車の買い取り額が査定後に減額される?! 契約後のトラブルを防ぐための対処法とは

車

査定を済ませ、売却契約を交わし、ようやく車が売れたと思っていたら買取業者から「減額」の連絡が!

せっかく納得のいく値段で売れたと思っていたのに、がっかりしてしまいますよね。

それどころか、契約をキャンセルしようと思ったら「キャンセル料」や「手数料」を請求されるケースも。

これがいわゆる「減額トラブル」です。

悪質な業者に関わってしまったときも、諦めないで!

査定後の減額には、応じなくて良いケースがあります。

今回は契約後に減額されそうになったときの対処法や、トラブルを避ける方法を紹介します。

CarMe編集部

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Chapter
なぜ査定後に減額されるの?
契約成立後の減額には応じなくていい!
査定後に「減額」と言われやすい3つの原因
減額を告げられたときの対処法
査定後の減額でトラブルになった時の対処手順
減額トラブルを避けるためのポイント
質の良い業者と出会うには? おすすめの車一括査定サイト3選
減額トラブルを避け、納得できる条件での売却を目指そう

なぜ査定後に減額されるの?

売却契約を済ませた後で減額されるのは、査定時に見落としたマイナス点が後から見つかった場合です。

業者にしてみれば、契約後に気づいた不具合分を買取価格から取り戻したいと思うのは当然です。

しかし基本的には、これは買い手側のミス。売り手側には落ち度はありません。

売却契約は査定を元に、車の価格として提示された金額を双方が認めたときに交わされるものです。

傷や修復歴がある場合は、それも加味した金額が出されます。

査定は業者が自ら行うもので、加点・減点に関しては業者が責任を持ちます。

車の状態から「この金額なら買い取れる」と判断した売却額なのですから、後から見落としが見つかったからといって容易に変更はできません。

契約は契約、同意は同意です。一度契約を交わした以上、本来であれば減額しようとするのは契約違反です。

しかし「査定時間内に発見するのは不可能だった」などと言われると、そういうものかもしれないと思ってしまうものです。

減額を通知され、承認してしまったら、やはりそれも契約に同意したとみなされます。

応じる必要はないと後から知っても手遅れです。そうした売り手側の心理に付け込んだ、悪質な業者もいるようです。

査定後の減額は、トラブルの元。

減額の連絡が来ても即答せず、応じるべきかどうかは良く検討してから判断しましょう。

契約成立後の減額には応じなくていい!

前述のように、双方が金額に納得して売却契約を交わした後から「やっぱり安くして」は通じません。

買取業者の査定ミスが原因で減額を通知された場合は、基本的には応じなくとも大丈夫

よほどのことがない限り、拒否して良い通知です。

ただし、売却に応じなければならないケースもあります。売り手側には「契約不適合責任」があるからです。

まずは査定後の減額に応じなくても良いケースと応じるべきケースを見てみましょう。

減額に応じなくて良いケース:査定に見落としがあった場合

査定の時間は限られています。買取業者が車を引き取り、実際に動かしてみるまで不具合に気づかない事態もあり得ることです。

しかし業者が査定で見落とした事実は、売り手側には関係のないことです。

売却される車は、当然新車の状態ではありません。多少、具合が悪い箇所や傷もあるでしょう。

そうしたマイナス点も含めて、売り手は売却額に同意しているのです。

後から業者が減額を告げてきても、内容に納得がいかなければ拒否できます。

査定後の減額は業者としても、評判を落とす要因になります。「応じられない」ことを伝えれば引き下がることも多いのです。

明らかに査定ミスが原因の減額は、きっぱりと断りましょう。

減額に応じるべきケース:修復歴などを隠していた場合

査定後の減額に応じなければいけない場合もあります。

車の修復歴、水没歴などを知っていたにも関わらず、故意に隠していた場合です。

売却契約時には、売り手側には「瑕疵のない物を提供する義務」が生じます。

これは2020年4月改正民法によって、「瑕疵担保責任」から「契約不適合責任」という用語に変わりました。

不完全な状態であることがわかっていて売却するのは、契約に適合しないという意味です。

したがって、修復歴や水没歴がある車は、売却前に必ずそれを伝えなくてはいけません。

もしも売り手側が意図的に隠ぺいしている事実があとから発覚した場合、適切な売却額への減額に応じなくてはならないのです。

査定後に「減額」と言われやすい3つの原因

業者が査定後の減額理由として挙げることの多いのは「修復歴」「水没」「機関系トラブル」の3つです。

いずれも売り手側が故意に黙っていたのでなければ減額に応じる必要はありません。

しかしトラブルを避ける意味で、心配なことがあれば査定時に申告しましょう。

原因①:修復歴がある

車の骨格にあたる部分の交換や修正を行った車を「修復歴車」と呼びます。

一般財団法人日本自動車査定協会の定義では、以下の部分のことを指します。

・フレーム
・フロントインサイドパネル
・フロントクロスメンバー
・ダッシュパネル
・トランクフロアパネル
・ルーフパネル
・ルームフロアパネル
・ピラー
・ラジエターコアサポート

