「二重査定させて下さい」と契約した業者から突然電話がかかってきた…これってなに?

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あなたは車を買取業者に査定してもらい、車を売却しました。しかし後日、「二重査定の結果、減額させてください。もしくは、契約のキャンセル料10万円をいただきます。」と言われました。 この時、あなたはどうしたらいいでしょうか?また、未然にこのような事態を防ぐ方法はないのでしょうか? そんな疑問に、この記事で回答していきます!
Chapter
二重査定とは?
悪質な買取業者からの二重査定の予防と対策

二重査定とは?

まず、二重査定とは何でしょうか?

二重査定とは、買い取り契約後、重大な欠陥や不具合などが見つかった場合に、買取査定額が減額されるというものです。

そして、「それなら売却しないから契約はキャンセル」と伝えると、今度は契約のキャンセルに対する違約金を払ってくれということに。しかしこれは、基本的にはキャンセル料は払わなくて大丈夫です!泣き寝入りする必要はありません。

一方それ同時に、買取業者を守る法律も存在します。それが「瑕疵担保責任」というものです。これは、車の持ち主が、少しでも高く車を売りたいがために、車の事故歴や走行距離を誤魔化して、買取業者に売った場合、買取額の減額や買取契約そのものを解除されてしまいます。 この場合は、確かに持ち主に責任がありますね。

ところが、持ち主が嘘をついた以外のケースでも「二重査定をさせてください」と言われてしまう可能性があります。それぞれの例を以下にいくつか挙げてみました。

①悪質業者に依頼してしまった
もとから買取業車が車の持ち主を騙すつもりで高額査定額に見せかけて、買取契約を結ばせた悪質な業者だったケース。

②査定士の判断ミス
査定士が値段を決める際に、本部に連絡を入れておらず、査定士が勝手に値段を決めてしまい、その査定額では買取業者側にどうしても利益が出ないため、減額要求をしてくるケース。

③業者が細部での故障を再発見
車を引き取った後、再度査定してみたら、出張査定の時には気がつかないような、エンジンの故障が新たにみつかったため、減額要求をしてきたケース。

④車の持ち主の嘘
車の持ち主が、車の修復歴をごまかし、その修復歴車だったことが後で判明し、減額要求をしてきたケース。

この中で、④のケースが「瑕疵担保責任」により、減額査定の対象となります。 ④以外のケースについては、もちろん例外もありますが、基本的にはキャンセル料は払わないで大丈夫です。時には、修理歴と修復歴を間違えて認識しているユーザーの方もいらっしゃるので、査定前にこちらの記事で自分の車が「修復歴あり」に当たるかどうかの確認をお勧めします!

悪質な買取業者からの二重査定の予防と対策

新車で購入し、整備記録簿などがきちんとしている場合、修復歴や機関の欠陥などで、二重査定をされることはほとんどないといえます。一方、中古車で購入し、記録簿がない場合は、欠陥が見つかったなどの理由で、二重査定されることが多いようです。

しかし、二重査定をされてしまっても、それに応じることはないという法律があります。また、契約のキャンセル料についても、消費者契約法第10条(消費者の利益を一方的に害する条項の無効)として、拒否することが出来ます。

これは、買取査定業者は査定のプロであり、見落とした自分のミスの責任を素人の契約者に、押し付けてはならないということです。

それでも、なかなか断固拒否するとは言えない場合もありますので、二重査定に対する保険などを持っている買取業者を選定し、買取査定をすることが一番の対策と言えるでしょう。

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