タイヤ交換は自分でできる?初心者におすすめタイヤ交換用品10選&タイヤ交換の手順を紹介!【2024年版】

タイヤ交換

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「サマータイヤから冬用タイヤへの交換って自分でもできるのかな」
「急にパンクしちゃった!自分で交換しないといけない!」
「車のメンテナンスをしたいから、そろそろ工具を買い替えようかな」

愛車のメンテナンスにタイヤ交換はつきもので、交換や工具についてお悩みの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、タイヤ交換に必要な道具とそのおすすめ商品を紹介します。
また実際のタイヤの交換方法も紹介します。

タイヤやホイール交換は、クルマを購入した時に一緒に付いてくる純正工具でも作業できるようになっていますが、記事内の専用工具を用意すれば、格段に作業効率がアップするでしょう。

車のメンテナンスを自分でする方や今よりも作業をスムーズにしたい方は、ぜひこちらの記事をご一読ください。

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ

CarMe編集部

新車・自動車ニュースのWEBマガジン「CarMe[カーミー]」を運営。
「カーライフを楽しむ全ての人に」を理念に掲げ、編集に取り組んでいます。

CarMe編集部
Chapter
自分でタイヤ交換ってできる?
タイヤ交換で必須の工具と編集部おすすめのお助けアイテム10選
タイヤ交換の手順
まとめ

自分でタイヤ交換ってできる?

結論から言うと、自分でタイヤを交換することは可能です。

ただし、安全にしっかりとタイヤを交換するためには、必要な工具を揃え、自分でできるタイヤ交換の方法を知っておかなければなりません。

タイヤのパンクは突然、思わぬところで起きるものです。スペアタイヤへの交換ができるといざという時に便利です。

注意点をしっかりと押さえて、タイヤの交換方法を習得していきましょう。

タイヤ交換で必須の工具と編集部おすすめのお助けアイテム10選

タイヤ交換作業で最低限必要になるのが、大きく分けてこの4つのアイテムです。


1: ジャッキ
2: ジャッキスタンド
3: ソケットレンチ
4: トルクレンチ

それぞれどのような工具であるのか、以下で詳しく解説します。

1: ジャッキ

ジャッキは、タイヤ交換をする際に車を持ち上げてくれる道具です。多くの場合は、ジャッキが車載工具としてトランクの下部に搭載されています。

ジャッキには様々な種類のものが販売されていますが、一番のおすすめは「フロアジャッキ」です。レバーがついた油圧式のタイプのため、比較的簡単に車を持ち上げることができます。

マサダ製作所(Masada)

マサダ製作所 BEETLE 油圧シザースジャッキ DPJ-850DX

16,000円〜(税込)

少ない力でスピーディーに車両を持ちあげられる。

タイヤ&ホイール交換で、労力を使うのが車両のジャッキアップだ。車載されているパンタグラフ型のジャッキは、狭いところでも使えるなどのメリットはある。しかし、タイヤ&ホイール交換できるほどまでクルマを上昇させるには、けっこうな時間と労力が必要となる。

そこで、おすすめなのが油圧式のシザーズジャッキだ。クルマのジャッキアップにかける時間と労力が、大幅に軽減される。便利な工具だが、力のかかる工具でもあるので、安物は壊れやすい。作業中に壊れると、大けがをする可能性もあるので、信頼のできる製品を選ぶようにしたい。おすすめは国産ブランドの製品だ。

ブランド
マサダ製作所(Masada)
モデル名
DPJ-850DX
サイズ
最低高さ:121mm / 最高高さ:381mm / 揚程:260mm
ハンドル寸法
Φ19.1x375mm
操作力
275N(28kgf)
操作回数
35
付属品
プラスチックケース・ハンドル

2: ジャッキスタンド

タイヤの交換作業を行う時は、ジャッキスタンドに車を載せましょう

ジャッキはあくまでも、車体を持ち上げるための道具です。そのため、ジャッキで上げただけの状態で、車の下に潜ったり、頭を突っ込んだりするのは非常に危険です。ジャッキが倒れたり、故障や何かの拍子で車が下がってきたりすることがあります。

事故を起こさないためにも、タイヤ交換にジャッキスタンドは必要不可欠です。

メルテック(meltec)

メルテック 車用 タイヤストッパー ゴム製 1個入り Meltec FT-21 軽4全般~4tトラック対応

858円〜(税込)

坂道駐車・ジャッキアップ時にしっかり止める!

