マン・ウント・フンメル・ジャパン株式会社

走行距離12万kmオーバーのR56ミニクーパーSのエアコンフィルターを交換してみた!世界最大のフィルターメーカー『マンフィルター フレシャスプラス』の実力とは?

萩原様スチール撮影
気象庁の発表によると、日本の2023年夏は危険な暑さが予想されています。夏の猛暑をもたらす太平洋高気圧が例年以上に日本の南へと張り出すため、関東から沖縄にかけて例年よりも暑くなるそうです。

夏はお盆の帰省や夏休みの旅行など、クルマで出掛ける機会が増えるシーズン。そのタイミングで例年以上の暑さとなるとエアコンはいつも以上にフル稼働となるでしょう。

フル稼働となる夏を控えてエアコンのメンテナンスを行い、車内環境を良好にしてみるというのはいかがでしょうか

今回はフィルターメーカーのマン・ウント・フンメルに、クルマのエアコンフィルター『フレシャスプラス』の性能と効果について取材し、愛車であるR56ミニクーパーSで実際に検証してみました。

マン・ウント・フンメルお問い合わせ先:info.jp@mann-hummel.com

文・写真 萩原 文博
Chapter
夏の快適なドライブに備えてエアコンフィルター交換がおすすめ
カーエアコンの冷房の仕組みとは?
カーエアコンの外気導入と内気循環
手軽なDIYで、車内環境をクリーンで快適にしてくれる『フレシャスプラス』
交換作業自体は10分程度で完了!
交換後の効果は…?

夏の快適なドライブに備えてエアコンフィルター交換がおすすめ

メンテナンスと聞くと、「お金が掛かる」「自分でやるのは大変!」と思われがちですが、エアコンのメンテナンスの中でも非常に簡単で、費用も数千円程度とコストパフォーマンスが高い作業があります。

それが今回検証するエアコンフィルターの交換です。

ロングドライブをする機会が増える夏休みに備えて、クリーンな車内環境で快適に移動できるようにエアコンフィルターの交換作業を紹介します。

カーエアコンの冷房の仕組みとは?

クルマは快適に走行するために、空気を必要とします。

しかし空気は目に見えない不純物を含んでいるため、ろ過する必要があります。そのためエンジンにはエアフィルターそして、エアコンにはエアコンフィルターというパーツを採用しているのです。
クルマのエアコンは、車内設置されたエバポレーターと呼ばれる熱交換器に、エンジンルームにあるコンプレッサーやコンデンサーなどによってエアコンガスを循環させます。

そして送風機であるブロアファンで取り込んだ、車内または車外の空気をフィルターでろ過し、エバポレーターで冷やして車内に吹き出すという仕組みなのです。

エアコンを付けるとイヤなニオイが車内に漂うことがありますが、これはエバポレーターにカビや雑菌が発生していたり、エアコンフィルターが汚れていたりすることが原因となります。

なおエアコンフィルターの交換目安は1年もしくは15,000kmとなっています。

カーエアコンの外気導入と内気循環

ところで、クルマのエアコンには外気導入内気循環という2つの空調管理モードがあるのはご存じですか?

最近は自動で切り替えてくれるタイプもありますが、多くは乗員の任意で切り替えるものです。

外気導入とは?

外気導入は車外の空気を取り入れて車内の換気をしたいときに使うモード。車内の温度を外気温に近い状態にできるので、ガラスの曇りが取れやすくなるメリットがあります。

内気循環とは?

一方の内気循環は車外の空気の吸気をある程度抑えるモードです。

トンネルの中などで車外の空気が汚れていると感じた時に使ったり、車内の温度を急に冷やしたい時など内気循環を使ったりすると、効率が上がるというメリットがあります。

しかし内気循環にはデメリットもあり、長時間このモードを使用すると、乗員の呼吸によって二酸化炭素濃度が高くなり、眠気などの原因となるので注意してください
快適にドライブするためには、エアコンの外気導入と内気循環を季節やシーンによって使い分けることが必要です。

ここで注目なのは、外気導入や内気循環でも、車種によってはエアコンフィルターで内部に取り込む空気がろ過されることで、車内環境がクリーンにキープされているということです。

