トヨタ MIRAI…水素自動車の仕組みを徹底解説
更新日:2025.01.31

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エンジン車はガソリンや軽油といった燃料を使った内燃機関(エンジン)で車を動かし、EVはバッテリーに蓄えた電気でモーターを動かしていることは、なんとなくでも理解していると思います。では、次世代車として期待されている水素自動車は、どんな仕組みで動いているのでしょうか?今回は、トヨタ MIRAI(ミライ)をベースにしながら、紹介したいと思います。
- Chapter
- 水素自動車とは?
- MIRAIのエンジンスペック表
- 水素自動車のメリット・デメリット
- メリット
- デメリット
水素自動車とは?
水素自動車は、大別すると燃料電池自動車(FCV)のひとつです。
トヨタ ミライやホンダ クラリティ フェールセルといった水素自動車は、車両に搭載された燃料電池スタックで発電し、モーターを駆動します。
水素自動車の動力源は水素と酸素で、燃料電池スタックで発電します。その際に排出されるものは、水蒸気のみ。環境に優しいクルマといわれます。
また、燃料となる水素は地球に無限に存在しており、化石燃料のように枯渇の心配がない点も、水素自動車が高く評価されている理由でもあります。
電気モーターによって車を動かす点では電気自動車と同じですが、電気自動車は蓄電池、FCVは燃料電池を使用しているという違いがあります。また水素自動車は、水素ステーションにて水素を充填、車に発電所的なものを備えている点でEVとは異なります。
トヨタ ミライやホンダ クラリティ フェールセルといった水素自動車は、車両に搭載された燃料電池スタックで発電し、モーターを駆動します。
水素自動車の動力源は水素と酸素で、燃料電池スタックで発電します。その際に排出されるものは、水蒸気のみ。環境に優しいクルマといわれます。
また、燃料となる水素は地球に無限に存在しており、化石燃料のように枯渇の心配がない点も、水素自動車が高く評価されている理由でもあります。
電気モーターによって車を動かす点では電気自動車と同じですが、電気自動車は蓄電池、FCVは燃料電池を使用しているという違いがあります。また水素自動車は、水素ステーションにて水素を充填、車に発電所的なものを備えている点でEVとは異なります。
MIRAIのエンジンスペック表
項目 | MIRAI ベースモデル |
---|---|
エンジン型式 | - |
種類・シリンダー数 | - |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 113[154]/ー |
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 335[34.2]/ー |
過給器 | - |
燃費(WLTC複合モード) | - |
燃費 (WLTC市街地モード) | - |
燃費(WLTC郊外モード) | - |
燃費(WLTC高速道路モード) | - |
水素自動車のメリット・デメリット
メリット
水素自動車には、これまでのクルマの常識を覆すメリットがいくつもあります。
たとえば、電気自動車は航続距離を延ばすために各メーカーが鎬を削っていますが、同じモーター回転を駆動力としながら、水素自動車はガソリン車と同等の航続距離を達成しています。
また、水素ステーションでの水素充填時間は数分で完了。充電のたびに、数十分もスタンドで時間をとられることがないのは嬉しいですね。
たとえば、電気自動車は航続距離を延ばすために各メーカーが鎬を削っていますが、同じモーター回転を駆動力としながら、水素自動車はガソリン車と同等の航続距離を達成しています。
また、水素ステーションでの水素充填時間は数分で完了。充電のたびに、数十分もスタンドで時間をとられることがないのは嬉しいですね。
デメリット
いいことづくめのように思われる水素自動車ですが、なぜ多く普及していないのでしょう。これにはデメリットが関係してきます。
まず、水素ステーションがガソリンスタンドほど多くありません。水素の充填を行わなければならないのに、近くに水素ステーションがないというのは少々心許ないですね。
また、燃料電池車の価格が高いこと。ミライの車体価格は、7,236,000円と高級車の域。これは水素タンクの気密性が高いなど技術的な点もありますが、生産量が圧倒的に少ないのが高額の大きな理由です。
すでに車は、環境負荷を考えた設計がマストになっています。環境に優しい水素自動車が普及するのも、そう遠くない話なのかもしれません。
まず、水素ステーションがガソリンスタンドほど多くありません。水素の充填を行わなければならないのに、近くに水素ステーションがないというのは少々心許ないですね。
また、燃料電池車の価格が高いこと。ミライの車体価格は、7,236,000円と高級車の域。これは水素タンクの気密性が高いなど技術的な点もありますが、生産量が圧倒的に少ないのが高額の大きな理由です。
すでに車は、環境負荷を考えた設計がマストになっています。環境に優しい水素自動車が普及するのも、そう遠くない話なのかもしれません。