タイヤの騒音低減!高級タイヤが採用する「インナータイヤアブソーバー」とは?

タイヤが発生する3つのノイズ

走行 高速道路

タイヤノイズには、大きく3つに分けることができます。

①路面の凹凸をタイヤが拾い、振動となって車体を震わせることで発生する「ロードノイズ」
②タイヤのトレッドパターンが原因で、溝のなかの空気が圧縮・放射されて発生する「パターンノイズ」
③タイヤのなかの空気が振動することによって発生する「空洞共鳴音」

ロードノイズやパターンノイズは、タイヤの構造や素材、パターン配列の改良、ボディ側のサスペンションブッシュの剛性低減、車体剛性の改善で対応するのが一般的です。しかし空洞共鳴音は、それだけでは抑えるのが難しい現象と言われています。

空洞共鳴音は、路面のちょっとした段差や突起を乗り越える際に、タイヤの変形によってタイヤ内の空気が振動し、共鳴が起こる現象です。これは太鼓の膜を叩くと、内部の空気が振動してより大きな音になることと同じ原理です。

「インナータイヤアブソーバー」の原理と効果

インナータイヤアブソーバー

空洞共鳴音を低減することを目的に、タイヤメーカーが開発されたものが『インナータイヤアブソーバー』です。

タイヤ内部に吸音材のポリウレタンスポンジを貼り付け、空気の振動を吸収、低減します。発泡剤を混ぜたスポンジ状のポリウレタンは、音の反射を低減する吸音効果に優れており、自動車のアンダーフロアの騒音対策にも使われている素材です。

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