人はトンネルの中のように排気ガスが充満している場所で外気導入を選んでいると、臭いと感じて車外の空気が汚れていることを理解します。

実は、英国での調査によると、車内の空気は車外の空気に比べて15倍も汚れているとも言われています。

しかし、空気の汚れは目に見えません。使い分けせずに内気循環のまま走行すると、汚れた車内環境の中で長時間過ごすということになってしまいます。

手軽なDIYで、車内環境をクリーンで快適にしてくれる『フレシャスプラス』

そこで今回は手軽なDIYで、車内環境をクリーンで快適にしてくれるエアコンフィルターの交換を行ってみました。

テスト車として用意したのは2008年式、走行距離12万kmオーバーのミニです。これは筆者の所有するクルマですが、2021年9月に50万円で購入し、つい先日車検を通したばかり。

しかし約2年間エアコンフィルターの交換は行っていません。また2匹のワンコを乗せてドライブすることが多いため、車内にはややペット臭も感じます。
今回、装着するエアコンフィルターは、マンフィルターの高性能タイプである『フレシャスプラス』を選びました。

マンフィルターを販売しているマン・ウント・フンメルは、1941年ドイツのルードウィグスブルグで誕生した会社です。自動車および産業機械メーカーの開発パートナーおよびOEMサプライヤーとして、多様な製品とサービスを提供し、世界中の自動車メーカーで純正パーツとして採用されています

なかでもアフターマーケット向けに展開しているオリジナルブランドのマンフィルターには長年OEMで培われた技術やノウハウが活かされ、最高の品質と幅広い品揃えが特徴となっています。

また海外のブランドながら、今回使用するエアコンフィルターの『フレシャスプラス』は、輸入車に加えて525車種の国産車にも適合しています。
一般的なエアコンフィルターは、PM2.5や花粉を取り除く除じん層と呼ばれる1層のみです。

しかし『フレシャスプラス』は、この除じん層に加えて、多量の活性炭を使用しニオイや排気ガスなどに対して高い脱臭力を発揮する活性炭層

さらにスギ花粉、ダニなどのアレルゲンの抑制、ウイルス、菌、カビの繁殖を抑制するポリフェノール層の3層構造を採用しているのです。

この結果、花粉症に悩んでいる人や嫌なニオイでクルマ酔いをしてしまうお年寄りやお子様にもオススメのアイテムと言えます。

交換作業自体は10分程度で完了!

それでは、早速作業してみましょう。

エアコンフィルターの場所は取り扱い説明書などで調べてもらいたいのですが、多くの車種は助手席のグローブボックスの中、もしくはグローブボックスの奥に設置されています。
テスト車のミニはグローブボックスの奥にありました。切り込みのある4カ所にマイナスのドライバーを指して、手前の爪を外せばカパッと開いて、装着されていたエアコンフィルターが見えます。
なんと、偶然にも装着されていたエアコンフィルターもマンフィルターのCUKと呼ばれる除じん層と活性炭層の2層の商品だったのです。
汚れたフィルターを引き出し、説明書どおりにエアコンフィルターの方向を間違えないように装着して、フタを閉めれば終了です。
作業自体は10分も掛かりませんでした
取り外したエアコンフィルターを見ると、花粉や葉っぱそしてほこりなどが詰まっています。

そしてワンコの抜けた毛も結構詰まっていました。

交換後の効果は…?

交換後、早速エアコンを付けまず感じたのは、同じ風量でも空気の流れが良くなり車内のニオイが取れた気がしました。

これは個人的な感想ですが、これまでは車内にはペット臭のようなよどんだ空気が漂っていましたが、エアコンフィルターを交換したら、すごくクリアになった感じがしました。
今回使用したマンフィルターの『フレシャスプラス』は、アレルゲンの抑制をはじめ不快なニオイの発生の減少、有害なPM2.5をブロックして呼吸器の炎症を防ぎ、窒素酸化物や二酸化硫黄などの有害ガスを遮断することで、ドライバーの集中力低下の予防につながります。

クルマによる移動を快適にするだけでなく、安心・安全も提供してくれるスグレモノです。

こんなに手軽に交換できて車内環境が良くなるのであれば、もっと早く行うべきでした

「そういえば、しばらくフィルター交換していないな…」という方がいらっしゃれば、ぜひ『フレシャスプラス』に交換してみてはいかがでしょうか。

52秒で分かるフレシャスプラスの機能

マン・ウント・フンメル・ジャパン株式会社

「MANN-FILTER」はドイツの自動車用フィルターメーカー、マン・ウント・フンメルがアフターマーケット向けに展開しているオリジナルブランドです。
世界の主要な自動車メーカーへのOEM供給で培った豊富な経験と技術が製品に生かされています。
純正品同等品質の幅広いラインアップでアフターパーツ市場の様々なご要望にお応えします。

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