安タムのススメ。お金をかけずに工夫したカスタム技法4選

車をカスタムしたいけど、お金が無い…。でも、無ければ無いなりに工夫してなんとかするのも、カスタムの醍醐味です。手間をかけたり知恵を絞ったり、カスタムならぬ安タムをご紹介します。

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お金をかけずに工夫したカスタム技法4選

お金をかけずに工夫したカスタム技法4選

①豊富な素材で表面仕上げも滑らか!『木製リアスポイラー』

※写真はイメージ

リアスポイラーなど空力パーツの素材といえば、樹脂やウェットカーボンなどが定番ですが、資金不足が深刻な場合はどうしましょう?

そんな時、廃材の木の板を使ったら、リアスポイラーくらいは作れるんじゃなかろうか!? と実際に作ってしまう人がいました。

実際、そこそこの厚みがあれば、何となく空力的に効果がありそうな断面に加工もできますし、ビス止めの翼端板も作れますから、GTウイング風にもできるでしょう。

表面をしっかり磨けば空気抵抗も最小限になるので、ジェット機時代の初期くらいまでは航空機用にも使用されており、英モーガン社のスポーツカーには今でも木製の部分があります。

しっかり磨いてニスをかければ、立派なリアスポイラーになりますよ!

②壊れることに意義がある『ベニヤ製アンダーガード』

ダートトライアルなどオフロード系のモータースポーツで定番なのが、車体底面に取り付けるアンダーガードです。

これは、走行中にオイルパンや車体、排気管やデフなどをヒットして破損させてしまうことを抑止する重要なパーツで、多くは重量増加を最低限にするためと、サビですぐ傷むのを防ぐために、アルミなど軽合金で作られています。

そのアンダーガードがベニヤ板になっている車を見て、ビックリすることも。しかし、アンダーガードは”打ち付けてはマズイところの代わりにベコベコになるのがその役目”でもありますから、ある意味消耗品です。

しかも、ヘタに頑丈ですとアンダーガードが壊れて歪んだ時などに、アンダーガードが路面に引っかかって転倒の原因になったり、取り付け部からボディが歪んでしまう可能性もあります。

そこで役目を果たしたら、あっさり壊れてくれるなら、その方が良いとばかりに使われるのが、ベニヤ製アンダーガードです。安いだけではなく、その素材を使う必然性があるという逸品ですね。

ただし、脱落してコース上で障害物になってしまったり、突き出した岩場など本気で頑丈なアンダーガードが無いと困るようなシチュエーションがある場合などは、ちゃんとその用途に向いたアンダーガードを使いましょう。

③軽さこそ正義!『外せるものはとにかく外す』

カスタムと言えば「何かを取り付ける」「何かと交換する」というパターンが多いのですが、こと軽量化となった場合、ひたすら「パーツを外す」カスタムに限ります。

カーペットやアンダーコート(遮音材)はもとより、エアコンやオーディオなど走行や安全性に関係の無いものはすべて外します。

それこそ灰皿などまで徹底して外していくと、まさにチリも積もれば山となる状態で、気付けば数十kg単位の軽量化になることも。いかに車が、走る以外のもので構成されているかがよくわかりますね。

しかしこの軽量化カスタムの場合、エアコンを外してしまうことによって快適性の問題が生まれます。

その場合にポイントとなるのは、遮音材などを剥がした際に残るボディの穴。本来は水抜き穴として機能するものですが、この穴が露出することで走行中は車内に風が吹き込むため、思ったほど熱気がこもりませんし、換気効果もあるのでガラスが曇ることも少なくなります。

冬など寒い時期のため、ヒーターを残す必要はありますが、実用上はそれほど支障はありません。

そしてなにより、そこまで軽量化するとかなり走りが変わりますので、『軽さは正義』という言葉を実感できますよ!

④お金のかかる洗車機にかけないからこそ!『塗装はハケ塗り』

ボディ塗装は、何もかも割り切ってハケ塗りしてしまうという手もあります。

つまり、塗料を自分で塗りたいように塗ってしまうわけですが、マスキングなどの手間が少なく、塗装自体が簡単です。また蛍光など、望むカラーにすることも可能です。安くドレスアップするには、最適でしょう。

問題は、耐候性が皆無なので時間とともに剥がれたり、まかり間違って洗車機にでもかけようものなら一発でボロボロになってしまうことです。しかし、その場合の補修もハケ塗りでOKです。

お金をかけてクオリティを求めるだけがカスタムではないので、もっと自由な発想があってもいいですね。