マーバン・Ⅱバン・セドバンなど…20年前に一世風靡したキャルルックスタイルとは?

「キャルルック」という手法のカスタムカー、皆さんも一度は名前くらい聞いたことがあると思います。1970年前後に日本に上陸して、20年ほど前にもちょっとだけ流行った、フォルクスワーゲンを基本としたカスタムの手法です。

Chapter
カリフォルニア発!実は定義の無いキャルルックとは?
キャルルックにも一応定番スタイルはあるが…
これもキャルルックカー??
20年前にライトバンで流行った??

カリフォルニア発!実は定義の無いキャルルックとは?

「キャルルック」という言葉は、California looker(カリフォルニアルッカー)の略で、1960年から1970年台にかけて、アメリカの西海岸で流行ったフォルクスワーゲンのタイプI(ビートル)のカスタムのことです。

カリフォルニアのオレンジカウンティという地域から発信されたことから、キャルルッカーとかカリフォルニアルッカーと呼ばれていました。

そのカスタムは、車高をローダウンしてボディを派手なカラーにペイントしたぐらい。エアロ類は特に目立ったものは無く、ホイールは大抵メッキ調の何かと、これといった定義がありません。

唯一、それらしいものと言えば”何かカリフォルニアっぽいもの”というだけ。多くの人は、なんとなく自分なりにキャルルックという言葉を解釈しているのだと思います。

キャルルックにも一応定番スタイルはあるが…

いつの間にか日本に登場して曖昧なまま一人歩きしたキャルルックですが、一応その定番はあります。

まずカスタムベースとなるのは、フォルクスワーゲンのタイプI、あるいはタイプII(通称ワーゲンバス)です。加えてカルマンギアをキャルルックスタイルにしている場合もあるでしょうか。

丸目で曲線を多用した車に、VとWのフォルクスワーゲンマークがつきもので、国産の軽1BOXバンをベースにする場合も、ワーゲンバスに似せたうえでキャルルックスタイルにするならVWマークをフロントにつけるのが定番ですね。

おそらく一番、キャルルックらしいと言えるのがボディカラーで、基本的に原色系の派手なカラーを使い、別なカラーあるいは鮮やかな白と2トーンや3トーンカラーで塗り分けます。あとはちょっとメッキパーツでお化粧すれば、立派なキャルルックカーの完成です。

これもキャルルックカー??

ただし、先に書いたように言葉自体が曖昧なため、乗っている本人たちも良くわからないまま、キャルルックを名乗っているケースがあります。

暗色系の車体にやはり暗めのカラーで塗り分けてみたり、場合によっては木目調シートを車体に張り付ければキャルルックと名乗る場合もあります。

そもそものカリフォルニアルックさらに西海岸ルックと考えれば、時代によって当地の流行りも変わるでしょうから、「これが現代のキャルルックだ」と言われれば、ああそうなんだとしか言いようが無いのですが…。

要は、キャルルックとはその車を乗っている本人による、アメリカ西海岸の車とはこんな感じなんだろうというイメージの表現そのものなのかもしれませんね。

20年前にライトバンで流行った??

そんなキャルルックは、20年ほど前にもブームが起こりました。とはいえ、流行ったというほどではなかったように思いますが、皆さんはいかがでしょうか?
たぶん、いまどきの痛車の方がよほど街で見かける確率は高いと思います。

マークIIバンやセドリック/グロリア、クラウンのバンで、シャコタンにしたうえで黄色など明るい色にオールペンした車というのは、確かにときどき見かけましたが…。
多くはサーファー、あるいはサーファースタイルの「陸(おか)サーファー」などにそういう人が多かった気もします。

皆さんは「キャルルック」というワードから、どんなカスタムを思い浮かべますか?