2016年時点でシートベルト着用率ワースト3は、鹿児島県(21.8%)、大分県(22.7%)、京都府(25%)。反対にベスト3は、長野県(49%)、埼玉県(48.9%)、栃木県(48%)となっています。
義務化から約10年、もっとも着用率の高い長野県でも半分に満たないわけですから、後席シートベルトの着用が浸透していないことが伺えます。
後部座席でシートベルトを着用せず事故にあった場合、後部座席乗員が車内設備に打ち付けられて肉体を破損、後部座席乗員が窓ガラスを破り道路に叩きつけられ後続車に轢かれる、前席乗員に体当たりしてしまうな、どの被害が想定されます。
警察庁のデータによると、後部座席シートベルト着用時と未着用時では、事故による死亡率は未着用時のほうが14.5倍高まるとのこと。後部座席でもシートベルト着用は必須ですね。
では、なぜ多くの人々は、後部座席シートベルトを着用しないのでしょうか?
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