タイヤ&ホイール交換の安全のために必須となるのが輪止めだ。交換するタイヤ&ホイールの対角線上にあるタイヤと地面の間に噛ませることで、クルマを安定させる。ゴム製でも金属の折り畳み製でも、どちらでもかまわないが、必ず作業中は使用するように。

ブランド
メルテック(meltec)
モデル名
FT-21
商品重量
408 g
梱包サイズ
18.7 x 15.5 x 9.3 cm
付属品
■ひも:1本(約1m) ■反射シール4枚

3: ソケットレンチ

ナットやボルトなどを回すために必要な工具がソケットレンチです。タイヤは複数のナットで、ホイールや車体に固定されています。

一般的に、多くの車にはL字型のレンチが搭載されています。しかし、力がかけやすく簡単にボルトを外せるクロスレンチの方がおすすめです。

また電動やコードレスのインパクトレンチと言うものも販売されています。

古寺製作所

KDR スパーダ(SPADA) RWW1721

3,250円〜(税込)

コンパクトで便利性の高い優れもの。

クロスレンチ自体は、それほど高額ではないので、ぜひとも、しっかりとした専用品を購入しておこう。ホイールを固定するナットのサイズは、国産車が19mmか21mm。輸入車には17mmというものもある。そのため、ほとんどのクロスレンチは17mm/19mm/21mmの3種類のナットに対応できるようになっている。よほどの安物でなければ、折れたりすることはないので、無理に高級品を選ぶ必要はない

ただし、ホイールの形状によっては、ナットの周辺のスペースが少ない場合がある。クロスレンチのナットを包む部分に厚みがあると、ナットとホイールの間に入れることができないケースがあるので注意しよう。

おすすめの「KDR スパーダ(SPADA)」は、分離して1本の状態で、小さく携帯できるのが魅力だ。しかも、ナットを包む部分の形状が薄い。さらに、クロスする片方をずらすことで、テコの原理で、軽い力でナットを回せるようになる。通常の3種類のナット対応と、1か所がソケットレンチの9.5角を使えるものの2種類がある。軽量で利便性の高い製品だ。

ブランド
古寺製作所
モデル名
RWW-1721
サイズ
40×40cm (使用時)
重量
850g
材質
パイプ部:S45C、六角棒:SCM435、クロムモリブデン鋼
トルク強度
450Nm
ボックス仕様
薄口フェイスキャッチ

メルテック(meltec)

メルテック 充電式電動インパクトレンチ

17,799円〜(税込)

電動で楽々作業!

電動インパクトレンチで、軽自動車・普通自動車のタイヤ交換作業が楽にできるでしょう。

18V、3.0Ahの充電式大容量バッテリーのため、コンセントが邪魔になることもありません。

最大320N・mまでモードが切り替えられ、固くしまっているナットをゆるめることが可能です。

ブランド
メルテック(meltec)
モデル名
MP-100
サイズ
約165(W)×55(H)×122(D)mm
重量
約550g

4: トルクレンチ

トルクレンチとは、ナットがどのくらいの強さで締め付けられているかを測定する工具のことです。

締め付けが弱いと危険ですが、一方で強すぎるのもナットが損傷してしまう恐れがあります。適度にナットが締められているかを確認する必要があるのです。

エマーソン(Emerson)

エマーソン デジタルトルクレンチ EM-243

11,280円〜(税込)

デジタル表示で設定が簡単!

こちらは締め付け専用のトルクレンチです。

トルク対応レンジは40~200N.m、デジタル表示で簡単にトルク設定が可能です。

オートオフ機能付きで、電池の消費を抑えられます。

ブランド
エマーソン(Emerson)
モデル名
EM-243
梱包サイズ
9.3 x 10 x 53.7 cm
商品の重量
1.4 kg

ACDelco Tools

ACDelco 1/2デジタルトルクアダプター ARM602-4A

9,800円〜(税込)

警告音が分かりやすい

34〜340 N.mまでデジタル表示し、設定トルク値に近づくと警告音とLEDでお知らせします。

1分以上使用しなければ、自動的に電源が切れる仕様です。

また、お手持ちの工具を取り付ければデジタルトルクレンチとしても使用できます。

メーカー
Durofix, Inc.
ブランド
ACDelco Tools
商品モデル番号
ARM602-4A
梱包サイズ
7.5 x 4.7 x 4.8 cm
重量
0.2kg

京都機械工具(KTC)

京都機械工具 ホイルナット用トルクレンチ WCMPA103

14,596円〜(税込)

シンプルで使いやすい。

タイヤ&ホイールを脱着したら、最後にナットを締め込む。ここで注意したいのが、どれくらいの力で締め込むか、ということ。クルマには、それぞれに適正な締め付けトルクの値が決められている。

普通乗用車で90~110Nm(9=11kgf・m)、軽自動車で70~90Nm(7~9kgf・m)が一般的だ。締め付ける力が弱すぎると、緩んでしまって危険だし、きつく締めすぎるとナットが外れにくくなったり、最悪の場合はナット&ボルトが壊れてしまうことも。

そこで欲しいのが、適正なトルク値を知ることができるトルクレンチだ。指定のトルク値をセットして、ナットを締め込むと、「カチ」という音がして、設定値以上にきつく締まらないようになっている。

これも安物は、壊れたりしやすいので、定評のある製品を選びたい。細かく調整できる製品もあるが、最初から規定値でしか締められなくされた製品も用意されている。トルク値が決まっている製品は、間違えることもなく、シンプルで使いやすい。

ブランド
京都機械工具(KTC)
モデル名
WCMPA103
梱包サイズ
50.2 x 8.4 x 7.4 cm
重量
1.46 kg

AstroAI

エアゲージ タイヤゲージ 700KPA

1,760円〜(税込)

タイヤのメンテナンスに必要なエアゲージがコンパクトなサイズ感で使用できる!

