車検とは?意味から費用・期間・流れまで徹底解説

車検

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車検とはどういう制度なのでしょうか。車検に車を何度も出している人であれば問題ないかもしれませんが、初めて車検を受ける人は車検がどのようなもので何をしたらいいか分からない人もいるかもしれません。そういった人たちに向けて、車検の意味から費用・期間・流れまで徹底解説します。

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吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
車検とは国土交通省が行う義務付けられた検査のこと
車検の種類
継続検査:通常の車検
新規検査:新車が初めて受ける車検
構造変更検査:車を改造した時の車検
車検には有効期限がある
車検の満了日を確認する方法
車検証を確認する
車検シールで確認する
車検はいつ受けるべき?
車検にかかる費用
法定費用
車検基本料
整備費用
車検を依頼して車が帰ってくるまでの流れ
手順①:複数の業者で見積もりを取る
手順②:業者を予約する
手順③:車を引き渡す
手順④:車検が終わった車を引き取る
おすすめの車検業者3選
楽天Car車検;4,500店舗以上の車検を一括比較
ニコニコ車検:安さに特化した車検業者
ホリデー車検:安くて早い車検業者
車検を受けよう

車検とは国土交通省が行う義務付けられた検査のこと

一般的に呼ばれている車検とは略称であり、正式には自動車検査登録制度といいます。

車検は簡単に言うと車を公道で走らせるために定期的に受ける必要がある点検です。

自動車は道路運送車両法の第4条によって、登録を受けなければ運行してはならないと定められています。

同法の第58条にて「自動車は、この章に定めるところにより、国土交通大臣の行う検査を受け、有効な自動車検査証の交付を受けているものでなければ、これを運行の用に供してはならない」とされています。

このことから、公道を走る全ての自動車は車検を受けることが義務付けられています。

もし車検を受けていなかったり車検の有効期限が切れたりしている車を運転した場合、刑事罰と行政処分を受ける対象となります。

車検の種類

1口に車検といっても、実は1種類だけではありません。車の状態や車検を受けた回数によって、受ける車検の種類は異なります。

ここでは車検の中でも一般的な以下の3種類の検査について解説します。

・継続検査
・新規検査
・構造変更検査

継続検査:通常の車検

継続検査は、一般的に車検と呼ばれる通常の検査のことです。

車検の満了日前に車検の期限を更新するための検査です。車検証に記載されている住所に関係なく、どの陸運局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)でも検査を受けることが可能です。

そのほか、地方運輸局長の指定を受けた指定整備工場でも検査を受けることも可能です。

指定整備工場では、保安基準適合証の交付を受けることができ、国の検査場への現車の持ち込みを省けることになっています。

新規検査:新車が初めて受ける車検

新規検査とは、新車として初めて車検を受ける車や、一時抹消登録を行っていた車に対して行う検査です。

ユーザーが購入した新車に乗る時には新規検査はすでに終わっているため、意識することは少ない車検です。

新規検査自体は運輸支局や陸運局などで受けることができ、軽自動車以外の登録自動車は新規検査と同時に新規登録申請を行います。

新規検査の場合は基本的にナンバープレートがない車の検査となるため、必要書類に加えてナンバープレート交付のための代金なども支払う必要があります。

構造変更検査:車を改造した時の車検

構造変更検査は、本来の車の仕様でなくなった場合に受けなければならない検査です。

つまり、構造変更検査とは車に改造を施した際に受ける検査です。

車のボディサイズや積載量、シートの取り外しにより乗員定員が変わったりといった場合に検査を受けます。

上記のような改造をしたにも関わらず構造変更検査を受けていない車は、いわゆる違法改造車とみなされます。

そのため、不正改造を禁止する道路運送車両法第99条の2により、取り締まりの対象になります。

車検には有効期限がある

車検は定期的に受ける検査であり、有効期限が設定されています。

有効期限は全ての車で一律ではなく、車の種別やそれまでに車検を受けた回数により変動し、基本的に自家用車か商用車で車検の有効期限が違います。

車の種類と車検の有効期限の関係を表にすると以下のようになります。

  初回 2回目以降
自家用車 新車 3年 2年
中古車 2年 2年
商用車 普通車 2年 1年
軽自動車 2年 2年
ちなみに、3ナンバーもしくは5ナンバーを付けた車のことを指します。

みなさんがプライベートで使う車が自家用車になります。

車検の満了日を確認する方法

車検が切れる満了日は、だれでも簡単に確認することができます。ここでは、車検の有効期限を調べるための方法を以下の2つ紹介します。

・車検証を確認する
・車検シールで確認する

車検証を確認する

車検の有効期間が切れる満了日を確認するには、車検証を確認するのがポピュラーな方法でしょう。

車検証の左下部に「有効期間の満了する日」として年月日が記載されており、誰でも簡単に確認することができます。

車検シールで確認する

車検証以外に車検の有効期間を確認する方法として、車検シールを見る方法が挙げられます。

車検シールは正式には検査標章と呼ばれるものであり、多くの場合で車のフロントガラス上部に貼られています。

車の外側から見える表部分には車検が切れる年月しか記載されていませんが、車内から見える裏側部分には年月日まで記載されています。

車検はいつ受けるべき?

