トヨタ ミライの排水は飲める!? 実際に飲んだ感想は?

トヨタ MIRAI

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次世代エネルギー車の一種、燃料電池車(FCV)は水素と酸素の化学反応を利用して電気をつくり、駆動用モーターを駆動させる仕組みです。水素と酸素の化学反応によって排出されるのは水のみ。その排水、味見してみたくありませんか?
Chapter
FCVの仕組みとは?
トヨタ ミライの排水を飲んだ感想は?
FCVの排水は飲用に適しているのか?

FCVの仕組みとは?

FCVのミライは、FCスタックで水素と大気中の酸素を化学反応させて電気を発生させます。一方、2016年末に発売され、2017年には累計販売台数が10万台を突破した日産のノート e-powerは、ガソリンエンジンでガソリンを燃焼させて電気を発生します。

発生した電気はリチウムイオンバッテリーに貯蔵され、駆動用モーターを回すエネルギーとなり駆動輪を回します。この点はe-powerもFCVも変わりません。

その燃料は、ノート e-powerがガソリンスタンドで給油するように、ミライはSAE規格に基づいた水素ステーションで、70MPaもの高圧な水素充填圧で高圧水素タンクに注入されます。

つまり水素を燃料とすることで、先進的なイメージの強いミライですが、基本的な発想はレンジエクステンダー式EVと同じ。100%電気自動車の1歩手前の技術と考えると理解が早いでしょう。

ただし、ノート e-powerの排出物は通常のガソリンエンジンと同じで、低レベルとは言え一酸化炭素(Co)、非メタン炭化水素(NMHC)、窒素酸化物(NOx)など。一方、ミライは水と酸素のみ。FCVはクリーンと言われる理由が、ここにあります。

では、FCVの排水は飲用に適しているのでしょうか?

トヨタ ミライの排水を飲んだ感想は?

ミライの排出物は、酸素と水素ですが、酸素は大気中に逃げ、実質的に排出されるのは水だけ。車両の製造工程や圧縮水素を作り出すプラントが発生する汚染など、FCVを取り巻くシステム全体で考えれば手放しでエコとは言い切れないようですが、少なくとも車両単体でガソリン車と比較すればそのエミッションが遥かにクリーンであることは言うまでもないでしょう。

ではそのクリーンな排出物である水は、実際に飲用に適するのでしょうか?その味見に挑戦した動画”Toyota Mirai, DRINK?”では、トヨタ ミライのリアオーバーハングのボディ下に設けられた排水口にガラスのコップを置き、実際に水を貯めています。

モーターを高回転まで回しているためか、編集されている事を勘案しても、すぐと言って良い速さで水が溜まります。

そうして、いざ試飲。まずは香りをチェック。「プラスチックっぽい」のだとか。そして一口、飲みます。感想は「うまい。スティールウォーター(ミネラルウォーター)のようだ」とのこと。その後、テイスターは周囲の人にも勧めますが、さすがに遠慮されています。

FCVの排水は飲用に適しているのか?

トヨタ ミライの排水は、どうやら飲めるようですね。次はホンダ クラリティFUEL CELLでも試して欲しいものです。

とはいえ、通常、そのまま飲むのは危険でしょう。動画のテイスターが言う「うまい」は、あくまでドブ川など基準を最低レベルに考えたほうが良さそうです。

FCスタックで発生した水の排水口までの経路は、家庭の水道水とは異なり決して衛生的とは言えず、屋外を移動する乗り物なので、土・砂・泥などによる汚れも考えなければなりません。また、最悪の場合、排水経路にオイルや化学薬品の存在が想定できます。となると、排水を直接飲むのは健康被害にもつながりかねませんからね。

しかし、大災害時など緊急事態には大切な水資源であることは確か。車には緊急避難道具を常備している人も多いでしょう。そのなかにアウトドア用のろ過装置も用意しておくと、ミライやクラリティからの給水を期待できるかもしれません。アウトドア用のろ過装置を通せば、FCVの排水も安全に飲めるはず…恐らくは。

 ※FCVの排水を試飲することは、決して安全ではありません。緊急の場合以外は、試すこともやめておいたほうが得策です。また当記事は、排水の試飲によって健康に害があっても一切責任を負いません。

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