査定時にはプロの査定士が車を見て、修復車であるか否かをチェックします。

基本的には、修復車であるかどうかはすぐにわかります。売り手が「ない」と詐称しても、なかなか騙されることはありません。

それでも査定士が見落としてしまった場合、売却後に修復歴が見つかることがあるのです。

その場合は査定時の見落としですので、買取業者のミスです。とはいえ、修復車であることを売り手が知っているのに黙っていると、契約不適合責任を問われます

修復歴がある場合は、正直に申告しましょう。

原因②:水没歴がある

洪水や大雨などの災害で水没したことのある車は「冠水車」として扱われます。

冠水車の場合も、契約前にそのことを業者に伝えなくてはいけません。

一度水没した車は、後に重大な事故を引き起こすことがあるからです。

プロの査定士にとって、冠水車も比較的簡単に見分けがつきます。冠水の度合いがひどいときには、カビの臭いや泥の付着などがあるため、素人が見てもすぐにわかるものです。

日本自動車査定協会は冠水車の減点率を、冠水の程度によって以下のように公表しています。

・フロアまで…減点率50%
・クッション上部以上まで…減点率70%

この基準は2021年4月に変更され、減点率も高くなりました。

増加する水害を背景に、中古車売買における冠水車のトラブルも増えています。冠水車は、今後も価値が下がっていくのかもしれませんね。

原因③:機関系トラブルがある

売却後、車は業者に引き取られて整備されます。そのときに見つかることが多いのが、機関系トラブルです。

時間の限られた査定時には、走行時の不具合までは見つからないことがあります。

しかし、エンジンやトランスミッションは車のかなめです。これを修理するには費用も掛かります。

買取業者としては、買取額を減額して修理代に補填したいのが本音です。

しかし、機械を使えば限られた査定時にも機関系の不具合の確認は可能です。

査定時にトラブルを見落とすのは、業者の査定方法に問題があるから。

「修理代を請求する」等の名目で減額を告げられた場合にも、応じる義務はありません。

ただし走行中に車の具合が悪くなることを知っているのであれば、売り手側にも業者に告げる責任があります

長く放置していたのでなければ売り手は車の乗り心地を知っているわけですから、黙っていても良いことはありません。

走行時の不具合も、査定時に申告しておきましょう。

減額を告げられたときの対処法

契約後の減額は査定ミス以外に、悪質な業者が故意に行う場合があります。

トラブルを避けるためにも、減額の通知が届いたときの対処方法を確認しておきましょう。

ここでは、減額されそうになったらまず行うべき対処法を紹介します。

対処法①:事実確認を行う

「修復歴等があるために減額する」と言われても、車が手元になければ確認できません。

悪質なケースでは、最初は査定額を高く提示しておいて、あとから嘘の理由で減額しようとする業者もあります。

減額を告げられたら、まずは車を確認したい旨を伝えましょう。嫌がる場合は、後ろめたいことがあるのかもしれません。

このとき「手数料」などと言ってお金を請求する業者は論外です。

事実確認ができなければ対応しないと伝え、トラブルになりそうであれば消費者センターへ相談しましょう。

対処法②:契約不適合責任の有無をチェック

業者が提示してきた減額理由が事実であれば、次はそれが契約不適合責任を問われるものであるかどうかを確認しましょう。

もしかしたら、家族の誰かが知らないうちに部品を交換していた、ということもあるかもしれません。

意図的に隠ぺいしたのでなければ責任を問われないケースもあります。しかし、修復歴、水没歴、機関系トラブルなどで申告漏れがなかったかどうか、もう一度確認をしましょう。