車検を受ける時期について、明確に定める法律などは存在していません。

基本的にいつ受けても問題ありませんが、一般的に車検が切れる満了日から数えて1ヵ月以内ほどがベターだとされています。

なぜなら、車検は有効期限が残っている状態で再度受けたとしても、有効期限が合算されて長くなるようなことはないためです。

車検の有効期限は、車検を通した日から起算して計算されます。

そのため、半年や数か月の猶予が残った状態で車検を受けると車検が上書きされることになり、結果として有効期間が短くなることになります。

しかし、車検を受ける場所によっては車検の予約が混雑している可能性があり、予定通りに車検の受付ができない可能性があります。

なので、余裕をもって準備や受付ができる1ヵ月程度を目安にして、準備を進めておくのが良いとされているのです。

車検にかかる費用

車検は無料で受けられるものではありません。法で定められた費用を初め、車検に出した業者が独自に決めている費用など、全てを含めて車検の費用となります。

車検でかかる費用は主に以下の3つに分けられます。

・法定費用
・車検基本料
・整備費用

法定費用

法定費用とは、具体的には以下の3つの費用のことを指します。

自動車重量税:車の重さによってかかる税金で車検のタイミングで支払う
自賠責保険:車を運転する人に加入が義務付けられている保険
印紙代:車検の手数料

これらは、車の種別や重量、年数といった条件によって定められており、例えいくつもの業者で車検費用の見積もりを取ったとしても変わることのない一律の料金となっています。

車種により金額は変わるものの、持ち込みで車検を受ける場合、それぞれ以下の金額がかかる場合が多いです。

  金額の目安
自動車重量税 5,000~75,600円
自賠責保険 19,730〜20,010円(24ヶ月契約の場合)
印紙代 1,400〜2,200円

車検基本料

車検の基本料は法定費用と異なり、車検を行う業者によって変動する費用のことです。

この費用には車検を行ったり検査を受けに行く代行手数料や、その他のサービス料などが含まれており、設定される価格は業者によってさまざまです。

整備費用

整備費用とは、車を車検に通すにあたって必要となった整備や部品交換にかかる費用のことです。

車検に合格するためには法で定められた保安基準に適合する必要があり、摩耗や故障しているような部品は取り替える必要があります。

そういった場合にかかる部品代や工賃が、整備費用として車検費用に含まれる場合があります。

車検を依頼して車が帰ってくるまでの流れ

車検を依頼する時には、以下の手順を踏むのがおすすめです。

①複数の業者で見積もりを取る
②業者を予約する
③車を引き渡す
④車検が終わった車を引き取る

それぞれの手順の詳細を解説します。

手順①:複数の業者で見積もりを取る

車検を依頼するまえに、いくつかの業者で見積もりを取るのは重要だと言われています。

これは、同じ整備やサービス内容でも業者によって価格に差がある場合が多く、おおまかな金額と詳細を把握しておくのに便利だからです。

車検で安さを重視する場合には、低い金額を提示してくれた車検業者を選ぶと良いでしょう。

手順②:業者を予約する

見積もりを取ったうえで金額に納得できたのであれば、業者に予約を入れて車を預ける日程等を相談します。

この時、日常的に車を使っている人であれば、代車の有無なども確認しておいたほうがよいでしょう。

手順③:車を引き渡す

業者側から依頼された書類を集め、車とともに引き渡します。

車を引き渡す際、車内から貴重品を含めて荷物はある程度降ろしておくことを忘れないようにしましょう。

車検にかかる期間は一般的に2~3日程度とされており、1週間を超えるような長期間に渡ることはほとんどないようです。

手順④:車検が終わった車を引き取る

車検が終わった連絡を受け、車と一緒に新しい車検証などを受け取って車検は終了となります。

おすすめの車検業者3選

ここまで車検の基本について解説してきました。

車検業者は数多く存在しますが、その中でもおすすめのものは以下の3つです。

・楽天Car車検
・ニコニコ車検
・ホリデー車検

それぞれの車検業者の詳細を解説します。

楽天Car車検;4,500店舗以上の車検を一括比較

Rakuten

楽天Car車検 (旧 楽天車検)

 

4,500店舗以上の車検を一括比較

楽天Car車検は4,500店舗以上の車検を一括で比較できる車検のポータルサイトです。

コバック車検、オートバックス、エネオスなど大手の車検業者も含めて簡単に比較することが可能です。

自宅からの距離、土日祝でも車検を受けれるかなどの条件で絞ることもできるため、自分にピッタリな車検業者を見つけられます。

さらに、各業者の口コミも掲載されており、安心して車検業者を選ぶことができます。

楽天Car車検を使って予約すると楽天ポイントがもらえるというおまけつきです。

車検基本料
店舗により異なる
車検スピード
店舗により異なる
店舗数
5,600以上掲載
地域
全国
土日祝対応
店舗により異なる
クレジットカード対応
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ニコニコ車検:安さに特化した車検業者

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ホリデー車検:安くて早い車検業者

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安くて早い車検業者

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車検スピード
60分〜
店舗数
220以上
地域
全国
土日祝対応
◯※休みの店舗もあり
クレジットカード対応
店舗により異なる

車検を受けよう

車検は、その車が保安基準に適合しているかどうかを定期的に検査するための制度です。

安全な車を運転するための制度でもあり、車の持ち主に課せられた義務でもあります。

車検にかかる費用や期間、流れを把握しておくことで、スムーズに車検を受けることができるでしょう。

商品詳細