FCVといえばトヨタMIRAI?他にどんな燃料電池車がある?

ヒュンダイ ix35 fuel cell

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メルセデスやBMWをはじめ、多くのメーカーが研究開発を続けている燃料電池車(FCV)。しかし、その多くはまだ研究段階で、市販化にこぎつけているメーカーは、ごくわずか。なかでも有名なのはトヨタ MIRAIですが、他にはどんな車があるのでしょう?
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トヨタ MIRAI
ホンダ クラリティ FUEL CELL
ヒュンダイ ix35 fuel cell

トヨタ MIRAI

水素自動車の代名詞とも言えるトヨタ MIRAI。近年のトヨタらしい、フロントの左右の大型グリルが印象的な、斬新かつ大胆なデザインが特徴のMIARAIは、セダン型では世界初の量産燃料電池車でもあります。

ボディサイズは、全長4,890mm×全幅1,815mm×全高1,535mmと日本のセダンのなかは、大柄な部類。車体重量は1,850kgです。

この大きなボディを牽引するモーターは、最高出力113kW(154ps)、最大トルク335Nm(34.2kgm)。馬力よりもトルクの太さが際立っています。

高圧水素タンクには約5kgの水素を蓄えることができ、航続距離はJC08モードで約650kmとなっています。

現在はまだ水素ステーション自体が少ないというデメリットはありますが、電気自動車よりも遥かに長い走行距離は今後大きなアドバンテージとなりそうです。

ホンダ クラリティ FUEL CELL

クラリティ FUEL CELL(フェールセル)は、ホンダが開発した水素自動車で、MIRAIと同じセダンがベースとなっています。

ルーフからトランクまで緩やかに傾斜するルーフは4ドアクーペとも呼べるような美しいスタイリングですね。また、初代インサイトほどではないものの、リアホイールハウスにはスパッツを装着し、デザイン上のアクセントとなっています。

北米ではすでに、水素自動車モデルだけでなく、EVとPHVもラインナップされており、ホンダの未来を担う重要なモデルと位置付けられています。

ボディサイズは、全長4,915mm×全幅1,875mm×全高1,480mm、車体重量1,890kgと、全高を除けば、MIRAIよりも若干サイズが大きく、乗車定員はMIRAIの4名に対して、5名となっています。

最高出力130kW(177ps)/4,501-9,028rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/0-3,500rpmです。日本国内での販売は、リースのみとなっています。

ヒュンダイ ix35 fuel cell

海外メーカーで唯一市販化されているのが、ヒュンダイ ix35 fuel cell(フェールセル)。同社が販売しているクロスオーバーSUV ix35の燃料電池モデルにあたります。発売は、MIRAIよりも早い2013年です。

従来モデルの航続距離は、約594km。後発の日本勢に比べるとやや劣りますが、2018年中に、モデルチェンジが行われるといわれています。


2018年3月現在、販売されている水素自動車は以上3車種のみですが、メルセデス GLC F-CELL、BMW hydrogen(ハイドロゲン)  5シリーズ グランツーリスモ、VW ゴルフ HyMotion(ハイモーション)、GMや日産ルノー、マツダ、フォード、ロータスなど、他のメーカーも水素自動車の開発には積極的に取り込んでいます。

欧米メーカーのランナップに燃料電池車が加わることになると、普及は加速されるのではないでしょうか?

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