査定時に伝えていたにも関わらず、業者の手違いで減点漏れがあった場合は、査定ミスです。

きちんと査定時に申告したことを告げ、業者の責任を明確にしましょう。

対処法③:納得できない場合は売却キャンセルを

契約不適合責任がなく、減額の理由にも納得できない場合は、無理に売却する必要はありません。

契約キャンセルを申し出ましょう。

そのときにも「キャンセル料」を請求する業者があるようですが、これも支払う必要はありません。

そもそも、査定後に売却金額の変更を申し出てきたのは業者のほうです。

契約通りの売買を行わなかった責任は業者にあります。

契約不適合責任がある場合でも、再査定の金額があまりに安いと感じたらキャンセルしてほかの業者に見積をお願いしましょう。

ただし、車の価値は時間が経てば経つほど安くなります。

新しく提示された金額が常識的な数字であれば、そのまま取引を続けるのもひとつの手です。

その際には申告漏れのないよう、再度確認をしましょう。

査定後の減額でトラブルになった時の対処手順

査定後の減額をめぐり、悪質な業者とトラブルになった場合にはどうすれば良いのでしょうか。

まずは一人で悩まないことが大切です。相手の対応が通常でないと感じたら、すぐに消費者センターへ相談しましょう。

トラブルになりそうだなと感じたときに、やっておくと良い準備についてまとめました。

手順①:減額理由を書面に残す

減額の話が出たら、まずは減額理由を書面に残しておきましょう。

「どこに、どんな不具合が見つかったのか」を具体的に示した書面を請求してください。


あとから証拠として使うことがあるかもしれません。不具合の内容や減額の理由は、なるべく詳細に記載してもらいましょう。

不具合の内容について説明したがらない場合は、ただ安く買い取ろうとしているだけかもしれません。

その場合にも感情的にならず、冷静に対応を求めましょう。

手順②:売却契約をキャンセルする

「減額には応じない」と伝えても業者が承諾しない場合は、売却契約そのものをキャンセルします。

前述のとおり、キャンセル料は支払う必要のない費用です。

あれこれとお金の話を持ち出す業者は、悪質な企業である可能性が高いと言えます。

そうした業者と関わってしまったら、やり取りを重ねるだけ時間の無駄です。

すみやかに契約キャンセルを通告し、その後は専門家に任せましょう。

もしも脅迫じみた圧力をかけられたら、そのことを記録に取り、警察や消費者センターへ通報してください。

手順③:悪質な場合は消費者センターへ相談を

消費者センター(独立行政法人国民生活センター)では、消費生活に関するトラブルの相談を受け付けています。

悪質な業者とのトラブルが長引いた場合はもちろん、身に覚えのない費用を請求されたり、きれいだったはずの車に傷をつけられたりしたら、すぐに消費者センターに電話してください。

必要に応じて、センターが代理で業者に対応してくれることもあります。

悪質な業者とは、健全な取引は望めません。買取金額が飛びぬけて高い業者は、あとから減額することで安く車を買いたたいている場合があります。

買取業者を比べるときには口コミや評判もチェックし、安全な取引ができる相手を選びましょう。

減額トラブルを避けるためのポイント

トラブルに巻き込まれないためには、査定時から準備しておくことも有効です。

最初からトラブルを避ける対策をしておくと、買い手も売り手も気持ち良く車を売却することができます。

次は減額トラブルを避けるために、査定時に気を付けてほしいことを紹介します。

ポイント①:「知っていること」と「知らないこと」を正直に伝える

中古で購入した車は、自分より前の持ち主が修理したかどうかわからないこともあります。

そのときには正直に「わからない」と伝えることも重要です。

わからないのに「ない」と答えてしまうと、やはり契約不適合責任を取らされることがあるからです。

前の持ち主から聞かされていないことに関しては、契約不適合責任はないと判断されます。

買取業者から聞かれたことには正直に答え、知らないことは「知らない」と告げることが大切です。

ポイント②:第三者を交えて査定を受ける

査定には、できれば家族や知人に立ち会いを頼みましょう。

売り手と買い手以外の第三者を挟むことで、「言った言わない」の水掛け論を避けられます。

また、自分が言い忘れてしまったことも、普段から車を使う家族がいれば査定士に伝えられます。

査定トラブルだけでなく、しつこい営業や強引なやり取りも少なくなるはず。

特に売却経験のない方は、慣れた人に一緒に来てもらうのがおすすめです。

ポイント③:複数の買取業者を比較する

前述のように、契約後に減額トラブルになる悪質な業者はまず相場よりも高い査定額を提示してきます。

査定後の減額を見越しているからです。

高額な査定額で集客し、ときには高圧的な態度で減額を迫る業者とは、気持ちの良い取引はできません。

良い買取業者を選ぶためには、一括査定でいくつかの業者に査定を依頼すると良いでしょう。

複数の業者を比較すれば異常な査定額が判断でき、評判や口コミも比べることができるからです。

少ない手間で車を売却したいと考える人には、簡単な手続きで複数の業者から査定を受けられる一括査定サイトが便利です。

質の良い業者と出会うには? おすすめの車一括査定サイト3選

トラブルを避けるためには、たくさんある車の一括査定サイトの中で、信頼性の高いところを選ぶことが重要です。

ここでは簡単な手続きで一括査定を依頼できるうえ、信頼性が高く、常識的な範囲で買取金額の高い業者と取引ができる3つのサイトを紹介します。

それぞれ手数料の有無やメリットには違いがあります。自分の使いやすいサイトを選んでくださいね!

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減額トラブルを避け、納得できる条件での売却を目指そう

大切な愛車の売却には、絶対にトラブルは避けたいもの。そのためには、まずは査定時から準備しておくことが大切です。

知っている情報はすべて提示し、家族や知人に立ち会ってもらいましょう。

査定前に、車を購入してからのことを書き出しておくのも良いですね。

トラブルの防止だけでなく、申告漏れを防ぎ、査定時の見落としの可能性を減らすことで、買い手も売り手も気分の良い売却を目指しましょう。

商品詳細