タイヤ交換においての第一歩として欠かせない空気圧の測定がセルフでできる手頃なサイズ感のエアゲージです。

セルフでの測定でもブレがないように高精度なメーターになっています。

また、暗い場所でも使用できるようにディスプレイが光る仕様なのも魅力です。

メーカー
AstroAI
商品モデル番号
ATG60RH
‎サイズ
15.8 x 7.5 x 3.5 cm; 259 g

ディーアールシー(DRC)

ビードクリーム 40g スポンジ付属

438円〜(税込)

タイヤ交換がスムーズになるビードクリーム

ビードに塗布することで、タイヤ組付作業がスムーズに行える潤滑クリームです。

伸びが良いので作業効率が上がり、ほど良い乾き加減なのでビートを傷めずに使用できます。

工具入れに入れやすいサイズの40gと大容量の200gから選べるので、使用頻度や所持台数に合ったサイズをお試しください。

ブランド
ディーアールシー(DRC)
商品モデル番号
‎D51-50-120
‎サイズ
‎7 x 7 x 3.5 cm; 60 g(40gサイズ)

Sutekus

タイヤ交換用ツール

1,980円〜(税込)

タイヤ交換をセルフで行う際に必要な器具が揃っている!

手組みでタイヤ交換する際に必要なレバーやレンチなどの器具が一式揃っているセットです。

タイヤ交換を休みを利用してセルフで行っている方におすすめです。

スムーズに作業できるように考えられた設計で、レバーの先端は引っ掛かりやすい構造で力が入りやすくなっています。

メーカー
‎Sutekus
型番
‎‎‎RBR-153
‎梱包サイズ
‎‎‎‎38.1 x 12.7 x 3.5 cm; 900 g

タイヤ交換の手順

つぎに、タイヤ交換の手順をご紹介します。手順は以下のとおりです。

1.車を停止させる
2.ジャッキアップポイントを探す
3.ナットを緩める
4.ジャッキアップしてナットを外す
5.タイヤを外し、新しいタイヤを仮で締める
6.ナットの本締めを行う

1: 車を停止させる

車体を停止させる場所はコンクリートの上など平らな場所がベストです。

傾斜のついた場所や、下にマンホールなどがある位置だと、タイヤを持ち上げるのが不安定になり事故が起こりやすいです。

走行中にパンクした場合も同様に、安全で平らな地面に停車させるようにしましょう。

2: ジャッキアップポイントを探す

ジャッキアップポイントは、車によって異なります。適切なジャッキアップポイントで持ち上げなかった場合、車の重さに耐えきれず車体が凹んでしまうこともあります。取扱説明書に書かれているので必ず確認しましょう。

もし取扱説明書が見当たらない場合には、車のボディの下側やスカート部分を見てください。逆三角形の印があれば、その奥がジャッキアップポイントです。

3: ナットを緩める

次に車体を持ち上げる前に、ホイールを締めているナットを緩めます。レンチなどを使用して、反時計回りナットを緩めていきましょう。このときの緩め方は、軽く緩める程度で大丈夫です。

また、ナットが錆びていて緩まない場合は、潤滑油を使用して馴染ませてみましょう。

4: ジャッキアップしてナットを外す

ジャッキアップポイントを確認して、タイヤが少し地面から浮く程度まで車体を持ち上げます。

ただここで注意すべきなのは、ガレージジャッキを使用する場合です。ガレージジャッキだと車体を持ち上げる時、ジャッキ本体が車体に向かって前進することがあります。そのため、ジャッキの前進範囲もしっかりと確認しましょう。

ジャッキアップし終えたら、先ほど緩めたナットをレンチで完全に取り外します。取り外したナットは、汚れない場所にしっかり保管しておきましょう。

5: タイヤを外し、新しいタイヤを仮で締める

タイヤを外し、交換するタイヤを車体に取り付けます。車体にタイヤを合わせたら、しっかりと奥まで装着しましょう。

その後は、ホイールとナットの座面形状が確実に一致していることを確認します。確認した後に、保管しておいたナットを取り付け仮締めしていきます。あくまで仮締めです。強く締め付けないように注意しましょう。

またナットを締める時には、バランスを取れるように対角線上に締めるのが原則です。あるナットを締め付けたら、隣りのナットではなく1つ飛ばした先のナットを締めていきます。

6: ナットの本締めを行う

車をジャッキから下ろして、車体の重量がタイヤにかかった状態でナットを本締めします。

この時闇雲にナットを締めるのではなく、トルクレンチを利用して車両に適したトルクになるようにしましょう。

まとめ

今回はタイヤ交換を自力で行うための工具と手順を紹介しました。

なお、タイヤ交換を自分で行うのが難しいと感じた場合にはタイヤ流通センターなど、プロが居る専門店で交換してもらうと安心です。

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