GT-Rやレクサスなど…歴代BMW「M3」に対抗する国産スポーツカーたち

現行M4(M3のクーぺ)とR35 GT-R

BMW M4 2017

最新のM3は、セダンモデルをM3、クーペモデルをM4とそ、棲みわけています。フロントに収まるエンジンは、直列6気筒というBMWのアイデンティティともいえるレイアウトが帰ってきました。

このパワーユニットは、さらなる走りの高みを目指し、ツインターボ化されたもの。乗用ベースの車にツインターボという成り立ちは、車好きなら興味をそそられるカテゴリーですよね。ではここで、M4と日産 GT-Rを比較してみましょう。

R35世代のGT-Rは、共有モデルを持たない点で過去のスカイラインGT-Rとは一線を画しています。しかし、スカイライン時代のGT-Rが乗用ベースの扱いやすさを持ち合わせていたように、R35も”マルチパフォーマンスカー”という観点に基づいて生まれました。

誰でも乗れる扱いやすさと最高のパフォーマンスという点では、過去モデルと共通するドライバビリティを持ち合わせています。

M4は、3.0Lツインターボから431psの最高出力と550Nmの最大トルク、GT-Rは、3.8Lツインターボから550psの最高出力と632Nmの最大トルクをそれぞれ発生します。ベースエンジンのキャパを考えると、どちらも譲らないハイチューンエンジンです。

もちろん2WDと4WDなど、それぞれの特徴が異なる点があることも見逃せません。現代を駆け抜けるスポーツモデルとして、その優劣はぜひ実際に走らせて決めたいものですね。

E90型M3とレクサス RC F / IS F

BMW M3 E90

先代となるE90系ベースのM3は、セダン/クーペともにM3の名称で登場しました。E90系のM3は、搭載されたエンジンがV8に変わったことでも注目を集めました。

BMWのアイデンティティともいえる直列6気筒エンジンを捨て、4.0LのV型8気筒エンジンを搭載。排気量・質量とも拡大されたにもかかわらず、軽量合金などを多用することで、それまでの6気筒よりも軽量に仕上げられていたのです。

組み合わされたトランスミッションも通常のMTに加えて、DCTを用意。日常でのイージードライブ性が飛躍的に向上していました。

この世代のM3に対抗する車として、レクサス RC FもしくはIS Fを取り上げます。国内では類を見ない大排気量スポーツユニットである2UR-GSE型は、5.0LのV型8気筒自然吸気エンジンです。

FシリーズとLSに搭載され、ロックアップを高めた8速ATが組み合わされています。

レクサスのFシリーズも、やはり日常とサーキットユースのシームレスを実現するモデル。E90 M3と先代IS Fは、時期を同じくして国内販売を開始されたこともあり、市場ではライバル関係にありました。

E46型M3とR32 スカイライン

BMW M3 E46

これ以前となるモデルは、最初のE30 M3を除き、直列6気筒NAエンジンを搭載しています。その最終シリーズとなるE46世代のM3の最強モデル がCSLです。

3.2Lの直6エンジンは、最高出力360psを発生。さらに、ルーフをカーボンで形成するなど徹底した軽量化も図った事実上のフルチューンモデルでした。

このCSLはニュルブルクリンクのタイムにおいても、当時のポルシェ997ターボやフェラーリF430を凌ぐ記録をマークするなど、バランスの高さを見せつけたモデルだったのです。

国内に目を向けると、V型エンジンをベースにしたNAハイチューンモデルはあるものの、直列6気筒のNAに関しては目立ったモデルがありません。そんななか唯一注目したいのが、R32型のスカイラインのオーテックバージョンです。

ご存知の通り、メインとなるGT-Rに搭載されたのは、RB26DETT(直列6気筒ターボ)です。このRB26DETTをベースにターボを取り払いNA化したエンジンが、オーテックジャパンにより生み出され、R32に搭載され販売されていました。しかも初代ハコスカを連想させる4ドア。リアに輝く「26」のエンブレムを見かけた人はM3どころではいラッキーかもしれません。

R32スカイライン オーテックバージョン

世代ごとに進化を遂げるBMW M3。そのどれもが"毎日乗れる"モデルであることに変わりません。

初代M3から数えると、すでに30年以上に渡って、日常とスポーツをシームレスにつなげるモデルを作り続けてきたM社の車作りを超えるのは、容易なことではないでしょうね。

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